帝国軍編12 ~偽りの前線 前編~
俺の名前はラムリーザ、ドラゴンボーンのグレイビアード。
ドラゴンボーンとして大成するために、星霜の書(エルダースクロール)を求めていたのを完全に忘れていた(^ω^)
そもそも大学から出たのは、オンマンドのアミュレットを取り戻すために、エンシルの杖を捜してくるはずだった。
忘れないうちに杖探しに行くかな、リセッテさんは仕事があるから遠出は無理だよな……
さて、「崩れ落ちたファング洞窟」に向かうか。
テュリウス将軍「リッケ特使と合流して、ペイル奪還ミッションに参加すること! あと、お前を審問官に昇進!」
あらら、帝国軍の仕事が入っちゃったよ。
帝国軍の仕事にリセッテさんを連れて行くわけには行かないな。
ついにストームクロークに奪われた故郷を取り戻す時がきたわけですな。
もっとも俺の故郷はサマーセット島だがなw
ついでに帝国の異端審問官に昇進しちゃったよ。
サルモールだとタロス狩りだけど、帝国軍は何を審問したらいいんだろう?
帝国にとっての異端……、ストームクロークか?
でもそれだと今までと何も変わらないじゃん!
まあよい。
ペイルの帝国軍野営基地か。
もう集結してるぞっ
隊長! ラムリーザ参りました!
リッケ特使「では、ストームクロークの指揮官に、嘘の指令を伝えて欲しいのよ」
次は情報戦ですか、本格的になってきたな。
俺の仕事はこうだ。
ストームクロークの伝令が、ナイトゲートとキャンドルハースという宿を頻繁に利用しているので、宿屋の主人を説得して協力してもらい、ストームクロークの書類を入手して欲しいということだ。
なんかサルモール大使館でも似たような仕事したなw
ラムリーザ「どうせなら書類無視して、『ウルフリックが死んだぞ』って指揮官に伝えたらいいんじゃない?」
リッケ特使「敵も馬鹿じゃないわ、さっき言ったことに早く取り掛かりなさい」
ラムリーザ「りょーかいっ」
さてと、まずはナイトゲートの宿から当たるかな。
…………
道中、サルモール審問官にでくわしちゃったぞ(。-`ω´-)
サルモール審問官「お前はラムリーザだな? 公務の邪魔をするな!」
ラムリーザ「はいっ、審問がんばってくださいね!」
先日エレン姉やんとも話したことだし、ことを荒らげないように。
捕まっているやつも、ストームクロークじゃないか、ザマー見ろm9(^Д^)プギャー
(ハッハッ)サルモールに捕まって今どんな気持ち? ねぇ、どんな気持ち?(トントン)
サルモール審問官「それが公務の邪魔だと言うのだ!」
ラムリーザ「おっと、すまんこってす、ではっ」
危ない危ない。
さて、ナイトゲートの宿屋に到着したぞ。
ラムリーザ「ごめんくださーい」
ぎょっ!
宿屋の主人を説得するまでもない、ここにストームクロークの配達人が居るじゃないか(。-`ω´-)
書類……、書類……
あのー、ストームクロークの文書について――
配達人「なぜ文書の聞く?! 怪しい奴め!」
ラムリーザ「わったた、タンマ!」
配達人「しねぇーっ」
ちょ、まだ戦闘準備も!
ってか、宿の中で暴れますか?
民間人いっぱい居ますよ!
やっぱりストームクロークは野蛮な反乱軍ですなーーっ(;´Д`)
目的の為なら民間人の犠牲は考慮しないってやつですか……
逃げるな!
待てーっ!
なんだよこの茶番劇は(。-`ω´-)
ってか、宿に居る人たち、他人事みたいにしてやがる……
どうせ斬ったら「マーダーマーダー」叫ぶんだろが!
とりあえず、こいつ取り押さえてくれよ(;´Д`)
地下室行ったり、一階戻ってきたりの追いかけっこが続いた後――
――よし、まいたか?
配達人「どこに隠れた?!」
……もはや穏便に済ますには『スル』しかないか……
ここが宿屋の中じゃなければ、サクッと狙撃していたところなんだけどなー。
俺はちゃんと時と場所は考える、スマートに行こうじゃないか!
これか……
Snipe!
じゃなくて、Steal!
じゃあ、さっさとトンズラしますかなー
あばよー、とっつぁん――じゃなくて、ストームクロークの配達人ーっ
スリ行為よくない?
いや、『敵』から盗む行為は躊躇しないぜw
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