ドラゴンボーン編17 ~サルモール・ルート(妄想)~
さあ、これから本格的にスパイ活動を始めるぞっと。
狙撃手の俺にとって、隠密移動はお手の物。
ここまで来たら派手に暴れてもいいけど、エレン姉やんの屋敷だし、やはり隠密に済ませよう。
(後が怖いでござる……)
あの状況から、会場をどうやって抜け出したのかだって?
いや……
後片付けしていたらなんか痴話喧嘩が始まるは、悪酔いしたおっさんが騒ぎ出すはで警備兵総出でのどたばたが発生したんだわ。
その騒ぎに乗じて、マルボーンと共に抜け出したんだよな。
でもなんか懐かしかったなぁ……、もう10数年は昔になるかなぁ……
親分肌で仕切りたがり屋だったエレン姉やん、昔からよく学生パーティとか開いていたけど、毎回悪友達と共に騒ぎ起こして怒らせたり困らせたりしていたっけw
小火騒ぎにまで発展したときはさすがに数日間口聞いてくれなかったけど、何故か次のパーティには呼ばれて同じ事の繰り返し、よくもまあお互い懲りずに飽きずに騒いだものだw
しかしオンドルマールのおっさんはノリ悪かったなぁ……
あの場面では、スイートロールのぶつけ合いに発展しなくちゃ……って俺がガキっぽいだけか(。-`ω´-)
大人になるってつまらないものだよな。
あの時の仲間はみんな元気にしているかなぁ……
しかしこの潜入、サルモールに化けた方が楽だったかな?
何故か持ってたサルモール衣装、デルフィンに預けたのは失敗だったな……
……と思ったけど、丁度屋敷にあったので着よう。
タロス信者氏ねっとw
しかし……、数年前のあの時選考に漏れなかったら、俺は間違いなくこの服を着てサルモール大使の随員としてここに居たと思うな……
エレン姉やんのことだから大使になった段階で、俺にも適当な役職を与えて引っ張ってきていただろうし。
もし、そうなっていたら……
~
サルモール・ルート
エレンウェン「タロスは英雄の名に相応しい男です。だが神ではありません」
ラムリーザ「タロスを英雄として見るのは悪くない、しかしタロスを神として崇拝することは間違っているってことだよね?」
エレンウェン「その通りよ、ラムリーザも分かってきましたね」
アンカノ「ウィンターホールド大学のジェイザルゴの私室から、タロスの神像が出てきたって報告があったぞ」
ラムリーザ「そっちの調査は、叔父さんかエレン姉やんの方でお願いします。(あそこ寒いし……)」
エレンウェン「私はこれからヘルゲンへ、ストームクローク処刑の立ち会いに行くのよ」
アンカノ「それでは私が調べてこよう。丁度アークメイジから顧問の依頼を受け、これから向かう所だ」
エレンウェン「ではラムリーザ、あなたにはソリチュードのリセッテを粛清してもらいましょう。タロス崇拝者という証拠をつかみました」
ラムリーザ「俺には重要な極秘任務が……(。-`ω´-)」
エレンウェン「嘘仰い、そんな任務与えていません。私が居ない間、大使館でずっとゴロゴロしているつもりでしょう?」
ラムリーザ「げっ、ばれとる……りょーかいっ。ラムリーザの弓で、目に物を見せつけてやるぜーっ」
アンカノ「しっかりやれよ、失敗は許されない」
エレンウェン「あなたはそそっかしいからね、オンドルマールをお目付け役につけようかしら?」
ラムリーザ「やかまし、あんな面白みの無いおっさん要らんわ! ラムリーザ様の弓をなめんな!」
タロスの狂信者め!
Snipe!
どやっ!
以上、妄想w
~
うわあああああああああああぁぁぁぁぁっっっっ!!!!
リセッテさんがサルモールに粛清されたああああぁぁぁぁぁっっっっ!!!!(´;ω;`)
はっ……、いや……、これは妄想だっ
しかし俺、なんちゅう酷い妄想しているんだよ!
せめて狙撃対象はあの「あほんだら」にしろよ……(´・ω・`)
とにかくサルモールやばいっ、絶対ダメだって!
あの時、選考から落ちて本当によかった……
もし何かの間違いで選考されていたら、エレン姉やんの指示の元、異端審問官所属のスナイパーやってたかもしれん……
実際に異端狩りや異端者を連行している集団を道中何度か見かけたし。
うわっ、でも何か心配になってきた。
あの「あほんだら」がどうなろうが知ったこっちゃないけど、他の知り合いの信仰は気にしておく必要ありそう……
粛清したけりゃ「マグナスの目」を粛清しろってんだ、クソ!
とにかく、リセッテさんがタロス崇拝者じゃありませんように。
ソリチュードの人々はみんな「八大神」って言ってるからたぶん大丈夫だと思うけど……
たとえサルモールに狙われることになったとしても、リセッテさんは俺が守る!!(`・ω・´)
ということで気をとりなおして仕事再開だっ。
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