帝国軍編2 ~フラーグスタート砦に忍び寄る影~
ラムリーザ「俺、帝国軍のラムリーザといいます。君は?」
リセッテ「私はリセッテ、ここで働いているのよ」
ラムリーザ「リセッテさん……、いい名前だ。ところで、南西にあるフラグスタート砦に山賊が住み着いていてね……」
…………
リセッテさんの気を引くため……じゃなくて、帝国軍に入隊するためには、自分の力を誇示する必要が出てきたんだよな。
入隊管理をしているリッケ特使の指令で、山賊の屯するフラーグスタート砦の山賊を一掃することになったのですがーあっ!
入り口の見張りか……。問題ない、狙撃だ!
手ぶらじゃないで、弓は魔導の力で作り上げる……ふふっ。
こんなものはウォーミングアップのようなもの。
広場の3人は、速射で掃討!
数で攻めれば弓など問題ない?
ラムリーザ様の弓をなめんなw
何人居ようが、見つかる前に、騒ぎになる前に仕留めるさ。
二本撃ちもお手の物!
上手くいった、広場での出来事に周りは気が付いていないな。
奥の砦にも見張りが二人居ますな……
影から……
Snipe!
あと一人!
高台に居る見張り……
そこに居れば安全か?
笑止!
Snipe!
何度も言うが、ラムリーザ様の弓をなめんなw
見張りが片付いたら、いよいよ本拠地に潜入。
建物の中でも影から狙撃!
護衛も狙撃!
残るは山賊長のみ!
地図を見ながら念入りに作戦を練っている。
部下が既に全滅しているということに気が付かずに……。
そして自分の身に迫った危険にも……
さようなら。
Snipe!
かくしてフラーグスタート砦の山賊一団は、自分達の身にいったい何が起きたのかわからないうちに滅び去ったという……
~ Mission Complete ~
…………
ラムリーザ「……というわけなんだ。俺の弓に不可能は無いっ」
リセッテ「ふ~ん、すごいのね。お勤めご苦労様」
ラムリーザ「だから今夜も、真の帝国人として『侵略の時代』が聞きたいな」
リセッテ「いいわよ」
リセッテ「これはスカイリムの心強い守護者、帝国に捧げた叙情歌です」
乾杯をしよう 若さと過去に
苦難の時は 今終わりを告げる
ラムリーザ「リセッテさん、乾杯!」
マルボーン「遅い! どうなっているんだ!」
デルフィン「遅い! どうなっているの?!」
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