見習い魔導師編4 ~猛勉強する振りをしよう~
なんか霊感少女能力が評価されて、なんか一目置かれるようになったみたい。
まさかこの能力が「大成する何か」ってわけ……じゃないだろうなw
次の仕事として「大学から盗まれた本を取り戻せ」ってことで
フェルグロウ砦に向かい、敵の魔導師を『狙撃』で蹴散らしながら……。
あ、単独行動の場合は、先生や叔父さんを気にする必要が無いから弓で戦っているからねw
そして、ようやく本を持ち出した人の所にたどり着いたのですがーあっ。
♪い~え~ゆ~い~~
召喚者「砦を荒らしているのはあなたね?」
ラムリーザ「盗んだ本、返してよ」
召喚者「読みたいの?」
ラムリーザ「んや、読まんよ」
召喚者「じゃあ、帰りなさい。帰らないと……」
ラムリーザ「返してくれるまで帰らないからなっ」
召喚者「……これ以上話し合っても無駄ですね」
ラムリーザ「仕方ない、最後に質問させてくれ」
召喚者「いいでしょう」
ラムリーザ「シンを倒しますか? 必ず倒しますか?」
召喚者「質問の意味がわかりません。消えてもらいます」
ラムリーザ「ぬおっ!」
なんか召喚してきて1対3という「猪木vs国際軍」みたいになっちゃうので、突っ込んだらボコボコにされる。
しかも最初から見つかっているので狙撃にならん……。
だからしかたなく、壁の裏に隠れながら撃ちあいになっちゃうんだよねぇ。
戦いが終わったら、本がぶっ飛んでいて探すのに手間取ったり。
究極召喚されていたら勝ち目無かったよねっ!
本を取り返して大学に帰ると、元素の間に塊魂が浮かんでいますなぁ。
ほっといたら巻き込みだすんじゃ……。
塊魂の正式名称は『マグナスの目』、七英雄のリーダー格ですな。
ウラッグ「それはワグナスだ」
ラムリーザ「ぬお、さすが図書管理人、いろいろ詳しいですね」
ウラッグ「盗まれた本の奪還ご苦労様、報酬にいろいろな本を与えるから読むがよい」
ラムリーザ「ありがとうございます。(読むのめんどくさいなー)」
ウラッグ「本を読む時は、手をきれいにするんだぞ」
ラムリーザ「大丈夫です、私の手はまだ汚れていません」
ウラッグ「ふふ、そのうち汚れるさ」
ラムリーザ「偽善者のアレですか?」
ウラッグ「知らんな」
とりあえずもらった本の『タイトル』を読んだら、全部理解できた気がした(スキル上がったw)ので、速攻で全部返し(売りw)ましたとさ。
ラムリーザ「この本のすべてを理解したぜ!」
ウラッグ「嘘をつくなw」
ちゃんちゃん
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