見習い魔導師編2 ~サールザルで大成するよ~
さてーとっ、一人前にならないと故郷に帰れないし、叔父さんの面目を潰すのも流石に悪いと思うので、仕方なくまじめにバザールに向かう事にしたのですがーあっ!
前が全然見えん……(´・ω・`)
方角はこっちで合っているはずなのに……。
吹雪きすぎw
ブリザードのザラキで全滅って、あれは実は全員凍死ってことだよね?
しかしよりによってなんで魔導師大学なんだよ・・どうせコネならサルモールに就職でもいいじゃんよw
まあよい、バザールについたら温かいものでも買って食べようっと。
吹雪の中進む事数時間、ようやく着いた……。
あれ、露店広場みたいなのをイメージしていたのに。
ラムリーザ「先生っ、バザールなのになぜ露店が無いのですか?」
トルフディル「誰がバザールと言った、サルザールじゃ!」
ラムリーザ「……(´・ω・`)」
ラムリーザ「しかし寒いな……」
ジェイ・ザルゴ「ジェイザルゴは寒くない」
ラムリーザ「猫だしな……、毛皮だしな……、しかしカジートの魔導師も珍しいな」
ジェイ・ザルゴ「そんなことはないぞ、ジェイザルゴの祖先には、『透明化』が得意な魔導師もいた」
ラムリーザ「透明化ねぇ、隠れてイタズラするのに便利だよな」
ジェイ・ザルゴ「ジェイザルゴは大成する、それは間違いない。ジェイザルゴを強大なウィザードにしてくれる何かかここにあるはずだ」
ラムリーザ「ほ~、じゃあそれを先に手に入れちゃえ」
ショートカット、飛び降りてしまえっ
ドンガラガッシャーン
ブレリナ「どうしてそういうことするの!」
ラムリーザ「あいたた、下に荷台があった」
スタッ
ラムリーザ「軽やかに着地してらぁ、流石猫w」
ジェイ・ザルゴ「( ̄ー ̄)ニヤリ」
とまぁ、発掘現場みたいなところをうろうろ探索しておりましたん。
途中、サールザルのアミュレットってのを入手したよ。
ひょっとしてこれが『大成できる何か』なのかも……?
なんだか少しだけ魔法が使いやすくなったみたいだし(効果:呪文の消費マジカ3%低下)
ラムリーザ「先生っ、これで俺は強大なウィザードですよねっ?」
トルフディル「何を言っておる」
ラムリーザ「ほら、このアミュレット……って、おわあっ!」
ラムリーザ「いっ、今の見ました?」
トルフディル「わしには何も見えなかった・・一体何を見たんじゃ?!」
ラムリーザ「うへっ、幽霊・・俺ってひょっとして霊感少女?!」
トルフディル「どこが少女じゃ!」
変だな……?
一瞬あたりの雰囲気が変わって、何者かが俺に話しかけてきたのだが。
何を言っていたかは聞いてなかったけどね(。-`ω´-)
つづーく
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