ビホルデンの祠 ~目玉集め~
さて、ディープスコーン空洞で無駄な時間を過ごしてしまい、すっかり日も暮れてきた頃だが、ビホルデンの祠である。
場所は、ディープスコーン空洞のちょっと西。ディープスコーン空洞のある小島からも祠は見えていた。
というわけで、今夜はここに泊るため――じゃないけど早速突撃してみたよ。
祠と言うが、中は洞窟みたいなものだった。
なんかスライムみたいなものが襲い掛かってくる。
それほど強くないので、殴っていれば簡単に退治できるぐらいだ。
そもそも何のために作られた祠なのか確認していなかった。
祠と言えば、これまでに訪れた場所と言えば全て「デイドラの祠」である。
ということは、ビホルデンという神様を崇めるための祠なのだろうか……、ただの洞窟になっているが。
そんなことを考えていると、目の前に目玉のお化けが現れた!
こいつがビホルデンか! 表現に気をつけないといろいろうるさいぞ! って何の話だ!
ぶっちゃけて言えば顔だけなので、体当たりしてくるか魔法を使ってくるかだけである。
つられてこっちも殴り返してやっつけたが、こいつは何も持っていなかった。
ビホルデンの幼生。幼生ということは、この奥に親玉が居るということだろうか?
しかし退治を依頼されたわけでもない。
ディープスコーン空洞のついでに立ち寄ってみただけだ。
目的も無いまま、奥へと進んでいくことになった。
途中、ネズミの死骸と骨を発見。
ネズミは死骸の割にはまるで生きているような雰囲気をしている。
骨の正体は毒人間で、それを骨になるまでかじったネズミが、そのままくたばってしまったのかなぁ?
次に出てきたのは、スライムの親玉みたいなやつ。
こいつは気をつけて戦わないと、ヘドロまみれにされてしばらく行動ができなくなってしまうのだ。
動きは鈍いので、距離をとって霊峰の指で戦えば問題ない。
奥へ進むと、洞窟は広い空間になっていた。
祠なのか、洞窟なのか。いよいよわからなくなってきた。
ビホルデン登場!
最初に現れたものよりも一回り大きく、火球まで飛ばしてくる。
岩壁に隠れながら、こちらも霊峰の指を放って対抗。
しばらく撃ち合いが続いた結果、なんとかビホルデンを退治できた。んで、このビホルデンからは目玉を頂くことができたのだが……
何に使う目玉なのだろうか?
目玉焼き?
……違うだろうな(。-`ω´-)
その奥には、なんかまがまがしい印が彫られた岩でできた扉があったりする。
この先にはいったい何が待ち構えているのか?
………
……
…
なんかでかいのがいるぞ?!
……って、なんか怖いぞ!
でかいよ! 奥に居るビホルデン!
小さいのもワラワラ沸いているよ!
しかもなんかでかいのは雷まで飛ばしてくるし、霊峰の指かよ!
こっちの攻撃は避けられるし、めんどくさっ。
とりあえず正面に立って撃ち合いをするのは愚策なので、柱の影に隠れて様子を見る。
とにかくね、何のために戦っているのかわからないから困るんだ。
士気が低いぞ、自分!
というわけで、柱の影からこちらも霊峰の指で応戦して退治したわけだが――
くたばったこいつがまた気持ち悪いな! なんだかいっちゃってるよ!
んでもって、手に入れたものが巣母ビホルデンの目。何に使うのかはさっぱりわからない。
ビホルデンの目の目玉焼き?
ゾウの卵の卵焼き?
なんでもいいが、この目玉焼きぐらいをビックリ料理として披露していれば、レヤウィン城のパーティは大盛況だったはずで、俺がサングインにそそのかされることもなかったはずだ。
それでこの祠、いや洞窟はここでおしまい。祠というよりただのビホルデンの巣って感じでしょうか?
その割には祠の外観はしっかりしたものだったけど、いったいここは何のためにできた場所なのでしょうねぇ?
というわけで、目的も無く、達成感も無く、ただビホルデンを退治しただけの探索となりましたとさ。
宝? そんなものは無かった。
手に入れたものは、ビホルデンの目玉ぐらいでした。
来た道を引き返して外に出たとき、すでに夜は明けていた。
また徹夜の冒険をやってしまったよ――
前の話へ/目次に戻る/次の話へ