終楽章 最終話 運に見放された者

 
 いろいろと疲れた――(ラムリーザ談)
 
 
 10年ぶりマビノギのプレイ日記、10月15日~25日のプレイ分です。
 前回で、精霊武器を作ってみて育て始めた話をしました。
 今回は、いよいよ記念すべき最終回の話です。
 
 
 結論から言うと、ガチャに疲れたので少し距離を置きますということです。
 
 とあるモバゲーで100万円ぐらい課金して、レイドで1位を取りまくった実績のある身からして、廃課金も一概にはNGとは言いません。
 廃ゲーマーを名乗るなら、1度ぐらいは廃課金プレイも体験してみるのも悪くないでしょうとも述べました。ただし2度は要らない。
 廃人プレイも1度なら、廃課金プレイも1度、機会が2度君のドアをノックすると考えるな精神で(謎)
 
 そんなわけで、結果が「平等に」「額面通りに」現れるのならば、いくらでも遠慮なく投入するというのが私のポリシーというか方針というか……
 
 だけど、ギャンブルはダメです。
 だから、ガチャはやらないと決めて、ガチャのためには1円も課金しません。
 ギャンブルはやりません。
 ギャンブルはやりません。
 
 
 な   の   に   !!!
 
 
 
 さて、星の釣りイベントの顛末です。
 結論から言って、ガチャ爆死のようなものです。
 課金していないのに、そあいうコンテンツには触れないようにしているのに、ガチャ爆死という謎。
 
 謎が謎を呼んで意味不明になった時、素直にその場から離れるが吉。
 
 
 いやね、最初からおかしいなとは思ったのですよ。
 釣りイベントの初日から、星が一つも釣れないと言う結果。
 この地点から、どうもマビノギに嫌われているな、運に見放されているなと感じたものです。
 
 この地点で暗雲が湧き上がり始めたものですが、それでも10日ほど釣りを続けて1200個ほど箱を集められました。
 疑いの目は晴れない物の、結果次第ではそんなこともあるか……と流す心の余裕はありました。
 
 
 しかし、10月15日、心が折れました。
 
 
 箱を500個開けた地点で、笛も椅子も袋も何も出ず。
 あまりにもひどすぎる結果に、心が折れました。
 ――というより、一気に白けました。
 
 
 ここで余談ですが、プリコネを止めようと思った原因の一つが、他人によるガチャ自慢です。
 心が狭いと言えばそれまでですが、嫌ならやめろ精神でプリコネをプレイ終了しました。
 
 そしてそれは、このマビノギにも存在しました。
 やれ箱何個で笛が取れただの、袋がいくつとれただの――
 嬉しいのでしょうねぇ、自慢したいのでしょうねぇ(^ω^)
 煽る意見がちらほらと出てきます。
 
 そして自分も! と意気込んだ結果がこれ。
 
 
 嫌ならやめろ。
 
 
 そういうことですよね。
 
 結果的に明るく光る小さな星は、1200個開けて11個出てきました。(ただし、椅子と笛と袋は出ず)
 まだイベントの期間は半分終わっただけなので、自分に対する期待値通りに出ると20個は十分狙えるはずです。
 
 しかし、これって課金コンテンツではないけど、ギャンブルだよね?
 自分のやりたくないコンテンツを、無料イベントに釣られて無意識のうちにやっているのに気が付きました。
 もしもこれがガチャだとしたら、1200個箱を買って、何の結果も出なかったということになります。
 これは、1個100NPだとして、120000NP、12万円課金して笛も椅子も袋も何も出なかったことと同じです。
 
 知らず知らずのうちに騙されていた……
 
 というわけでこの日、このイベントが終わったら私は辞任せねばならん未来が決まりました。
 
 
 もしもイベント終了時に結局何も出なければ、ガチャ爆死引退。
 もしもイベント終了までにアイテムが獲得できたとしても、ガチャに対する一喜一憂に疲れたので引退。
 
 
 どっちにせよ私は辞めねばならん……(。-`ω´-)
 
 なお、この手のイベントは、今後も何度も出てくるでしょう。
 でもその度に一喜一憂するのは嫌だ。
 
 
 というわけで、25日のイベント終了を持って、マビノギは一旦終了することになりました。
 
 
 
 聞くところによれば、今後アップデートでスキルトレーニングの難易度が大幅に簡略化されると言われています。
 そうなってから再開するのも……と考えましたが、そうなる今度は私がマビノギに求めている物が違ってきてしまうのですよね。
 
 かつてマビノギは、スキルトレーニングがマゾいマゾノギと呼ばれていました。
 しかし、私はそのマゾいトレーニングを達成した時に、強い満足感を感じていたものです。
 そこがマビノギの良い所だと。
 
 
 しかし今では、スキルを全てランク1にするのがスタート地点と言われています。
 そこが課金して細工するなり、難易度の高いダンジョンをこなして装備を揃えるのが今のマビノギだと。
 そうなってしまったの残念だなと思う反面、そうなるのも仕方がないなと理解しています。
 マゾノギは、大半のプレイヤーは終わってしまったのだと。
 
 
 例えば、スキルを極めるのに廃プレイして約1年かかる。
 ちょっと頑張れば5年で終わる。
 普通にプレイしたら10年で終わるとしましょう。
 
 そこで普通のプレイヤーは、10年もかかるのか……となるでしょう。
 
 
 しかし、マビノギは今年で17周年なのです。
 上記の例に挙げたスキルでも、普通にやっていればみんな極められてしまうのです。
 だから、ゲームも次のフェーズに入らないと、客を引き留められないというのも分かります。
 違うかもしれないけど……
 
 そういったかつてのマゾノギも、考え方次第では別に大したことないゲームだと考えられるのですけどね。
 例えば、一日に1%しかトレが進まないスキルがあったらどう思いますか?
 こんなのマゾすぎる、やってられない?
 
 いいえ、私は「なるほど、それなら一ヶ月で30%、3か月ちょいでクリアだね」と考えます。
 
 そして私は、そんなマビノギが好きだった。
 でも、今のマビノギは違う。
 プレイヤースキルや装備を鍛えて、パーティーを組んで高難易度のミッションを周回するゲーム。
 
 
 その内容だったら、PSO2と同じだと私は受け取りました。
 そして、キャラクターの見た目はPSO2の方が好みです。
 それに、プレイヤースキルは自信が無いので、もうついていけないでしょう。
 
 そう考えた時、マビノギもPSO2も同じだね。
 だったらPSO2だけでいいじゃんという結論に達したのです。
 
 
 いや違うよ、イベントに参加してアイテムを狙ったりできるよ。
 
 
 ダメです。
 マビノギの運に見放された私は、悔しい思いをするだけなのです。
 
 
 そういうわけで、私がマビノギに求めていることと、マビノギが私に提供していることについて乖離を感じたので、一旦距離を置くことにしました。
 
 
 それでも、満足して終えられたと考えています。
 少なくとも、10年前にガチプレイして築き上げたところまではキャラを育成できました。
 
 10年前は病んだこともあり、いろいろと不本意な形で離れることとなり、いろいろと迷惑をかけられた人も居たでしょう。
 ですが、その当時に達成したことに加えて、(私の考える)最後のマビノギも、シリエンヒルウェン週間で最後の体験もできたので、もう思い残すことはありません。
 だから、ここまで不満点をいろいろと述べてきましたが、満足してマビノギを離れられます。
 
 マビノギを引退や卒業するとは言いません。
 また気が向いたらプレイするかもしれないし、もうプレイしないかもしれないしは気分次第です。
 全てのスキルをランク1や三段、マスターまで育ててみるのにも興味が無いわけでもありません。
 だから、いずれそれを目指してプレイするかもしれません。
 
 ただし、10年前の思い出も木っ端みじんに崩壊したことだし、ちょっと疲れちゃったので、一旦休止という形で終わりとさせて頂きましょう。
 
 

 ありがとうマビノギ。
 さようならマビノギ。
 
 
 
 




 
 
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Posted by ラムリーザ