第99回 セイ・ターン砦にて ~恐怖の味 前編~

 
 エルダースクロールオンラインのプレイ日記、2023年4月30日の話です。
 前回は、サマーセット島で受けられるクエストを書きました。
 今回も、引き続きサマーセット島で受けられるクエストを見ていきます。
 
 
 このTESシリーズでは、噂話からクエストが始まったりしたものでした。
 それはそれで没入感があったりするわけですが、そのまま通り過ぎてしまって、後になって物語の起点を忘れてしまうことや、まだやりたくもないクエストが強制的に始まってしまうといった弊害もありました。
 それをこのESOでは、妙な感じになってしまっていますが解決している部分があります。
 

 例えばこのクエストは、セイ・ターン砦に近づくと、啓示官リンダフェが「謎の死を解決する」といった立ち話から始まったりするのです。
 しかし、この台詞を聞いても首を突っ込まずに立ち去ると、しばらくしてから近づくと、同じ台詞と同じ行動をまたやっているのです。
 これは北エルスウェアでもあった、「やあ、イケてる友よ」と同じ現象で、こちらからクエストを始めないと、延々と同じ行動を繰り返してしまうのです。
 

 というわけで、リンダフェを時空の狭間から救い出してあげるために、話を聞いてあげましょう。
 

 ――と思ったけど、クエストの起点はこのシルリーといった女性でした。
 なにやら凶悪殺人と、手掛かりを掴めない捜査と言っていますが、何が起こっているのでしょう。
 
 シルリーの話では、セイ・ターン砦の兵士たちが夜中に姿を消して、数日後に干からびた死体で見つかったそうです。
 干からびた死体、血を抜かれたと考えると、犯人は吸血鬼かもしれません。
 そして彼女はそれを調べたかったのだが、神聖執行局に先を越されたと言うのです。
 神聖執行局に任せていたのでは時間がかかり、その間にもたくさんの人々が干し肉にされてしまいます。
 そこで、手を貸してくれないか? といった話になりました。
 
 まずは、門の所でリンダフェを足止めして、シルリーが砦に潜入するのを手助けすることになりました。
 女王代理の命で調査する捜査官だという文書を持っているので、それを見せたらよいとのことでした。
 ただし、その文書は嘘だったりするわけですが……(。-`ω´-)
 

 確かに、入口を見張っている神聖執行局の人が居ます。
 シルリーが言うに、神聖執行局は犯罪の阻止や暴動の鎮圧は得意だけど、この手の夜を蠢く奴が相手の場合は専門外だと言うのです。
 そしてシルリーは、趣味レベルでこの不可解な事件を追いかけているそうです。
 なんだかシルリーがX-FILE課――というよりモルダーに見えてきたぞ(^ω^)
 

 しかしこの砦は、神聖執行局によって封鎖されてしまったのです。
 そこでリンダフェの気をそらすわけですが、なんだか女王代理に依頼されたと嘘を言うことになっていますよ。
 

 当然怪しまれるわけですが、その隙にいらんことをしながらシルリーは中に入って行ってしまいました。
 こちらはここで偽の指令所を見せたわけですが、本物だと思ったようで、すんなりと通してくれました。
 そんなザルで良いのですかねぇ……(。-`ω´-)
 
 

 そして砦の中に入ってみたところ、神聖執行局を殺しているプレイヤーが居ますよ?
 もうこいつが犯人ですって突き出したら解決しないか?
 余罪もいろいろ出てくるだろうし……
 
 
 ふと思ったけど、ゲーム内での罪もない人に対する殺しに抵抗がない人は、13Fという映画を見た時にどういった感想を持つのかな?
 仮想空間で楽しいからという理由で殺しを楽しむ悪役を見て共感するのだろうか……
 
 

 それにしても、セイ・ターン砦は立派な砦だな。
 サマーセット島は、どうも高層建造物が目立つような気がします。
 

 さて、潜入に成功したシルリーと、これからの操作について打ち合わせです。
 
 シルリーは、何週間も捕まらない人殺しのデイドラを見つけて倒すだけだと言いました。
 つまり犯人は吸血鬼ではなくデイドラだということです。
 しかしデイドラは、何者かかゲートを開くか魔法を使うかして召喚しないと現れないはず。
 シルリーは、真犯人――そのデイドラを召喚した黒幕の存在が居ることに気が付いているのだろうか?
 
 
 例えば私がクランフィアを使って人殺しをしたとしよう。
 シルリーは、そのクランフィアを退治して満足してしまうことになるのです。
 
 
 それでいいのかなぁ?
 

 そこで次は、デイドラがいたところを探し出すことになりました。
 この光の玉が、邪悪なる者が潜む場所を示してくれるそうです。
 

 言われた通り、光の玉を追いかけてみます。
 そしてその光の玉は、砦の兵舎の中へと入っていったのです。
 

 光の玉は、兵舎の中をどんどん進んでいきます。
 そして、燭台が置かれた壁の前で消えてしまいました。
 なんだか隠し扉がありそうな感じです。
 

 燭台を調べると、奥に押し込むことができ、そうすることで隠し扉が開いたのでした。
 こういう仕組み、割と好きだったりします。
 オブリビオンでは、ワイン樽に付いたレバーをひねると、その樽が開いて秘密の通路が繋がっていたというのがありました。
 

 部屋の中には、干からびた死体と汚された足跡が残されています。
 
 まずは、汚された足跡を調べると、追跡の粘土なるアイテムを見つけました。
 シルリーの呪文が導いた隠し部屋から、誰かが追跡に使った厚い粘土だそうです。
 

 次に死体を調べてみると、皺が寄った繭を発見しました。
 乾燥した遺体の口の中で見つかった、裂けた肉の塊だそうです。
 繭が証拠として残るデイドラと言えば、スパイダーデイドラだと思いますが……
 

 最後は、樽の上に置いてあった「強欲」という本。
 強欲として知られる獣を召喚する方法が書かれてあるので、やはり誰かが召喚して混乱を引き起こしたということなのでしょう。
 
 

 いろいろと証拠が見つかったので、シルリーに報告しようと探していたところ、食堂から彼女の声が聞こえてきました。
 なんだか捕まってしまったような感じですが、大丈夫でしょうか?
 

 すると、食堂でシルリーは、神聖執行局に捕まってしまっていました。
 さらに司法高官によると、こちらも共犯者扱いです。
 

 司法高官ヒルシルは、侵入者を逮捕できたことで満足しています。
 しかし、デイドラが暴れている証拠が出てきたので、ここで逮捕されるわけにはいきません。
 
 ここで彼に先程見つけた本を見せたわけですが、信じてくれません。
 しかし、隠し部屋で遺体の証拠を見つけたことを述べると、調べてみる気になったようです。
 何も出て来なければ逮捕すると言ってきますが、まぁとりあえずそれで話を進めましょう。
 
 

 こうして、神聖執行局と一時的に手を組んで、デイドラを探すこととなりましたとさ。
 
 
 続く――

 
 
 




 
 
 前の話へ目次に戻る次の話へ

Posted by ラムリーザ