モーサルにて2 すくぅ~ま5(錬金術師の家)

 
 モーサルには問題が多いらしい。
 
 新しくやってきた魔導師、沼から聞こえる不気味な声、放火事件……
 
 
 ひょっとしてジェイザルゴでも絡んでいるのか?
 自爆魔法作ってそれが放火に繋がるとか、カジートだから独特な鳴き声とかあったりしてなw
 
 ブレリナは召還術専攻だから関係無い。
 待てよ、変なもの召還してそいつが不気味な声を……
 
 いや、問題児ネラカーならすべてありうるな。
 召還の能力はモチロン、昔パーティでボヤ騒ぎも引き起こしたしなぁ(俺も共犯だがなw)
 
 
 いかんいかん、身内ばかり疑ってたらダメだ。
 もっと仲間を信用しないとな。
 
 
 犯人は意外な奴かも……
 意外な奴……(。-`ω´-)
 
ラムリーザ「この村で問題を引き起こしている魔導師は、ひょっとしたら俺かもしれない(。-`ω´-)」
リセッテ「なんで、そうなるのよ」
 
 よかった、リセッテが否定するなら俺じゃあなさそうだ。
 
 
 しかし調査か。
 
 とりあえず魔導師に一度会っておこう。
 魔導師大学の者として、とりあえず……、な。
 ジェイザルゴ辺りが出張してきて自爆させたとかだとアレだしな。
 そういえば放火事件か。
 やっぱ巻物が原因ではないのかな?
 
 

 魔導師の家
 錬金術師、アルケミストですかな。
 村人は必要ないって言ってるけど、薬は大事だと思うけどな。
 
リセッテ「あなたは錬金術はやらないのかしら?」
ラムリーザ「蓮根なら辛子蓮根がおいしいけどな」
リセッテ「誰もそんなこと聞いていません!」
ミーコ「わんっ」
 

ラミ「錬金術で必要な物が欲しければ、できる限り用意するわよ」
ラムリーザ「うわびっくりした、居たのか」
 

ラムリーザ「蓮根術ってのは辛子蓮根作るためのものだよな」
ラミ「?」
リセッテ「こほん、錬金術を学んで長いの?」
ラミ「子供の頃に覚えたのよ。巡礼の旅でここに滞在した治癒師に学んだの」
リセッテ「治癒師ねぇ……」
ラミ「彼女が『ドゥーマー太古の物語 第五部』って本を持ってたのよね、私も1冊欲しいと思ってるの」
リセッテ「わかったわ、旅先で見つけたら持って来るね」
ラミ「本当に?本を持ってきてくれたら薬草について少し教えてあげるわ」
ラムリーザ「薬草か、最初24Gだったけど、15G、8Gってどんどん安くなっていったよな」
ラミ&リセッテ「?」
 
 
 ってか、魔導師って錬金術師だとしたら、悪い人じゃ無さそうじゃないか。
 やっぱ脳筋ノルド的な考えしかないってことだな。
 これだから……
 
 ……っとサルモールチックになるから止めておこう(。-`ω´-)
 
 
 一応ここを調査。
 錬金術も魔術の一環。
 村人が文句言っている魔導師は錬金術師のことかもしれないしな。
 なんか変なものでも置いていたら、怪しいということで。
 
 

 おお、同志よw
 ここの魔導師も、シロディールの守護者についていろいろと調べているようですなー。
 シロディールの守護者を敬愛するものに悪人は居ない!
 うん、シロディールだけにここはシロ!
 
 
 待った!!
 
 

 前言撤回!!
 なんでスクゥーマがあるんだよ!
 
 売り物なら売人としてクロ、使用者ならもっとクロ!
 
 
ラムリーザ「犯人が分かったよ、やっぱりここの錬金術師だ」
リセッテ「いきなり何よ」
ラムリーザ「スクゥーマ使うやつに善人は居ないからな」
リセッテ「それは否定しないわ、でもいくらなんでも唐突すぎるよ」
ラミ「スクゥーマのことで揉めてるの?」
ラムリーザ「そうとも、これはなんぞ?!」
ラミ「スクゥーマから中毒性が無くせないか研究しているのよ」
 
 …………
 
 うーむ、中毒性さえ無くなれば確かに。
 しかし無くなるのだろうかな?
 
 
 まあよい。
 
 
 他を調べるか。
 錬金術師とこの村の問題は関係無さそうだな。
 
 
リセッテ「ここに駐留している帝国軍にも聞いてみましょうよ」
ラムリーザ「そうだな、帝国軍だけは確実に味方だもんな」
 
 ストームクロークに渡さなかったのだけは大正解だったな。
 もしストームクロークに渡していたら、きっとドーンスターのスカルド首長みたいな『おっかないの』が派遣されてくるに違いないっ。
 まぁ、イドグロッド首長も俺にとっては、過去の愚行を知っている厄介な存在だけどな……(自業自得だろw)

 タウリナス特使か。
 
ラムリーザ「何から聞いたものか」
リセッテ「そうねぇ、まずは放火事件かな」
ラムリーザ「特使、放火事件で焼け落ちた家について何か情報無いですか?」
タウリナス特使「あの場所か……、村人はあまり縁起が良くないと言っているがな」
ラムリーザ「そりゃあそうでしょうなぁ……」
タウリナス特使「そのことについて、首長は迷信深くない者を探しているようだ。言わせれば馬鹿を捜しているようなものだがなw」
リセッテ「丁度良いわ、この『おエルフさん』を連れて行きましょう」
ラムリーザ「なんでやね(。-`ω´-)」
 
 
 とまぁ、こうして放火事件の調査から手をつけることになったとさ。
 

  続く――
 
 
 
今回入手したもの
 
特に進展なし
村の錬金術師はとくに怪しいところは無さそう。
 
 
 
 




 
 
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Posted by ラムリーザ