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続・パシファエ症候群 ~ミノタウロスと結婚?!~

 
 そういえばエロインだったかな?
 少し前に、オークレストでミノタウロスに恋をした娘のために、いろいろと橋渡しをしてあげたことがある。
 あれからしばらくたったけど、二人の間には進展があったのだろうか?
 

 オークレストの市場でエロイン・ブリジットに会ってみたところ、なにやら素晴らしい知らせがあるらしい。
 なんでも、ミノタウロスの言葉を学ぶのを手伝ってくれて、さらに思いが通じ合ったらしい。
 つまり、ミノタウロスと相思相愛。
 しかしそれだけでなく、なんとミノタウロスの方から結婚してくれと言ってきたそうだ。
 ミノタウロスにも結婚という文化があったのも驚きだ。
 そのプロポーズとやらに、エロインは受け入れたというから驚きの連発だ。
 しかし、エロインの父がそれを許すかどうかわからなくて悩んでいるというのだ。
 
「お願いです、私の代わりに父と話をしてもらえないでしょうか? きっとあなたなら、結婚を納得させる方法を見つけ出せるはずです」
「駆け落ちはせんの?」
「それはちょっと……」
「分かった、なんとかして――みよう」
 
 引き受けてみたものの、どう説得すればよいものやら。
 
「ありがとう! あなたは心からの友よ。トゥルットゥーッ!」
「心の友はエルスウェアで流行っているのな」
 
 さて、どこから手を付けたらいいものやら……
 などと考えていたら、ジ=スカール先輩が少しの間別行動しようと提案してきたのだ。
 先輩もミノタウロスと娘の間の橋渡しはめんどくさいと考えたな?
 

 ニラーシャと雑談しているジ=スカール先輩。
 まあいいや、エロインの父を探そう。
 
 
 
「エロイン・ブリジットのお父さんは居ませんかー?!」
「私を呼ぶのは誰かな?」
「あなたがエロインのお父さんですかっ」
 

 サラーン・ブリジットとなのった男性に、さっそくエロインの結婚について話をしてみた。
 しかしやはり簡単にはいかないようで、「愛娘を野獣と一緒になんかさせられるか」とか言ってくるし、挙句の果てには「あの獣を殺して、愛するエロインを歪んだ欲望から救ってくれ」などと言ってくる始末である。
 とにかく話を聞いてくれないので、いつもの話術簡単魔法をぶっ放す。
 

 これでサラーンの俺に対する好感度は最大になったはずだ。
 元々好感度が振り切っている緑娘には、何の影響もない魔法なのだ。
 
 落ち着いたサラーンは相変わらず結婚には反対しているが、今度は「神に委ねよう」と言ってきたのだ。
 つまり、神からの神託があれば、サラーンも認めるというのか。
 サングインとかだったら、喜んで結婚を認めそうだな……
 
「とにかく前例が無いような結婚は認めない!」
「つまり前例があれば良いのな……」
 
 神ならば、その言葉を頼みの綱として、実際に聖職者に会ってみようと思う。
 聖職者が前例を知っているかどうかはわからないが、神話に何かあるのと違うかな?
 
 

 さて、オークレストに居る聖職者は、このラピオ神父だけである。
 彼に委ねてみようか。
 
 ラピオ神父は、五日前ほどに神像の下で雄牛の子供が跪いている夢を見たというのだ。
 夢は得てして神の囁きだと言うが、それ違う。夢はヴァーミルナの戯れだから気をつけようね。
 そしてこの件は、サラーンと話し合って、成り行きを決めることとしてくれたのだ。
 
 その代わり俺にはリバーキープ砦へと赴いてもらい、インペリアルの司祭ミュニシャから「ペリナルの詩 第五巻」の写本を受け取ってきて欲しいと言ってきた。
 なんでもその本には、猛牛モーリアウスと聖アレッシアの愛の物語が書かれているというのだ。
 エロインの恋は神の御業で、かつてアレッシアに起きた事と同じ事かもしれないと言うのだ。
 

 ちなみに、念のためにエロインの彼氏に会ってみた。
 名前がエロインのミノタウロスになっとるのな!
 
 
「さて、リバーキープ砦に向かうが、ちょっと聞いてみたいことがある」
「何かしら?」
「君は俺がメスのミノタウロスが好きになって結婚するとか言い出したら許してくれるか?」
「何それ! 絶対にそんなこと許さないんだから!」
「やっぱりな。ミノタウロスと人間、異なる種族が交わることは簡単に許容されるべきではないものなのだな……」
「あなたはあたしと結婚するべきなの!」
「なっ……?! じゃあジ=スカール先輩がミノタウロスに恋をしたらどうする?」
「猫と牛、お似合いだと思うわ。好きにすればいいと思うの」
「……(。-`ω´-)」
 
 どうやら緑娘の場合、俺以外ならミノタウロスと結婚するのは自由にしてよいという考えらしい。
 その代わり俺は、緑娘以外との結婚は難しいようだ……
 

 というわけで、道中はすっ飛ばしたけどリバーキープ砦だ。
 ここに住んでいる司祭を探し出して、牛との恋物語が書かれた本を入手しなくてはな。
 

 そして砦の一角にあった聖域で、司祭ミュニシャに会うことができた。
 エロインの話をしてみると、快く写本を譲ってくれたのだった。
 

 写本の内容を読んでみたけど、雄牛がどうのこうの。
 いまいち話はよく分からないが、雄牛が諦めなければ彼女はお前を好きになるとか書いている。
 エロインの場合、エロインの方がミノタウロスを好きになっているだがな。
 
 
 再びオークレストに戻り、ラピオ神父に写本を持ち帰ったことを伝えた。
 その間に彼はサラーンを説得しようとしたのだが、やはり認めてくれなかったようだ。
 しかし別の方法、例えばこの写本を見せると、ひょっとしたら説得できるだろうと言ってくれた。
 この本でうまく行くのかいな……
 

 しかしこの祭殿に祭られている神像は何かな?
 これまで見てきたデイドラの中にはこんなの居なかったので、九大神というものの方だろうか。
 
 
 

「というわけで、サラーンさんっ!」
「なんだ? たとえ教会が承認しようが野獣との結婚は認めないぞ」
「この本を読んでみてください!」
「なになに? ふむ……、むむっ……そんなことがあったのか」
「俺もよくわからないけど、猛牛モーリアウスと聖アレッシアという前例があったみたいだね」
「ぐぬぬ、こうなったら私は黙認せざるを得ない……」

 写本を読んだサラーンは、ようやくエロインの結婚を認めてくれたのだった。
 俺にはミノタウロスのどこが良いのかさっぱりわからん。
 だがエロインが好きだというなら、好きなようにやらせてやればよい――のかなぁ?
 まぁ世の中にはいろいろな属性が居るから、自分が気に入らないからと言って他人にそれを強要するのは間違っている。
 

 エロインも喜んでくれたから良しとしようではないか。
 
 彼女はお礼に、代々伝わる古い宝の地図を譲ってくれたのだ。
 宝探しはまた楽しそうだから、良いことをしたと思っておこうではないか!
 
 末永くお幸せに!
 
 
 
 
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©発行年-2019 らむのゲーム日記