ガジュル・レイ
ゴールデングロウ、ホニングブリューで見つけた書類には、同じシンボルが描かれていた。
ブリニョルフの見解では、ギルドとメイビンの間にひびを入れて、俺達を叩こうとしている奴がいるそうだ。
そこでメルセルは、そいつを探し出す方法があると考えているらしく、すぐにでも俺と話がしたいと言っているようだ。
メルセル「やっときたか」
レイジィ「ちょっとした仕事やってたもんでね」
メルセル「それはご苦労なことだ」
メルセルの話では、シンボルについては結局分からなかったのだと。
ただ、相手は資金が豊富で、何年もの間正体を上手く隠し通しているようだ。
メルセル「十分計画を練ったつもりだろうが、奴らは失敗を犯していた」
レイジィ「俺の存在、仕事ぶりを計算に入れていなかったとかかな?」
メルセル「いや、お前が回収した羊皮紙に『ガジュル・レイ』と書かれていたのだ」
レイジィ「誰のことだ?」
メルセル「情報筋によると、そいつはうちの密偵が以前使用していた偽名なんだ」
レイジィ「偽名……、そして本名は?」
メルセル「ガラム・エイ、気味の悪い野郎だよ」
ガラム・エイ――
たしかゴールデングロウ農園で見つけた書類にその名が書かれていたな。
これだ。
確か取引の代理人になったとかなんとかだっけな。
で、そのガラム・エイというのが、ソリチュードの東帝都社に忍び込ませたこちら側のスパイだそうだ。
そこで次の大仕事は、現地に行って奴を探ってくることだ。
ゴールデングロウ農園の事で、何か情報を得られるかもしれないということだ。
ソリチュード――
また新しい場所だな。
ガラム・エイについて、ブリニョルフにも話を聞いてみた。
そいつは、ブリニョルフが会った中でも一番強情なトカゲだとか。
…………
トカゲ言うなw
要するに俺と同じアルゴニアンかよ。
情報を引き出すには金を渡して気を引くしかないそうだ。
それがうまくいかなければ、後をつけて何を企んでいるのか突き止めろ、と。
また、ガラム・エイは東帝都社の倉庫で働いているということも聞いた。
東帝都社とは、タムリエル中に港を作ってきた商業集団で、運送をほぼ牛耳っているのだ。
そこで、ソリチュードを出入りする貨物を維持する手伝いをしていると。
ただし、ガラム・エイに死んでもらうつもりは無いということだ。
盗みはやるが、命は奪わない。
これが盗賊ギルドの信念だ。
命を奪うのは、闇の一党に任せておけばよい。
というわけで、今度はソリチュードに行く事になったとさ。
ヴェックス「ソリチュードに行くのだって?」
レイジィ「ん? 何かついでに盗って来て欲しいものでもあるのかい?」
ヴェックス「お宝はスカイリム中にあるからな」
レイジィ「よし、任せてもらおうか」
ソリチュードに行くついでに引き受けた仕事は、そこに住んでいるアドヴァルの家から、「飾り立てたドリンクホーン」を盗って来ることだ。
お安い御用だ。
それでは再び出張に行ってくるか!
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