盗賊ギルドにようこそ
レイジィ「ほら、取り立ててきたぞ」
ブリニョルフ「仕事を終え、金を持ってきたか。しかも何の問題も無く、たいしたもんだ」
ブリニョルフ「死体を捨てて衛兵を黙らすには、結構な金が掛かるからな」
レイジィ「やっぱり衛兵とデキてたのか……」
しかしこれで俺の力は証明できたことになった。
ついに盗賊ギルドの一員として認めてくれたのだ。
金を稼ぐのは俺の仕事、それ以外の厄介事は全てブリニョルフが引き受けるだそうだ。
そしてブリニョルフに連れられて、ラクド・フラゴンの奥へと向かって行った。
なんかガランとしたところに出てきたぞ。
リフテンの地下にこんな所があるなんてな。
ブリニョルフに紹介されたのは、メルセルという者だった。
そして彼も俺の力を試してみると言ってきたものだ。
ゴールデングロウ農園というものがある。
元々はギルドと取引していたようだが、突然勝手なことを始めて閉め出されてしまったようだ。
そこで、ちょっとした「おしおき」を与えていやると言うのだ。
それはそうと、本格的にギルドの一員として認められたようだ。
メルセルから、使い物になりそうということで、「盗賊ギルドにようこそ」と言ってもらえたのだ。
ブリニョルフも俺が目一杯稼ぐことを期待しているようだ。
失望させないために、ゴールデングロウ農園での仕事は完遂させたいものだ。
農園はアリンゴスというウッドエルフが所有していて、ハチミツを造っている養蜂場ということだ。
俺の仕事は、その養蜂場にある蜂の巣を3つ燃やして、主屋の金庫を空にすることだ。
蜂の巣は3つだけ燃やすということで、全てを燃やしてはいけないと言うことだがな。
農園に忍び込む方法は、ヴェックスに聞いたらいいようだ。
ヴェックスは、自分がギルドで最も優秀な盗賊だと言うこと、指示したとおりに正確にやること、質問はなし、言い訳もなしとかいうギルドの掟を一通り語った後に、ゴールデングロウのことについて語ってくれた。
どうやら、農園では衛兵を3倍以上に増やしたらしい。
潜入するには、古い下水道トンネルが島の北西部にある湖から続いているということを教えてくれた。
やるべきことはわかったな。
ギルドは墓場に裏口があるようだ。
これでいちいち地下通路を通らなくても戻れるな。
シャヴァーリ「早速ゴールデングロウ農園に行きましょうよ」
レイジィ「まあ待て、その前にやることがある」
シャヴァーリ「ん?」
これが必要なんだよ。
蜂の巣を燃やす必要があるのだ。
たいまつが必要になるだろうな。
これで火をつけよう。
シャヴァーリ「なるほど、用意周到ね」
レイジィ「それじゃあ、ゴールデングロウ農園で一仕事してくるか」
というわけで、ゴールデングロウ農園に向かうことになりました。
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