最後の子孫 ~ブラッドスカル墓地~
クレシウスの依頼で、レイブンロック鉱山を調査することとなった。
クレシウスの曾祖父グラティアンが鉱山の奥で見たものは何なのか?
東帝都社が隠したものとはいったい何なのか?
答えを求めて、鉱山の置く深くへと進んでいく――
鉄格子の先は、これまでに何度も経験してきた、ドラウグルの墓であった。
地下深くに植物が生茂っていることを除けば、同じような展開だ。
地下なのか? ジャングルなのか?
日の光も差し込んでこないのに、何故こんなに育つのだろう?
ドラウグルを蹴散らしつつ、墓をしばらく進んだ所に――
岩石で埋まった棺を発見した。
ラムリーザ「何だろこれは、何かモヤモヤしたものが出てきてるけど」
リセッテ「掘ってみたらどう?」
ラムリーザ「リセッテの尻を?」
リセッテ「バカ!」
…………w
リセッテのためならエンヤコラ♪
「わんわんお」のためならエンヤコラ♪
もひとつおまけにエンヤコラ♪
リセッテ「何を歌っているのよ……」
ラムリーザ「えんやーこーらやっとどっこいじゃんじゃんこーらや♪」
リセッテ「何だかよくわかんないけど、楽しそうね」
――っておい!
遺体が埋まっているだけじゃんよ!
遺体を覆っていたものは「スタルリム」という鉱石らしい。
何に使うのかはわからないが、なんとなく珍しいので集めておくことにする。
スタルリム……
そう言えば、フロストモス砦でスタルリムの弓、フロドルフの家でスタルリムの盾が見つかったっけな。
ここは何かの研究室のような感じで、錬金術の素材がいろいろ置かれている。
これがネッチゼリーか。
台の上に2つばかり、ネッチゼリー置かれていた。
ミロールの依頼では5つほど必要だったので、あと3つどこかで見つけなければならない。
他にめぼしい物は無かったので、研究室を後にして先に進むことにしたのだが――
あいた!
クソ、高さの関係で「わんわんお」には当たってないんでやんの!
ここにも魂石を使用した罠が仕掛けられていたか!
このやろ、取り払ってやる!
リセッテ「強引ねw」
ラムリーザ「やかましw」
罠を越えた先は、再び墓となりドラウグルが襲い掛かってくる。
「わんわんお」の足止めと、俺の狙撃で片付けつつ進むので問題ないけどね。
そして辿り着いた先は――
そこは広い空洞であった。
遠くには、大きな扉で塞がっており、左右に赤く光る筋が見える。
あれが東帝都社が隠したものなのか?
足元は絶壁となっていて、一度降りると戻ってくることはできそうにない。
さてどうしたものか……
リセッテ「先に進むには、降りるしかないわね」
ラムリーザ「……だな」
あの先が何なのか調べないと、ここまで来た意味が無い。