死者の行進 ~宣戦布告~
ソルスセイム――
火山灰の降り積もった不毛な大地……
そのソルスセイムの探索の出始めとして、とりあえず巨大な火山を目指してみることにした。
すると、一人の戦士が化け物に襲われているのを見かけた。
あれは、レイヴンロック聖堂で始末したアッシュスポーンじゃないのか?
外にもうようよ居るということか……(。-`ω´-)
とりあえず援軍として参加してあげよう。
俺が加勢したことで、アッシュスポーンは一気に片付き、戦士は無事に生還したようだ。
ヴェレス「ありがたい、生きて農場から出られる確証が無かった」
彼はヴェレス隊長。
しかし、アッシュスポーンの襲撃で、部下を全て失ってしまったようだ。
彼の話では、アッシュスポーンはレイブンロックにとって脅威であり、止めなければならないということだと。
ヴェレス「奴らの出所の手がかりになりそうなものを探すつもりだった……」
ラムリーザ「レイヴンロック聖堂の地下にも居たんだがな」
ヴェレス「そうか・・この方角から来ている事は分かっていて、他に当ても無い」
ラムリーザ「手を貸してもいい――」
ちらっとリセッテを見る。
リセッテは俺をじっと見ていて、意味ありげに親指と人指し指で輪を作る。
はいはい、わかったよw
ラムリーザ「――金次第だがな」
ヴェレス「ふむ。評議員殿に話せば謝礼を出してくれるかもな。人手が一人増えるのはありがたい」
どうやら農場の捜索中にアッシュスポーンに不意を突かれたそうだ。
そのアッシュスポーンは、アティウス農場のある方角から襲撃しているという。
何か見つからないか、手始めに見て回るといいと言うが……
ちなみにその農場は、昔は帝国の農場だったが、レッドマウンテンの噴火で全滅してしまったらしい。
ここがアティウス農場。
しかしそのアティウス農場は、灰の降り積もる農場であり、他に何もなさそうだ。
とりあえず、アッシュスポーンの遺灰を調べてみることにした。
すると、フロストモス砦の守備隊隊長からのメモを発見した。
このファルクス・カリアス将軍とやらが、騒動の黒幕か?
宣戦布告のようにも見えるが……
ヴェレス隊長にこのメモを見せてみることにした。
ヴェレス「奇妙だな?」
ラムリーザ「世にも奇妙な物語?」
ヴェレス「読んだ限り、ファルクス・カリアス将軍の手によるものだが、そんな事はありえない」
ラムリーザ「なんで?」
ヴェレス「カリアス将軍は帝国のフロストモス砦駐留部隊の指揮官だったが、200年前にレッドマウンテンのせいで砦が崩れた際に命を落としている」
ラムリーザ「生きているはずがないということか」
ヴェレス「もしもカリアス将軍が生きているのだとすれば、何らかの尋常ならぬ理由があるはずだ」
ラムリーザ「たぶん吸血鬼だよw」
ヴェレス「フロストモス砦を確かめてきてもらいたい」
ラムリーザ「フロストギズモね」
リセッテ「フロストモスでしょ……」
ふむ、メモにも書かれていたフロストモス砦か。
ここから東の方角にあるそうだ。
ちょうど火山の方角なので、早速行ってみるとしますか。
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