アバンチンゼルにて ~辞典の返還~
リフテンで、アルゴニアンからアバンチンゼルに辞典を返してくるよう依頼された。
アバンチンゼルには、そのアルゴニアンの過去の幻影が、我々を導くかのように現れては消えている。
道中には、機械仕掛けの物を造っていたような所もあった。
ドゥーマーの技術とやらは、いったいどれほどの物なのだろうか?
今もなお動き続けている機械もあるんだから、その動力源は永久的なものなのか……
さて辞典だ。
辞典のあった場所は、過去の幻影を辿れば分かるだろう。
赤く輝く過去の幻影をつけていく。
この地点では辞典を狙っている一行のようだが、途中に一人、また一人と脱落して行ったようだ。
遺跡に赤く輝く過去の幻影の人と同じ遺体が残っているのだ。
………
……
…
そしてついにアバンチンゼルの最奥に到着した。
辞典を返す場所が、おそらくここのどこかにあるはずだ。
しかし、ちょっと待った。
ここにも設置されていたか、センチュリオン・マスター!
ムジョル「あれよ、あの巨人像よ……」
ラムリーザ「ふむ……(。-`ω´-)」
ムジョルは少し動揺したようだが、俺は何も気にしない。
落ち着いて雷属性の弓矢を召喚する。
ムジョル「弓?」
ラムリーザ「見てろよ」
頭部を狙え!
放たれた矢は、狙いを寸分違わずセンチュリオン・マスターの頭部に命中する。
雷の力が機械に流れ込み、ショートさせるのだ。
哀れ、センチュリオン・マスターは壊れてしまった。
ラムリーザ「どやっ!」
ムジョル「そうか、剣に雷の力を付与していればよかったのね!」
ラムリーザ「剣で戦うのなら、その方が効果的だろうな」
この広間には、赤く輝いていた、過去の冒険者の一人の遺体が転がっていた。
辞典を求めてここまで来たが、センチュリオン・マスターにやられてしまったのだろう。
そして、リフテンに居たアルゴニアンは、ただ一人生き残って辞典を持ち帰ったというわけか。
しかし何故持ち帰ったことを後悔しているのだろうか……
記憶が苦しめるとか言っていたが、一人生き残ってしまったという記憶だろうか?
まあよい。
辞典保管庫というところがあったので、そこに辞典をはめ込んでしまおう。
これでよい。
~ Mission Complete ~
ラムリーザ「辞典は返して来たぞ」
水底からの者「聞きたいことでもあるの?」
ラムリーザ「……? それだけ?」
なんか味気ないな。
人助けをしたのかどうかわからないじゃないか……
さて、ムジョルとはここで一旦別れることになった。
ムジョル「ありがとう、いい経験になったわ」
ラムリーザ「機械相手には、ショートさせてやるのが一番だ」
リセッテ「鍛冶屋相手には?」
ラムリーザ「是が非でも、尻を守り抜くことだ……(;´Д`)」
リセッテ「何よそれw」
というわけで、辞典を返すという任務は完了っと。
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