ムジンチャレフトとグリムシーバー
リフテンの人間は、みんな一癖あって苦手だ。
みんな何か裏があるって人ばかりなんだよな。
特に苦手なのが、鍛冶屋と首長。
あまり会いたくない物だ。
そういう人々の中にも、リフテン以外の人も居る。
雌ライオンのムジョルだ。
リフテンこそ、倒すべき最大の獣だと考えているのだ。
うむ、協力してやってもいいかもな(^ω^)
一緒に居るのは、ムジョルと何でも半分個のアエリン。
ムジョルがムジンチャレフトのドゥーマーの廃墟で、巨人像に襲われ酷い怪我を負ったとき、介抱してくれて以来ずっと一緒だという。
そしてその廃墟で、「グリムシーバー」という剣をなくしたという。
巨人像に襲われたとき、手放してしまったのだ。
ムジョルは今でも、その剣を失ったことを悔やんでいるようだ。
ムジョル「あれがないと生まれたばかりの赤ちゃんみたいに無防備な気分になるわ……、代わりが見つかるとは思えない」
ラムリーザ「じゃあ、取ってきてやるよ」
ムジョル「そんな危険な旅を引き受けてもらうわけにはいかないわ。無駄足を踏むだけよ」
ラムリーザ「いやまー、諸事情で人助けが使命になっとるんだわー」
ムジョル「グリムシーバーはムジンチャレフトのドゥーマーの廃墟にあるわ。気をつけて進んでね」
巨人像、か。
ドゥーマーの廃墟の巨人像……
おそらくガーディアンみたいなやつのことだろうな、何度か見てきたな。
お目当てのグリムシーバーは、通信機みたいなものかな?
ウラッグ「それはトランシーバーだ」
…………(。-`ω´-)
というわけで、ムジンチャレフトに行く事になりました。
アルフスタンドを思い出す光景だ。
遺跡の周りは山賊が屯していたので、片っ端から射抜いて片付ける。
書面も残されており、どうやらこの遺跡から秘宝を運び出すことになっていたようだ。
秘宝があるのか?
入り口はあそこだな。
それでは突入。
中は、ムズルフトやアルフスタンドと似たような造りの遺跡だ。
所々山賊が居るようだが、俺の敵ではない。
何かの研究でもしていたような……
そういえばマルカルスのカルセルモがドゥーマーの研究をしていたな。
似たような連中が大勢居るのかもしれない。
ドゥーマーの遺跡には機械仕掛けのドワーフスフィアが動き回って、侵入者を排除しているのだ。
なんか山賊とやりあってますなぁ。
二体相手に山賊の方が押されているけど、まぁ傍観w
傍観していたら、ドワーフスフィアがリセッテに感づいてこっちに向かってきた!
危ないな!
どうやら山賊が片付いたようで、こっちに向かってきたようだ。
もう一体は、「わんわんお」と交戦中のようで……(。-`ω´-)
遊んでないでさっさと片付けろw
しかし……
見れば見るほどドゥーマーの文明が分からなくなってくるな。
いったい何がどうしてどうなっているのやら。
ドゥーマーが生き残っていれば、便利な世の中になってたかもしれないな……
機械で動く馬車とかが出現して、自動的に街から街へと移動してくれるんだ。
家の二階に上るのも、わざわざ階段上らずとも機械の力で持ち上げてもらうんだ。
惜しいものだ……
さて、この先は鉄格子が突き出ていて進むことができない。
スイッチを切り替えながら道を作っていくようだ。
何か「わんわんお」は、鉄格子の隙間を通り抜けてこっちに来るけどな……
最終的にこの弁を作動させると、全て開いたよ。
奥にあったのは、地下に通じるエレベーターシャフトだ。
さてと、どんなところに降りるのか?
どうせファルメルとシャウラスの巣窟だろうがなっ!
続く――
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