虐殺者エリク
エリクの旅支度が整うまで、ロリクステッドで世話になることになった。
宿屋を経営してるエリクの父ムラルキは、ホワイトランで武具を工面してくる間、俺らが宿屋の店番をすることになっちったw
エリクが考え込むと完全回復だよな。
エリクが「さー」と考える……、エリクサー……
リセッテ「(じ~っ)」
……(。-`ω´-)
………
……
…
――数日後
ラムリーザ「通名は『虐殺者エリク』だと?」
エリク「庭いじりのエリクとか、鍬使いのエリクとか、誰も雇わないだろう」
ラムリーザ「自分を真に表す名前か」
リセッテ「変人ラムリーザとかどうかしら?」
ラムリーザ「俺たちのチーム名を『X-FILES』にするなら構わないよ、スカリー」
リセッテ「誰よそれ……」
エリク「未熟なのは分かっているけど、経験が足りない部分は勇気で埋め合わせするさ」
勇気ねぇ……
鍛錬の方がいいと思うけどねぇ……
まぁ、ノルドチックでいいんじゃない?
その夜、街の外から喧騒が聞こえてきた。
なんだ?
なんだかよくわからないが、ステンダールの番人が吸血鬼を追い詰めているみたいだ。
エリク「吸血鬼だ!」
そう叫ぶと、エリクはステンダールの番人に加勢し、吸血鬼を追い始めた。
ミーコ「わんっ!わんっ!」
釣られて「わんわんお」も飛び出す。
血の気の多いやつらめ。
加勢するエリクと「わんわんお」
仕方がないので追ってみる。
吸血鬼は1対4でかなり劣勢。
逃げ回るしかないみたいな感じだが……
ついに追い詰められて観念する吸血鬼
しかし叩く叩く。
番人が叩く叩く。
エリクも加勢して叩く叩く。
「わんわんお」も(ry
俺は流石に静観。
いやまぁ
確かに吸血鬼はやばいよ。
見つけたら潰しておかないとな
しかしお前らやりすぎ。
よってたかって……
いやまぁ、吸血鬼だからいいけどね。
俺もストームクロークの吸血鬼に襲われた前例あるしな。
エリク「どうだい、これで虐殺者の名前負けしてないだろう」
ラムリーザ「ちとやりすぎな感があるが、初陣にしては上出来かな」
エリク「なんとかなりそうな気がしてきたよ」
1対4だったもんな……
タイマンやってから自信つけろよ。
翌朝……
ラムリーザ「さて、どこ行くべ?」
エリク「ここから南に行った所に、『大蛇の崖要塞』というフォースウォーンの根城があるんだ」
ラムリーザ「うっほほほーのごっほごほ」
リセッテ「だから原始人じゃないってば」
エリク「村の近くにそんなものがあるなんて危険だと思うので、潰しておきたいんだ」
ラムリーザ「左様でごじゃるか」
エリク「本来なら500Gで雇ってもらうところなのだけど、あなたたちには冒険の授業料代わりに只でついていくよ」
ラムリーザ「なんやそれ?」
リセッテ「うふふっ」
エリク「スカイリムで十分な資金が作れなかったら、ハンマーフェルまで行って仕事を探そうと思うんだ」
ラムリーザ「クーデターでアルドメリ自治領に喧嘩売ったところか……」
というわけで、次は大蛇の崖要塞を目指すことになりました。
フォースウォーンか。
マルカルス事件の時には一緒に戦った仲だが……
マダナックの取り計らいで、ドルアダッチ要塞だけは俺を歓迎してくれるということだが、他の要塞はその限りではないとのこと。
潰しておくかぁ……
今回入手したもの
虐殺者エリク(仲間)
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