ドラゴンの驚異健在
道なりにロリクステッドという村を目指す二人と一匹。
道端にオオカミがいたと思えば――
――「わんわんお」が片付ける。
もう全部まかせきりにしてしまおうかのぉ。
さらに道なりに進むと、巨人と山賊が戦っている。
無謀な山賊も居たものだ――
――と思っていたら、山賊が勝っちゃったよ。
なかなかやるじゃん――
――と思っていたら
今度はこっちに襲いかかってきやがった……(。-`ω´-)
山賊「死体から盗む方がずっと簡単だからな!」
などと叫びながら、「犬」を襲う山賊。
左様ですか。
じゃ、遠慮なく――
邪魔すんな「わんわんお」
さてと、まだまだ……
俺はちゃんと見ていた、巨人に矢が刺さるのを。
無論俺は巨人を攻撃していない。
まだ一人、山賊の射手が残っていることを。
向こうも狙撃の機会を狙っていることだろうが、喧嘩を売る相手を間違えたなw
そこだ!
ふぃ……
ドラゴンの驚異が去ったと思ってたら、これ幸いと山賊がのさばってらぁ。
ウルフリックとエレン姉やんの計らいで帝国軍の第一線から離れた今、これからは山賊狩りが主流になっていくのだろうか……
リセッテ「流石ね! でも、何してるのかしら?」
ラムリーザ「死体からお金を簡単に盗んでいるのさ(ゴソゴソ)」
リセッテ「…………」
まぁ、旅費もさることながら、折角だから財産築こうや。
しかし山賊多いな。
また略奪してらぁ。
仕方ないから中身のお金と指輪だけは頂くことにするけどねw
――と、その時。
リセッテ「!」
なんだか慌てて逃げ出すリセッテ。
なんだ?!
どした?
リセッテ「ド、ドラゴンがいる……」
ぬ?
う~む……
ドラゴンの唸り声が遠くにしているなと思っていたのだが。
あいつか……
ドラゴン……
リセッテは怯えてしまい、このままでは旅を続けることはできなくなってしまうな。
冒険したいしたい言うし、マッドクラブ相手には得意げになっていたが、やっぱりドラゴンは怖いか。
ドラゴンの驚異が完全に去ったわけではないと判っていたが、
こんなに早く再び相見えるとはなぁ。
アルドゥインと対峙してきた俺にとっては、もはや驚異ってものではないが、油断ならない相手だということには間違いない。
さてどうしたものかね
続く――
今回入手したもの
お金 巨人336G+山賊135G+山賊41G+山賊24G+荷車137G=673G
アメジストの銀の指輪
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