魔導師大学完結編9 ~魔導師大学、新体制~
俺の名前はラムリーザ、ウィンターホールド大学のアークメイジだ。
マグナスの目騒動から大学を救ったという功績が評価されて、空席となっていたアークメイジに就くことになっちゃった。
功績が評価されたと言うが、俺に言わせてもらうと「他の奴ら騒動に関心無さ過ぎ」ってこったなw
俺が就くと発表しても、「がんばれよ」程度でやっぱり興味ナッシング。
みんな自分の研究にしか関心無さ過ぎでござるよw
騒動を真剣に捉えて対処しようとしていた、前アークメイジ様、ミラベルさんは殉職……
アンカノ叔父さんは重傷、ジェイザルゴも俺を庇って負傷。
俺も疲労困憊……(;´Д`)
とにかく、失ったものの大きな戦いだった。
あ、そうそう。
アンカノ叔父さんだけど、治癒学のコレット先生の治療のお蔭で一命をとりとめたんだ。
これで俺の親父に対する面目も保てたわけだな。
早く元気になってもらいたいものだ。
しかし思ったよりもダメージは大きく、このまま大学の顧問を続けることは困難となっていた……
療養ということで、故郷のサマーセット島に帰ることになっちゃった。
まぁ俺には顧問はいらねぇ。
俺の好きなようにやらせてもらうさー。
というか、堅苦しい叔父さんが居なくなるのは、寂しくなる反面、気楽になるけどね。
叔父さんが居たら、ピクニックが研修旅行になっちまうからなw
ウラッグ「おほん!」
ラムリーザ「なんですかその図ったような咳払いは……」
ウラッグ「困ったものだ……」
ラムリーザ「何も言ってません(。-`ω´-)」
アンカノ「いいのか? 連れて帰ってやってもいいんだぞ。兄(俺の親父)には私が口添えしてやろう」
ラムリーザ「いや、俺はまだスカイリムに残るよ(リセッテさん……)」
そうか、お前の人生は私には関係ない事だから、好きにするがよい。
叔父さんは、俺がアークメイジなら、いつでもサルモールの意のままにできると考えているみたい。
しかし、ウィンターホールド大学がサルモール派になるわけにはならないからな。
というか、政争を避けてここに来たジェイザルゴや、マグナスの目が暴走していても自分の研究にしか興味の無い連中……
明日から俺達サルモールだっ! て言っても、ふ~んってそのままいつも通り研究していそうな気がするよw
それ以前に俺は帝国軍なのですがー。
というか、ウィンターホールドはストームクローク領なんだよ。
ここに居たらやばいじゃん俺(;´Д`)
しかし叔父さんは最後にとんでもない置き土産を残して行ってくれた。
アンカノ「エレンウェンがお前に直接話したいことがあるようだ。一度会ってやることだな」
勘弁してくれ……(;´Д`)
後、考えなければいけなかったのは、もう一つ空席になっていたマスターウィザードの席、特に立候補も無く、今回の功績1だった俺の教官だったという理由で、トルフディル先生が就任することになった。
破壊術のファラルダ先生が「意外ね……」と言ったぐらいで、とくに反論も無し。
やっぱりみんな自分の研究にしか関心無さ過ぎでござるよw
でもなー、今回の件で一番得したのはトルフディル先生だろうなー。
だってさぁ、俺感じてたんだけどさー、アークメイジって名誉職みたいなもので、大学の運営を実質取りまとめているのって、マスターウィザードのミラベルさんだったじゃないか?
サボス様は、なんか「本当か? 本当か?」って頼りなさそうだったしなぁ……
はぁ、ミラベルさん……
もっといろいろ話したかったな……
まあよい。
いや、よくはないが……
これでめんどくさい雑務は全部トルフディル先生がやってくれるってことだよな。
じゃあアークメイジの仕事っていったい?
さて、なんか俺はとんとん拍子でアークメイジになっちまったが、もう一人の功労者、ジェイザルゴにも何か報いてやりたいものだ。
さて、何か無いもんかの?
ジェイザルゴ「新しいアークメイジに挨拶ができて、ジェイザルゴは嬉しい反面、かなり妬ましくもある」
そうか、うらやましいか。
それじゃ、そこを考慮して何か考えるか。
ラムリーザ「とりあえず、新任アークメイジより、一つ通達。大学に昼寝タイムを導入しよう」
みんな「昼寝したけりゃご自由にどうぞ」
くっ……
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