帝国軍編6 ~ホワイトランへの伝言あり~
リセッテさん……
彼女の歌声はいつ聞いても癒されるなぁ……
ウルフリックって悪者に対抗しようって意気込みも凄く伝わってくるよ。
打ち破った日には飲み歌おう、いつか俺も……
しかし歌に出てくるウルフリックっていったい誰なんだろう?
サルモールも調査していたみたいだけど。
ラムリーザ「リッケ隊長、ひとつ伺いたい事があります」
リッケ特使「なにかしら?」
ラムリーザ「ウルフリックって何者ですか?」
リッケ特使「…………」
テュリウス将軍「…………」
リッケ特使「ホワイトランの伝令の件、彼にやらせては? 丁度良い機会だと考えます」
テュリウス将軍「そうだな、伝令は他の者を行かせる予定だったが、お前に行ってもらう。きちんとスカイリムの情勢を把握してくること!」
ラムリーザ「りょーかいっ」
次の仕事は伝令か、楽な仕事ですな。
しかしなんか呆れ顔されたけど、なんでだよ(´・ω・`)
ウルフリックって何者だよ、結局教えてくれなかったし……
ポテマのことか?
……いや、それはウルフスカルだったな。
しかし気になるのは、将軍の話ではそのウルフリックてやつがホワイトランを攻めるらしいとのこと。
それで帝国からの増援をしようとしているのだが、バルグルーフ首長は渋っているそうな。
ちょっと待ってくれよ、ホワイトランには俺の家があるんだぞ……
というわけで、久しぶりにホワイトラン。
まーたやって来てるよ麻薬売人の一団が。
ラムリーザ「スクゥーマ販売御苦労さーん」
リサード「今日も何か買っていくかーい?」
ラムリーザ「誰が買うか!」
ヘイムスカーも相変わらずですなぁ。
ほどほどにしておかないと、サルモールに粛清されるぞw
あ、俺はサルモールじゃないから粛清しないので安心して騒いでなw
さて、久しぶりに首長に面会だ。
将軍から重要な伝言があります。
そしてその伝言について、執政やイリレスとの協議が始まったんだけど、ウルフリックがストームクロークを派遣してくるとか……
自分の軍隊の強さを確かめようとしているって。
あれ……、ウルフリックってひょっとして。
バルグルーフ「この斧を、ウルフリック・ストームクロークに渡してくれ」
ラムリーザ「斧? ウルフリック・ストームクローク?」
しまった、そうだったのか!
ウルフリックはウルフリック・ストームクローク……
ウィンドヘルムの首長さんで、ソリチュードの上級王殺害犯……
俺たち帝国軍の宿敵じゃないか……
将軍や特使が呆れるのも無理無いわ、俺はアホかいな(´Д`;)
しかし、斧? 伝言が斧?
斧が返って来たら決着の時、返って来なければ平和を築ける?
しゃべる必要は無いの?
なんかノルドは斧の送り合いで語るのか?
手紙じゃなくて手斧、斧に文字でも書いているのかな。
俺にはわけわからんな……w
まあよい。
あ、ちょっと待った……
この斧でウルフリックを仕留めてこいってこと?
斧が返って来たら俺が負けたということで改めて決着の時。
返って来なければ俺が勝ったということで勝利ってこと?(´Д`;)
いや、渡してくれだったな……
しかしウィンドヘルムですか……
ウィンドヘルムはストームクロークの本拠地、つまり敵のど真ん中。
首長に会いに行くとなると、隠密行動ってわけにはいかないぞ。
数人相手ならいざとなれば弓で蹴散らしていいものの、大軍となるとさすがに……
剣と盾が必要、かな?
使ったこと無いから意味が無いかもしれないが……
俺、死ぬかもな…………
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