復興されたヘルゲン
翌日――
アンカノ「ラムリーザよ。今度はオンドルマールをヘルゲンに連れて行ってもらおう」
ラムリーザ「また出張ですか? しかし何故ヘルゲンに?」
アンカノ「お前が休戦協定で、マルカルスをストームクロークに与えたから、オンドルマールは居所を失ったのだ」
ラムリーザ「ついさっき、帝国軍がリーチ地方取り戻したよ」
オンドルマール「マルカルスはもうよいのだ」
ラムリーザ「しかしまたなんでまたあの廃墟に……」
オンドルマール「ヘルゲンは復興したのだ。そこて私は、今度はそこに派遣されことになったのだ」
ラムリーザ「ほぇ?」
ヘルゲン、いつの間に復興したのだ?
二ヶ月間ウィンターホールドで遊び呆けていた間に、いろいろと世の中変わっていったんだな。
帝国軍は俺が居なかったので、ずっとリーチ地方を取り戻せずに居たがw
ヘルゲンは、シロディールへの国境付近の重要な拠点のひとつ。
街が機能し始めたとなると、サルモールも押さえて置きたいのだろう。
代わりに俺がマルカルス担当、とならなければよいが……
………
……
…
本当に復興してら……
オンドルマール「私はここで部下と落ち合うことになっている」
ラムリーザ「そりゃどうも、ご苦労様です」
オンドルマール「ラムリーザ、お前にはいろいろと世話になったな」
ラムリーザ「お役に立てて、なによりです(。-`ω´-)」
あー、なんかもうサルモールでも良い気がしてきたよ。
オンドルマールはどちらかと言えば穏便派なのかね?
堅苦しいところはあるが、そんなに高圧的には感じないよな。
アランガ「オンドルマール殿、お待ちしておりました」
オンドルマール「うむ」
彼女がそうか……
じゃ、俺はここらで失礼するかな。
ヘルゲンは、俺がスカイリムの大地に投げ出されたときに、アルドゥインの襲撃を受けて壊滅したのだ。
処刑場だったところも、街の中心として再稼動したようだな。
リセッテ「露店もあるわ、見ていきましょうよ」
ラムリーザ「そうだな」
すでに露店も機能している。
おおう、サルモールの店……(。-`ω´-)
どうやら、この地ではサルモールは「地域密着型」でやっていくようだな。
帝国とストームクロークとの戦いはそろそろ終わりそうになってきた。
サルモールとしては、次のステップでの行動を起こす時期に入ったわけか……
………
……
…
あの日、アルドゥインが顔を出した砦の壁はそのままだ。
しかしそこから見える風景は、もう廃墟ではない。
どこから見ても、普通の街だ。