パルフェ ~ショコラ second brew~ Standard Edition 総括
この度、パルフェ ~ショコラ second brew~ Standard Editionというゲームを全て完了しましたので、最後に総括のようなものを纏めて終わりにしようと思います。
きっかけ
このゲームは、もう10年以上昔になるかな?
ショコラの時にも述べましたが、元々は「この青空に約束を――」で知った丸戸史明さんというライターの書くストーリーがいいなと思ったのがあったというのが初めてだったりします。
それで、どういった経緯だったかはもう忘れてしまいましたが、パルフェまでプレイしたというのがありました。
オリジナル版は既にプレイした事のあるゲームなので、プレイ日記書こうかどうか迷ったのですが、ロイヤルスウィートコレクションにStandard Editionが付いていたのがきっかけで、ちょっと取り上げてみました。オリジナル版との違いもあるというので、やってもいいかなという感じで、違いを見つけながらプレイするという形で進めてみました。Standard Edition版が無ければ、ここで取り上げることは無かったと思われます。
ショコラの時同様、エロにはあまり興味が無くなってきているので丁度良かったと思います。
あとあえて理由を挙げるとしたら、久々にしゃべりたくなったというのが(謎)
しかし過去の記事見てみたら、ままらぶの時にこのジャンルはもうやらないと書いているな……w
お気に入りキャラクター
これに関しては、昔と今とで大きく変わってしまったというものがあります。
結果から述べると、風美由飛一択という結論に至ったとしておきましょう。
昔オリジナル版をプレイした時は、里伽子以外有り得ないという結果でしたが、今回リプレイしてみて、さらにフォセットの里伽子抄も初見ながらプレイた結果――
里伽子めんどくせぇ……(。-`ω´-)
どうも私は、めんどくさいヒロインは素直にめんどくさい様です。
いろいろなレビューを見た結果、丸戸史明さんというライターは「めんどくさい女」を作り上げるのが得意らしいです。
これはRippleの加藤あおいに始まり、ショコラの秋島香奈子を経て、この作品の夏海里伽子に至るといった感じでしょうか。
しかしここ数年の内にRippleからプレイしてみた結果、私はRippleの飯塚カノコに始まり、ショコラの桜井真子を経て、別シリーズになりますがままらぶの藤枝涼子に至るといった結果になっています。
そんなわけで、リプレイ中はお気楽系の由飛と、お姉さん系の恵麻、どっちが良いかな? と言った感じにこの二人がせめぎ合っていました。
ところがプレイ中に、一人関係や、ちょっと引くぐらいの姉弟関係にうんざりして、恵麻は由飛から一歩後れを取ることになりました。
そして元々玲愛のようなキッツイ系は苦手で、年下系はあまり趣味じゃないので明日香も外れて、いろいろ考えた結果の由飛一択です。
次点は誰だろうか、瑞奈かなぁ? いや、二番手なら恵麻も有り。とりあえず、由飛だけ飛び出ていて、次点は並んでいて誰でも良いということにしておきましょう。
恵麻は対象にするのが早すぎた。もう10年、15年後だったら、一人のことも落ち着いて、藤枝涼子みたいな感じになっていたと思う。それなら文句無く一番お気に入りになっていたかもしれないけど、それだと涼子の二番煎じになるからね……
もっとも、おまけストーリーもパルフェの一部に加えて良いのなら、ちょい役の桜井真子が一番になりますけどねw
ちなみに前回もやった全体を通してだと――
※)記号の意味は以下に示すものとします 「≧」左の方が上だけど右でも別にかまわない 「>」明らかに左が格上 「、」同格(並び順は作品が古い順)
藤枝涼子 ≧ 桜井真子 ≧ 飯塚カノコ > 森本奈海、大村翠、クリスティーナ、風美由飛 > 八乙女維月、神応寺古都 ≧ 真名井美里 ≧ 沢村有希、秋島香奈子(高校時代の香奈子なら美里よりも上)、藤枝小雪 > 杉澤恵麻 ≧ 川上由里己、若草遥香(遥香は不倫にならなければもっと上位に食い込む) > その他
ん、御三家はたぶんこの青空に約束ををリプレイしても崩れないと思う。とりあえず由飛と恵麻だけランクイン。
もっとも藤枝涼子は選出基準が特殊なので、殿堂入りさせてランキングから外して良いかもしれないと考えているけどね。
あとは過去の記憶から判断すると、このランキングに加わるとしたら、羽山海己が森本奈海のラインに入るか一歩飛びぬけるかだと思うけどね。そこはリプレイしてみて判断します。
おまけで、主人公ランキングを語ってみようか。
高村仁って、家族関係の考えが極端すぎて、あまり好きじゃないのですよね。
百瀬裕一 > 結城大介 ≧ 本多惣一 ≧ 桜木浩二 > 高村仁
こんなところかな。
あまりどうでもいいランキングですねw
印象に残っているシーン
ここでは、プレイ全体を通して、特に印象に残っている一コマを五つほど挙げていこうと思います。
第一位
ひょっとしたら、これが第一位でもよかったかもしれない。それほど印象的なシーンでした。
――と実は第五位の箇所で書き始めたわけですが、思い返せば今回自分に一番影響を与えた一言だったので、第一位に持ってき直したという経緯があります。
オリジナル版しか知らない人は、こんな場面は見覚え無いと思いますが、これは瑞奈編で出てきた一言です。これは目からウロコでした。
はっきり言ってこの一言が、オリジナル版を昔プレイした時に抱いた里伽子しか有り得ないという感情を消し去った瞬間だったと思います。
その結果、今では堂々と由飛が一番お気に入りと宣言できるようになったというわけです。
花鳥とか里伽子とか関係ないんだよ、俺は由飛が好きなんだって!
第二位
俺だけの女神の、俺のためだけの、歌――
ピアノの演奏からエンディングテーマに入る流れが神がかってる、というのは大袈裟でしょうか?
だーかーらー、私は由飛がお気に入りなんだって! 花鳥も里伽子も関係ないだろうが!(二回目)
――いや、由飛も花鳥じゃないかw
第三位
由飛編ばかりになりがちですが、普段は苦手な玲愛だけど、この場面の玲愛はものすごくかっこよくてお気に入り。
ここに限らず玲愛って他のヒロインのストーリーで、ちょっとした助け舟を入れる役割になっていたりするのよね。
例えば恵麻編で、タバコを止める話をしたときとかね。
第四位
なんだかんだで、ストーリーとしては里伽子が一番なのは、今も昔も変わりません。
ここに辿り付けた時、救われた気分になります。恐らく多くの人が、そう思っていることでしょう。
というより、キャラクターとしては由飛が好みだけど、世界観的にはこの話しかTRUEはあり得ません。(だから、フォセットのシナリオでは「カトレア記念日と里伽子抄の二本しか存在を認めていません)
第五位
これだけだとよく分かりにくいかもしれないけど、明日香編学園祭からです。
これは明日香も仁に惚れるよね。他のヒロインのストーリーでも、裏ではこの出来事が起きていたのかな?
次点は恵麻編帰省での、こたつのシーンとか。
あと、かすり編の「じっじっ仁くん、キスしてたー」とか、効果音込みで好き。
その他思ったこと
まずは攻略順序について、個人的に思うこと。
どうもレビューでは、かすりや明日香からプレイすることを勧めていますが、私は反対です。最初は由飛か玲愛で気に入ったほうからプレイすべきかなと思っています。
というのは、強制イベントを考慮した結果です。
強制イベントとかかわりの強いキャラを挙げてみますと、最初から順に「いきなり配置転換(由飛)」「怪しき隣人(玲愛)」「1クォーター終わりから2クォーターにかけて(恵麻)」「二度目の宣戦布告(玲愛)」「月例会(恵麻)」「2終わり~3始め(里伽子、由飛、玲愛)」「花鳥姉妹の真実(由飛、玲愛)」「3と4の間(全員)」、以上。
この通り、由飛と玲愛の二人にとって重要な話が多いのですよね、花鳥姉妹の真実とか。
これは同じような理由として挙げるなら、次回作のこの青空に約束をについて沢城凛奈を最初にプレイするのをお勧めするのに通じるものがあります。
というわけで、自分が取った順番は「由飛→玲愛→瑞奈→明日香→かすり→美緒→恵麻→里伽子」という進め方をしました。
昔にプレイした事のある経験から、恵麻、里伽子をラストに持っていくとして、まずは一応看板娘でお気に入りの由飛、それから並行で進めなければならない玲愛、玲愛のイベントと割と重なる瑞奈という順番、これが前半。
中盤は中だるみってわけではないけど、サブキャラに近い明日香、かすりと進めてから美緒。瑞奈と美緒に関しては初見になるので、プレイ意欲を持続させる為にバランスよく配備したという形ですね。
そして後半戦に突入という形にしました。如何でしょうか?
次に、ふと思った「不謹慎」かもしれない考えを述べてみます。
それは「里伽子以外のヒロインは、仁と幸せになれたことを放火魔に感謝すべきでしょう」というものです。
放火魔に感謝、一見とんでもないことにに見えますが、もしもの世界で考えてみたら、そういう考えも生まれます。
どうでしょう、もしも放火魔が居なければ――
・ファミーユ本店はそのまま残るので、ブリックモールに行くことも無く、玲愛、瑞奈と出会うこと自体が無くなる。
・同じ理由で由飛とも出会わない。もしも由飛が何かの拍子でファミーユを見つけ、同じ理由で制服に憧れて面接に来ても、里伽子健在のファミーユでは、里伽子の反対で採用されずにさようならw そもそも雇う必要が無いw ただし、ショコラの美里の時の大介と同じ作戦を使われたらワンチャンある。でもやっぱりそもそも雇う必要が無いw
・恵麻が寝込むことも無く、里伽子が怪我をすることも無い。強いままの里伽子は、バーで初めて仁から告白された時に「恋人としては嫌」と言わずに受け入れていたかもしれない。いや、断る理由も無いので、ここでハッピーエンドで終わっていたと思う。他のキャラにチャンスが生まれるとしたら、ここで里伽子が断った場合のみだろうなぁ……
・他のメンバーは、なんだかんだで里伽子推ししているので、里伽子が健在で主戦力の世界ではずっと一歩引いたままだろう。
・本店が無事なら明日香は、ファミーユをブリックモールに導くことも、学園祭でファミーユをやろうという話にはならなかっただろう。ずっとマスコットのまま。
・かすりも駆け落ちの責任という理由が無くなる。むしろどこかで実家に強制送還されていたかも? 美緒は知らんw
・それ以外でワンチャンあるとしたら、元々仁にとって憧れの対象だった恵麻ぐらいかな。でも本店が無事なら、おまけストーリーの日常が淡々と続いて、それこそ仁と里伽子はつまんない恋を続けていつの間にかくっついていたでしょう。
――こうなると、私は思った。
仁が他のヒロインと結びつくには放火魔は必要だった。逆に里伽子は放火魔を呪えw
ただし……、何が何でも恵麻を最優先することの弊害が無いままその考えを続け、ひょっとしたら里伽子と引っ付いた後に何かとんでもない破局を迎えそうな恐れが残るけどね。それとも家族になりさえすれば、反省は無くても里伽子も最優先するのかな?
次に、BGMについても述べておきましょう。
Standard Edition版では、オリジナル版と違ってリメイクサウンドが採用されています。それについて、いろいろと思ったことを――
まずは格ヒロインのメインテーマからです。
思うに由飛、玲愛、明日香、かすりのテーマ、リメイク版はいまいちかなと思っています。
というのも、リメイク版では由飛、玲愛、明日香のテーマはほとんどそっくりで、聞く人によっては区別がつかないのではないでしょうか? かすりのテーマも、若干テンポは落ちますが、音色がそっくりです。オリジナル版だと、それぞれ異なる雰囲気の曲になっているのですけどね、この四人に関してはオリジナル版の曲の方が好みです。
逆に里伽子のテーマは、リメイク版の方が好みです。オリジナル版の無味無臭の曲も、性格が現れていると思いますが、リメイク版では「second brow」というタイトルもあって、里伽子をメインに推しているのだな、というのが伺えたりします。
恵麻のテーマは、オリジナルリメイク共に同じように好みだったりします。ただし、リメイク版ではほんわかムードが強調されていて、キャラのイメージにより合っているかな。オリジナル版は清楚なイメージが強い気がする。
そしてリメイク版で一番助かった曲が「Famill」という曲です。
これはオリジナル版の「夢のその先。」に該当する曲で、主に感動的場面で流れています。
しかし「夢のその先。」は、どうも里伽子のラストシーンのイメージが強くて、他のヒロインの物語で流れると違和感を感じるようになっていました。
それが今回、別の曲にリメイクされることで、里伽子以外の物語で流れても、すんなりと良い場面に合っていると感じました。
それ以外の曲に関しては、新旧どちらでも特にいいかなって感じですね。
あと思ったことは、本編の感想の時にも書きましたが、慣れって怖いなと思いました。
以前初見でプレイした時は、里伽子編で涙ぐんだりしたものですが、里伽子編は何度も見直したというのもあり慣れてしまったようです。
今回リプレイしたとき、割と素のままプレイしている自分に驚いたりしました。
最初はカーステレオに持ち込んだつまんない恋を聞くたびにですら涙ぐんでいたのにね……
プレイした感想は、というか総括は、そんなところかな。
しかしやっぱりFOLKLORE JAMが一番お気に入りという点は変わらないかな。ファミーユよりも、オカルト研究会の方が好きです。
まじでFOLKLORE JAM2出ないかな、あの絵も個人的にはパルフェなどの絵より好みなのだよね。
以上で、今回プレイしてみたパルフェ ~ショコラ second brew~ Standard Edition、これにて全て終了ということにさせていただきます。
ここまで読んでくださったかた、ありがとうございます。
また別のゲームでお会いしましょう。
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