ショコラ ~maid cafe “curio”~ Standard Edition 総括
この度、ショコラ ~maid cafe “curio"~ Standard Editionというゲームを全て完了しましたので、最後に総括のようなものを纏めて終わりにしようと思います。
きっかけ
Rippleの時にも書きましたが、元々「この青空に約束を――」で知った丸戸史明さんというライターの書くストーリーがいいなと思ったのがあり、有名どころとしてパルフェをプレイしたりしていました。これが何年か前、2012年ぐらいだったかなぁ?
そこで最近になって、パルフェの数年前を舞台とした前作であるショコラもやっておこうかな、と思って始めました。ついでにRippleもプレイして、そちらのプレイ日記もありますので、興味のある方はぜひご覧になってください。
このゲームをやるきっかけは、そんなところかな。
2003年に出たゲームだから結構昔のゲームになりますね。
パルフェの二年前ということで、世界観を共有しているのでパルフェで出てきた名前も出てきますね、橘女史こと橘さやかとか。あと大村翠もパルフェにキュリオ一号店の従業員として出てきていたと思います。
ちなみに、エロにはあまり興味が無くなってきているので、極力エロが無ければそちらをプレイしようと考えています。というわけで、今回プレイしたのはオリジナル版ではなくて、スタンダード・エディションです。そういったことから感想や考察も、スタンダード・エディション基準となっています。
興味が無くなった理由を掘り下げると、そういうエロシーンというのは、キャラがそれぞれ違うだけで、やっていることは結局どれもほぼ一緒じゃん。というところまで行き着いてしまったので、一番本命以外のシーンは正直もうどうでもいいです。んでめんどくさいから、エロ無しの移植版でいいやと。
全般的にエロが要らない、ではありません。キャラが違うだけでやってることは結局同じなエロシーンが無駄なだけです、はい。
お気に入りキャラクター
Rippleの総括と同じように、お気に入りヒロインをベストスリーに絞って挙げていきましょうか。
第一位 桜井真子
うん、癒されます。最高に癒されます。前作の飯塚カノコより、癒しを強化したようなヒロインですね。
プロローグのおっぱいで注目を浴び、その後の言動でぐいぐい引き込まれていくました。
でもあまり有名なキャラじゃないのかな? 名前で検索しても全然出てきませんし。
でも面白くていいキャラだと思いますよ、壷とか買っちゃうし。ノーマルエンドの一枚絵とか、最高です。
第二位 大村翠
真子さんは一番お気に入りだけど、結婚していくとなると大変だろうなぁ……、壷とか買うし……。
というわけで、第二位は結婚するならこの娘、というわけで大村翠です――って、Rippleの時と選考基準が同じじゃないですか。一位お気に入り、二位幼馴染とかさ。
でも実際のところは、一位と二位の間はすごく離れていて、二位から四位において三人、好みは迷うところがあります。
ただ「思い出の宝石箱と手元に置いとく道具箱」だと、やっぱり自分も道具箱のほうがいいかな、と考えたりしますね。
そういうわけで、有能+面白かったということで、二位には翠を挙げました。
第三位 真名井美里
ぶっちゃけて言うと、四位の秋島香奈子とどっちでもいいです。でも、第一印象を優先して、美里を第三位に挙げておきます。
実はプロローグ終了地点では第二位だったのと、これは美里に非があるわけではないのだけど、ちょっとね、お家の関係が……ってなわけで、ランクダウンしちゃいました。
美里の感想でも書いたけど、やっぱり極道の家は怖いです。ゲームや漫画ではかっこよく書かれたりしていますが、ちょっとね……。いやほんと、美里に非があるわけじゃないけどそこは仕方ないです。
あと香奈子さんがギリギリ四位に落ちたのは、彼女はちょっと作中での評価がブレすぎな点を考慮した結果です。
高校時代、付き合っていた頃、特にチロルの物語について大介に楽しそうに語る場面の雰囲気だと、美里以上、いや、翠より上かもしれません。
でも本編での無気力そっけない感じは、個人的にあまり趣味じゃないのですよ。というわけで、総合したら美里がちょっと上かな――って評価です。
ちなみに設定とか性格とか無視して見た目だけで判断するなら、香奈子さんが一番なんだよね。
いろいろなものを混ぜて順番を決めると、以下のようになります。
真子>香奈子(高校時代)>美里(家族抜き)>翠>美里(家族込み)>香奈子(現在)>その他
印象に残っているシーン
ここでは、プレイ全体を通して、特に印象に残っている一コマを五つほど挙げていこうと思います。
第一位
やっぱりこれですね。至福の時間です。ここで時間が止まって、永遠にこの場面が続いていてもいいぐらいです。
桜井真子、といえばこのシーンでしょう。ここに彼女の雰囲気全てが詰め込まれています。壷とか買っちゃうけど。
でも、たぶんマイノリティだろうなぁ……
第二位
真子さんの第一印象を確立させた最初の場面。
あらあらまあまあ
第三位
これは作中で一番ハラハラした場面。ここまでの流れがうまいな、と思ったりしました。
翠がすごい形相で迫ってきて、やばい怖いと思わせておき、キスシーンに繋がって一安心したところでぶちかましてくる。
いやぁ、心臓に悪かった……
第四位
秋島香奈子物語のラストシーン。
香奈子さんの物語は、こういったゲームでしか表現できない作り方になっていてうまいなと思いました。
例えば香奈子メインヒロインでアニメを作ろうとしても、アニメではうまく表現できないのではないでしょうか?
並行世界でもないし、パラレルワールドでもない。チロルルートとは何だったのか? と考えさせられます。
香奈子編とチロル編がうまく融合したラストでしたね。
第五位
最後はこれかな。
チロルの物語が、香奈子さんの創ったものというのを具体的に表現した一枚です。
この絵が出てきた時、なんだか感動してしまいましたね。
その他思ったこと
Rippleの時と同じように、攻略順序について語ってみます。
自分は、美里→さやか→すず→香奈子→真子→翠という順番でプレイしましたが、如何でしょうか?
まずは看板娘の美里、これはRippleの奈海と同じ考えでトップにもってきました。
そこから先は、レビューサイト等での推奨攻略順序なども考慮して考えました。
レビューサイトでは、翠と香奈子を後に持っていった方がいい、香奈子はラスト推奨ってのもありました。しかしここはRippleであおいを最後にというレビューに従ったけど、あおいのキャラがいまいちだったのと同じように、プロローグ終了地点での香奈子のキャラがいまいちだったので、ラストは翠に決めました。
それとRippleでは、お気に入りのカノコを最初の方に持ってきて、後半が消化試合みたいになってダレてきたという反省を生かして、真子はなるべく後に持っていく、と決めました。
これらを考慮して順番を決めたのですが、大成功でした。
最後までダレることもなく、翠物語の終わりが「二号店をよろしくお願いします」といった感じに、一番明るい未来を提示されたと感じた終わりだったので正解だったと思います。真子のラスト、全員集合もよかったけどね。
それと、四番手香奈子もよかったと思います。
香奈子の物語は、本編ではキャラが個人的にいまいちだったので淡々と進むのですが、過去のシーンが明らかになると、香奈子の印象がググッと上がる。
しかし、香奈子ショートストーリーを見ると、香奈子よりもむしろ翠の方に興味が向くという結果になったので、ラストに持っていった翠物語へ向けての燃料代わりになりました。
真子はどこの順番でもよかったけど、Rippleの時みたいにその後が消化試合になったら困るので、五番手に持ってきましたということです。
次に二号店について考察。
各種物語によって、二号店に行くメンバーが違うのですよね。
美里編では、美里と翠が移動。香奈子編では、美里だけ。真子編では全員。翠編では、翠とすず。
さやか編とすず編では具体的な表現はなかったのでわかりませんが、おそらく選んだヒロイン+翠じゃないのでしょうかね。
これで言うと、個人的な感想では真子編が一番楽しくて、香奈子編の結果は個人的にこれは無いと思ってます。
二号店でコック長をやるのが夢だった翠が、その夢を捨ててまで一号店に残る理由がわかんない。
これは後で翠編をやることでなんとなくわかったのですが、たぶん翠はコック長の夢よりもバラさんを選んでの結果かなと考えました。
他の物語では、翠とバラさんの関係は触れていないので、そのまま何事も無くコック長を選んだ翠。
でも翠編と香奈子編では、翠はバラさんに好意を寄せ、6月1日にぶつかっていくと述べます。おそらく玉砕したのが翠編、逆にバラさんとうまくいったのが香奈子編ではないでしょうか?
最後にキャラクター考察、主にRippleとの流れからの観点で。
レビューサイトにショコラのキャラクターは一部Rippleのキャラクター性が引き継がれているというのを見かけた気がします。
それについて、個人的に感じたことを語ってみましょうか。
・森本奈海→真名井美里:見た目が似ている。看板ヒロイン的に無難なキャラ設定。奈海がツインテールに、美里がポニーテールにしたら、見分けがつかないかもw
・沢村有希→大村翠:声優が同じ、主人公の悪友的ポジション。ビシバシパンチを繰り出してきます、乱暴です、危ないです。仲良く喧嘩しな的ポジション。見た目も青い髪と似てる。
・飯塚カノコ→桜井真子:癒し系金髪キャラ。個人的ツボな設定。特に真子さんが壷を買うだけに。
・奈海の母と娘→さやかの母と娘:生き別れになっていたけど、実は見守っていた的な?(スタンダード・エディションでのオリジナルストーリーらしいですが……)
・穂永圭衣+加藤あおい÷2=秋島香奈子:無口クール。過去に主人公と何らかの関係あり的な。
・一条隼人と小沢雄二の良いとこ取り→天宮悠太:隼人の優秀さと雄二の人懐っこさから、悠太というキャラが誕生している。ってか悠太のポーズと隼人のポーズが反転させたら似ているんだよね。
どうでしょう? 考えすぎかな?
あと感じた事と言えば、この物語のキーパーソンは翠ですね。
ほぼ全てにおいて、トラブル発生→翠に助けてもらう、という流れになっていたと思うし、翠は全てのルートでそれなりに出番があります。
他のメンバーに関しては、香奈子ルートでは香奈子と翠しかほとんど話に出てこないし、真子、さやかルートでは香奈子は全く出番無し。すずルートでは真子、さやかは出てこないなどあるけど、翠だけは満遍なく物語りに関わってきてるんだよね。
だから、翠に助けてもらうというお約束が使えない翠ルートが、一番ハラハラドキドキ(?)したかな。
他のルートでは「困ったときはとりあえず翠」でなんとかなるだろうという甘えがあり、そんなだから翠ルートでの「頼られるのに疲れましたか?」に繋がるんだろうね。
プレイした感想は、というか総括は、そんなところかな。
以上で、今回プレイしてみたショコラ ~maid cafe “curio"~ Standard Edition、これにて全て終了ということにさせていただきます。
ここまで読んでくださったかた、ありがとうございます。
また別のゲームでお会いしましょう。
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