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沈黙の会話 ~急展開~

 
 ………
 ……
 …
 
 う……
 
 
 ……ここは?

カーリア「落ち着いて、大丈夫よ。まだ寝てなきゃだめ」
 
 そうだ……、俺は雪帷の聖域で何者かに……、いや、カーリアに狙撃されて身動きが取れなくなってしまったんだ。
 その後、メルセルに何故か斬られて……
 
 雪の冷たさを感じる……
 ……まだ生きているのか?
 
カーリア「気分はどう?」
 
 まだ少しぼんやりするが、身を起こして話しかけてくる相手を見る。
 ……こいつは?!

レイジィ「待てよ……、俺を撃ったのはあんたじゃないか!」
カーリア「命の恩人と呼んで欲しいわね。あの矢には先端に特殊な麻痺毒を塗っておいた。それであなたの心臓の動きが鈍くなったから、失血死せずに済んだわけ」
レイジィ「しかしな……」
カーリア「それに殺す気だったら、こんな所でおしゃべりなんかしていないわ」
 
 ……それもそうだな。
 カーリアは元々メルセルを射抜くつもりだったが、俺が現れたから計画が壊れたようだ。
 邪魔をされないために撃ったのだが、それが結果的に死なずに済んだわけだ。
 
 しかしこいつは先代ギルドマスター殺しだろ?
 
レイジィ「あんたを信じる理由があるのか?」
カーリア「解毒処理をしなかったら、あなたは今頃彫刻よろしくカチコチになっていたわ。傷の手当をして、かくまってあげたのは誰だと思っているの?」
レイジィ「俺が言いたいのは、あんたが先代ギルドマスター殺しなんだろってことだが?」
カーリア「やっぱりそう聞かされているのね……、メルセルを生きたまま捕らえることが最後の希望だったのに……」
レイジィ「なぜメルセルを生け捕りにしたいのだ?」
カーリア「ギルドに連行して、しでかした事の報いを受けさせるためよ」
レイジィ「彼が何をしたといのだ?」
カーリア「ガルス殺しの罪は償ってもらうわ」
 
 …………
 
 メルセルの言ってることとカーリアの言っていること、全然違うじゃないか……
 もっとも、俺を殺そうとしたメルセルは、もう信用することはできない。
 恐らくカーリアの言うことが正しいのだろう。
 
レイジィ「しかし、どう証明するつもりだ?」
カーリア「メルセルを待ち伏せする場所に『雪帷の聖域』を選んだのは、ただの皮肉じゃないの。あなた達が来る前に、ガルスの遺体から日記を回収しておいたの」
レイジィ「ふむ……」
 
 その日記に何か手がかりが書いているかもしれないということか。
 だがその日記は、見たことも無いような言語で書かれてあり、解読する必要があるようだ。
 それは、ウィンターホールド大学に居るエンシルっていうガルスの親友なら解読できるかもしれないってことだ。
 
 ウィンターホールド大学か……
 
レイジィ「で、そのエンシルって何者?」
カーリア「ガルスが信頼していた唯一の部外者なの。『ナイチンゲール』の一員だったことも知っているわ」
レイジィ「メルセルも行っていたが、ナイチンゲール?」
カーリア「私達3人組で仕事をしていたの。私とガルスとメルセルの3人よ」
レイジィ「3人組をナイチンゲールと?」
カーリア「そのうち詳しく話してあげるわ。とりあえず、ウィンターホールドに行って、日記を翻訳してもらってきて」
 
 カーリアにガルスについても聞いてみた。
 ガルスとは親密な関係だったようだ。
 カーリアが傍に居ると落ち着く、警戒を緩められると言っていたそうな。
 なるほど……
 
 
 シャヴァーリ……
 
 
 やっぱり俺にはシャヴァーリが必要なんだ……
 同じだ、シャヴァーリが傍に居ると落ち着く、警戒を緩められるんだ……
 だからこれまでうまくやってこれたんだ。
 
 一人ではうまくやっていけ自信がない……
 
 一人では……
 
 
 だがシャヴァーリは、今、彼女の仕事の真っ最中だ。
 
レイジィ「一緒にウィンターホールドに来てくれないか?」
カーリア「だめよ、あいにくと色々とやるべき準備があるし、ガルスの遺体も葬ってあげないと」
 
 
 一人でできるのか?

 だがやるしかない。
 
 
 やるしかないんだ!
 
 
 
 
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