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湿ったスピリッツ ~後編・嵌められたサビョルン~

 
 サビョルンの依頼で、ホニングブリューハチミツ酒醸造所に沸いた害虫を駆除することになった。
 しかしそれは表向きの仕事だ。
 本当の仕事は、その毒薬をハチミツ酒醸造所に投げ込み、ハチミツ酒に毒を盛ることなのだ。
 これが成功したら、メイビンの商売仇であるサビョルンは失脚してしまうだろう。
 
 ホニングブリューハチミツ酒醸造所の地下をすすみ、謎の男に襲われもしたが、害虫の巣に毒を撒くことに成功し、表向きの仕事は完了した。
 後は、本来の仕事を続けて実行するのみだ。

 地下道を通り抜けると、ハチミツ酒醸造所に到着した。
 この樽の中に毒薬を投げ込めばいいのだな。
 
シャヴァーリ「これっぽっちの毒で大丈夫かしら?」
レイジィ「なぁに、樽一杯の毒に、スプーン一杯のハチミツ酒を垂らしてもそれは樽一杯の毒だ」
シャヴァーリ「そりゃそうさね」
レイジィ「だが、樽一杯のハチミツ酒に、スプーン一杯の毒を垂らせば、それは樽一杯の毒と化すのさ」
シャヴァーリ「そんなものかね」
レイジィ「そういう法則だ」
 

 毒をポチャン、と。
 これでオシマイ。
 
 あとはどうなるかは、知ったこっちゃねーな。
 
 ………
 ……
 …
 
レイジィ「仕事は終わったぞ」
サビョルン「待ちかねたよ! 終えるまで隊長を待たせなくちゃならなかった」
カイウス指揮官「さて、サビョルン。疫病の問題は解決したようだし、ハチミツ酒を味見させてもらってもいいかな?」

 にやにやw
 
サビョルン「さあどうぞ。これまでで最高の醸造酒です。ホニングブリュー・リザーブと名付けました」
レイジィ「ぷっw」
シャヴァーリ「くすくすw」
サビョルン「ん? きっとご満足いただけるかと」
 
 危ない危ない、おもわず吹き出してしまったw
 毒入りのハチミツ酒とは知らずに、真剣になっているのが滑稽で滑稽でw
 ホニングブリュー・リザーブ、それは毒入りハチミツ酒の代名詞となることであろうw

 毒入り酒飲んだwww
 
カイウス指揮官「げほっ、ごほっ!!何だ?! 一体、何が入っているんだ?!」
レイジィ「…………w」
サビョルン「わ、分からない! 何なんだよ?!」
カイウス指揮官「この場所は清潔だって言ったじゃないか! 今日は、ずっとつないだままにしてやろうか!」
サビョルン「やめてくれ! 一体なぜ?!」
 
 まぁ、狙った通りの展開だが……
 修羅場になっちまったなぁw
 
 毒入りハチミツ酒問題が解決するまでは、マラスにここを任せることになったようだ。
 これもこっちの筋書き通り、うまくいったものだ。
 ギルドやメイビンに盾突く者の末路はこうなるのだ。

 哀れ、サビョルンは「お縄」となりました。
 
マラス「こんなにうまくいくとは思わなかったぜ」
レイジィ「メイビンがサビョルンの秘密のパートナーを探し当てたがっていたが……」
マラス「なるほど、ほら鍵だ。サビョルンのオフィスを見て回るといいだろう」
 
 
 建物内をいろいろと見て周っていたら、寝室から一枚の書類が出てきた。

 ふ~む……
 また同じ印だな。
 俺にはわからんから、こういうのはメイビンやブリニョルフに任せるか。
 
 

マラス「一刻も早く『ブラック・ブライアの西ハチミツ酒醸造所』に変える。それがメイビンとの取り決めの一部だ」
レイジィ「ハチミツ酒醸造所の全てを支配下に収めるってわけだな」
マラス「俺はハチミツ酒の流通を任された。この地域で何か商売したければ、いつでも言ってくれ」
レイジィ「んじゃ、盗品でも捌いてくれるか?」
マラス「すまんな、盗品の扱いは管轄外だ」
 
 
 こうして、ホニングブリューハチミツ酒醸造所での仕事は、成功に終わったのであった。
 
 
~ Mission Complete ~
 
 
 
 
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©発行年-2019 らむのゲーム日記