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響き渡る声明 ~中編・金庫を狙え~
- 公開日:2018年2月9日
ゴールデングロウ農園へ通じる下水道を抜け、ようやく農場に入り込んだ。
そしてアリンゴスの屋敷へ潜入することに成功したのだ。
しかし屋敷の中は、巡回する傭兵が居るものだ。
見つからないように移動するのも一苦労。
まずは二階から調べよう。
二階でアリンゴスを発見!
選択の余地は無かった?
何のことだ?
まぁ俺にとっては、どうでもいいことだ。
別にあんたがどうなろうが知ったことではない。
欲しいのはこれだけだ。
金庫の鍵、これさえあれば、な。
アリンゴスは怯えているのか、傭兵を呼ぶ気もなさそうだ。
レイジィ「驚かせてすまんかったな、ギルドは何も言ってないぜ(嘘)」
アリンゴス「本当か?」
レイジィ「ああ、だから大人しくしていたら何も問題ない」
などと話しながら部屋を見渡す。
ここには金庫は無い。
一階にもなかったので、恐らく地下にあるのだろう。
再び傭兵に見つからないように移動することに……
地下を進むことしばらくして、これ以上進むには傭兵の目の前を通るしかない所に差し掛かった。
恐らくあの先に金庫があるだろう。
レイジィ「傭兵の目の前を通らないとダメだな」
シャヴァーリ「あたしが傭兵を押さえておくわ」
レイジィ「大丈夫か?」
シャヴァーリ「多少の時間稼ぎぐらいならできるから、早く仕事済ませてちょうだい」
レイジィ「わかった」
そして堂々と飛び出すシャヴァーリ。
当然傭兵に見つかることになるが――
傭兵「誰だ貴様は!」
シャヴァーリ「まずい時に道に迷ったようね」
今だ!
戦い始めた二人の傍をすり抜けて地下に飛び降りる。
急いで金庫を探さなければ!
金庫発見!
急いで扉を先ほどアリンゴスから盗み取った鍵で開く。
中身はお金と一枚の書類だった。
ふむ……
農園を売るのか?
ガラム・エイが代理人? 誰?
ま、俺にはどうでもいいことだけどね。
政治的なことはブリニョルフに全部任せよう。
ということで、これを届けるのが俺の使命ということだ。
金庫にあったお金は、俺の懐に転がり込むことになるがなw
さて、あまりモタモタしていたらシャヴァーリが危ない。
用も住んだことだし、ここからは即今撤退しよう。
レイジィ「シャヴァーリ! 仕事は終わった、ズラかるぞ!」
シャヴァーリ「わかったわ、行きましょう!」
傭兵「待て! 逃がさんぞ!」
傭兵が追いかけてくるが、地下室の先には下水道に通じる穴が開いていた。
そこに飛び込むと、傭兵は俺達の姿を見失ったようだ。
うまくいったな。
後は、蜂の巣を3つ焼き払えば良いだけだ。
続く――
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