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第四話 ~スカイリムを襲う苦難~

 
 仕事らしい仕事は唐突にやってきた。
 
「寝て居るところにわるいが、急ぎどうしてもやってもらたいことがある」
 
 男がくつろいで居る所に、先ほど部屋を案内してくれたファルカスが話しかけてきた。
 
 ファルカスは、ホワイトラン要塞で問題が起きているということを男に言ってきた。
 ならず者のウィザードがよからぬ事をしているという。
 同胞団として、始末するよう依頼が入ってきたので、今回は男に任せてみるということだ。
 
 
 一人で行けということなのだから、それほど大した問題でもないのかもしれないが……
 それとも一人で物事をこなすことができるのかという試練を与えているのかもしれない。
 男はそう考えた。
 面白いじゃないか、と。
 
 
 ウィザードがが立てこもる所は、「ランヴェイグのファースト」というところだ。
 ホワイトランの周辺に広がる草原の北部にあるらしい。
 

 途中、ジャイアントの巣に出くわした。
 マンモスを飼いながら荒野で生活しているのだ。
 だが、本来なら刺激しないかぎり手を出してくることは無い。
 男は見つからないように身を潜めて、ジャイアントの巣をやりすごす。
 

 目的の場所に近づくと、目の前に遺跡らしいものが現れた。
 ホワイトランで問題を起こしているヴィザードは、この遺跡に住み着いて悪事を働いているようだ。
 
「誰か居るのか? 下がれ! 攻撃はしたくない」
 
 とつぜん近くで悲しげな声が聞こえた。
 男は警戒して周囲を見渡すが、誰も居る気配は無い……
 
 気配はないが突然「それ」は現れた!

 幽霊?!
 
「仕方がないんだ! すまない!」
 
 悲しげな声を上げながら、それでも襲いかかってくる。
 男は相手をするしかないと悟ったが、幽霊を相手にするのは初めてだ。
 剣の攻撃が通用するのかどうか不明だが、とにかく戦うしかなかった。

 しかし、幽霊はそれほど戦闘力は無く、男の双剣の前にあっさりと沈んだ。
 
 そして後には遺灰が残されていた。
 
「なんだこれは?」
 
 男は少しばかり不安になった。
 この遺跡は呪われているのではないのかと。

 これが遺跡だ。
 
 遺跡の中は異様にひんやりとしている。
 二本の剣を持つ手に自然と力が入る。
 明らかにこの遺跡は異質だ……
 
「すまない! こんなはずじゃなかった!」
 
 またここでもこの声だ。
 そして突然現れる幽霊。

「やりたくない!」
 
 幽霊の言葉では自分の意思で戦っているようではないが、男は仕方なく応戦する。
 そして倒した後には同じように遺灰が残されているのだ。
 
 幽霊自体はそれほど脅威ではない。
 だが、薄気味悪いものを感じる。
 何者かに操られているというのか?たとえば今回の目標であるウィザードとか……
 
 こういう所はさっさと仕事を終わらせて引き上げたいものだ、と男は考えた。
 
 
 なんどか現れる幽霊を、そのたびに蹴散らしつつ遺跡の奥へと進む。
 一番奥まったところには、男には初めて見るようなものが置かれていた。

 壁画?
 しかし何が書かれているのかは読みとることはできなかった。
 そして壁画の前には巨大な宝箱が設置されていた。
 
「一応調べてみるか」
 
 そう呟き、男は壁画の方に向かって行った。
 
 その時である!

 突然足元の床が二つに割れたのだ。
 落とし穴だ!
 
 とっさのことで着地に成功したが、そこは牢獄のような場所だった。
 どうやら閉じ込められてしまったようだ。
 男の足元にはたくさんの遺体が転がっていた。

「おお、そうだ、そうだ。罠にかかったな! 欲深さは最高のおとりになる」
 
その時、鉄格子越しに怪しげな声が聞こえてきた。
 
「だが落ちても死なないのは妙だな。大抵は命を落とすが……」
 
 男は、こいつがホワイトランで問題を起こしているウィザードだと確信した。
 先ほどまで現れた幽霊達も、このウィザードが絡んでいるに違いない。
 
 
「さて、お前は呪文を効かせるために死ななければならない」

 ウィザードは鉄格子越しに焼き殺そうと火炎を放ってくる。
 
「卑怯な……」
「さて、じっと立っていてもらえると、かなりやりやすくなるんだが」
「そうは行くか!」
 
 男は狙いを鉄格子の鍵に絞り込んだ。
 鍵めがけて剣を叩きこむ、そして叩きこむ!
 開いた!

 あとは勝負にはならなかった。
 閉じ込めた相手にそとから嬲るしか能のない相手であった。
 呪文の詠唱など待たずに、一気に間合いをつめて懐に潜り込む。
 そうすれば、ウィザードなど無力化したも同然である。
 あっという間に片付き、仕事は完了した。

 
 しかし、このウィザードはここでいったい何をやっていたのか?
 幽霊の正体はいったい何なのか?
 男は少し興味を持ち、辺りを調べてみることにした。
 
 調べてみると、テーブルの上にウィザードに日記らしきものが置かれていた。

 ・・・
 
 どうやらこのウィザードは、この遺跡に罠を仕掛け、引っ掛かった犠牲者の魂を抜き取っていたようだ。
 外で遭遇した幽霊は、このウィザードの犠牲者のなれの果てだったわけだ……
 
「下衆が……」
 
 男は最後にこのウィザードの顔面を蹴飛ばし、遺跡を後にした。
 
 
~ Mission Complete ~
 
 
 
 
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