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最後の子孫 ~グラティアンが見つけた物~

 
 クレシウスの曾祖父グラティアンは、落盤で死んだのではなかった。
 
 グラティアンの日記によると、鉱山を掘っていたらブラッドスカルの墓地にぶち当たったということだ。
 だからここまでの道中は、鉱山と言うより墓って感じだったわけだ。
 そしてこの広間で「ブラッドスカルの刀剣」というものを見つけたと書かれている。
 確かに遺体――というより、遺骨の傍には大きな剣が転がっている。
 しかしその刀剣を手にしたとたん、部屋中のドラウグルが襲い掛かってきたようだ。
 そしてその時に受けた傷が元で、ここから動けなくなってしまったというのだ……

 そしてここで力尽きたのだ。
 
 目の前には大きな扉、そして赤く光る筋のある壁。

 グラティアンの調査では、ここでブラッドスカルの刀剣を使えば良い様だが――
 
リセッテ「ブラッドスカルの刀剣ねぇ……」
ラムリーザ「け、剣を持つと体が勝手に?!」
 
 覚悟しろーおっ!

リセッテ「ちょっと何よ!」
ミーコ「わんっ」
 
 ――とまぁ、遊んでないで、この扉を開ける方法を考えよう。
 
ラムリーザ「この剣を振ると、赤く光る衝撃波が出るようだな」
リセッテ「その衝撃波を壁に当ててみたらどうかしら?」
ラムリーザ「やってみよう。危ないから『わんわんお』は下がってろった」
ミーコ「わんっ」
 
 赤く光る筋に合わせて刀剣を振り、衝撃波を当ててみる。

 すると、壁が動き赤く光る筋が上に向かって移動したのだ。

リセッテ「今度は赤く光る筋が縦になったわね」
ラムリーザ「縦に剣を振ればよいのかな」
リセッテ「多分ね。日記には『刀剣を様々な方向に振るって帯を操り』と書いてあるわよ」
ラムリーザ「剣も軽くないんだぞ、これを振るのはなかなか骨が折れるわい」
リセッテ「深手を負ったグラティアンには、その体力が残ってなかったのね……。でもあなたはもっと鍛えなくちゃねw」
ラムリーザ「へんっ! こんなの振り回すのは、脳筋ノルドでたくさんだ。ハイエルフは知的で繊細なのだ」
リセッテ「はいはい、こんどは縦によろしくね」
 
 というわけで今度は縦に剣を振り、縦に衝撃波を生じさせてぶつけることになった。
 すると予想通り再び壁が動き出し、赤く光る筋はさらに高いところに移動して行った。
 そして右側だけではない。
 左側の壁にも同じことをすれば、同じように壁が移動して赤く光る筋が上部に移動するのだ。
 
 今度は高いところ目指して衝撃波を放たなければならない。

 ソニックブーム――っと!
 こんな具合にね。
 
 左右とも衝撃波を当てて壁を移動させると、扉の丁度上の所で赤く光る筋が重なった。

 そして、扉にも赤い筋が現れたのだ。
 
リセッテ「後は扉にも同じようにすればよさそうね」
ラムリーザ「疲れた、交代しろ……(;´Д`)」
リセッテ「あと一息じゃないの……」
 
 パワーウェイブ――っと!

 扉にも剣の衝撃波を当てると、予想通り扉は重たい音を発しながらゆっくりと開きだしたのだ。
 ひらけーごーまっ。

 扉を開けることはできたものの、重たい剣を何度も振ったために疲労困憊だ。
 
ラムリーザ「さてと、疲れたからちょっと寝るわ」
リセッテ「えっ?」

 ゴロンっと、グラティアンと添い寝w
 
リセッテ「何でそんなところで寝れるのよ、もう……(´-ω-`)」
ラムリーザ「ちょっと休んでから行くから、先に行っててもいいぞ」
リセッテ「……しょうがないなぁ、ラムリーザは」
 
 
 というわけで、ちょっと休んでから先に進むことにすることにした。
 
 
 続く――
 
 
 
 
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