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反逆者の積み石にて ~赤鷲の墓の秘密~
- 公開日:2018年4月8日
赤鷲要塞で、赤鷲の儀式に関する書物を発見した。
赤鷲の儀式には、剣が必要なようなのだ。
そして傍には、「赤鷲の憤怒」が存在していたのだ。
これは、何かありそうだな。
というわけで、儀式に関してこの辺りを調べてみることにしたのであった。
周囲でめぼしい場所と言えば、この洞穴ぐらいだった。
早速中に入っていってみる。
中には、周囲に血が飛び散っている祭壇のような場所があるだけだった。
これは何だろうか?
スイッチ、じゃないな……
ラムリーザ「また変に触って落とし穴に落ちたら困るな……」
リセッテ「刃を示せって本に書いてあったわね」
ラムリーザ「刃、剣か。じゃあ、親分が持っていたこの剣をここに刺せば――」
正面岩壁が開いたぞ。
ふむ、本によれば、この先に「赤鷲の王」が居ることになっているが――
その奥は、広い空間になっていた。
リセッテ「ここに何か秘密があるのかしら?」
ラムリーザ「棺はあるが、大成の壁は無いな」
リセッテ「ちょっと気味が悪い所ね……」
ラムリーザ「多分ゾンビが出てくるから、用心しておいた方がいいぞ」
などと会話しながら奥へと向かう。
すると、突然棺が開き、中からドラウグルが出てきたのだった。
周囲ではスケルトンも起き上がってきている。
やっぱり出たな、ゾンビ共め!
ラムリーザ「よーし、『わんわんお』!、かかれーっ!」
赤鷲「コラー、ディーン!」
なんか「わんわんお」に対して怒ってらw
それと、名前はディーンじゃなくて、ミーコなんだけどなーあっ。
まあよい、その隙に準備。
ゾンビの親玉は、「わんわんお」を氷漬けにすると、そのまま俺の方に向かってきた。
近寄るな、ゾンビめが!
ラムリーザ「コラー、ゾンビー!」
顔のど真ん中に矢をぶち込んでやった。
ふぃ……
ゾンビの親玉は、一振りの魔剣を所持していた。
これも一つの魔剣か?
ラムリーザ「多分こいつは剣に、いらんこと書いたのだろうさ」
リセッテ「剣に書く?」
ラムリーザ「だってこいつの剣、『炎上』しているもんなw」
リセッテ「あなたの言っている事の意味が分かりません」
それ以外にここには何も無い。
結局「赤鷲」とは何だったのか?
棺で眠っていたゾンビが、赤鷲の王の成れの果てなのかもしれないな。
ここは赤鷲の王の墓――
無駄に荒らしただけになってしまったのかもしれないな。
剣が炎上するのも俺たちが荒らしたから、な訳ないかw
引き上げるか……
入るときに刺した剣を回収すると――
洞窟は再び閉ざされたのであった。
………
……
…
イグマンド「見事だ。ずいぶん役に立ってくれたな」
ラムリーザ「これで従士にしてくれますか?」
イグマンド「不動産は持ったのか?」
ラムリーザ「買う、買いますっ、ほらお金っ!」
ラエレク「よし、これが鍵だ」
イグマンド「うむ、それでは首長の権限において、お前をリーチの従士に任命する。おめでとう」
リセッテ「首長、これからこのバカが変な事しますが、どうかお気にならさないよう……」
ありがたき幸せ覚悟しろ!
リセッテ「ほら、もう……(´-ω-`)」
というわけで、マルカルスでのやるべきことは全て終わりましたとさ。
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