ドラゴンボーン編37 ~講和会議1 駄々をこねる者達~

 
 俺の名前はラムリーザ、グレイビアードの使者。

 帝国とストームクローク両陣営の指導者に、講和会議への出席を取り次ぐことに成功した。
 あとはハイ・フロスガーに集まり、アーンゲール師や、パーサーナックスに任せるとしよう。
 というわけで、ネラカーやハドバルとは一旦別れて、俺は一人ハイ・フロスガーに戻ることにした。
 
 

 おろ? ブレイズの面々だ、ご無沙汰してたな。
 だがエレン姉やんを刺激しないよう、もう関わらないようにしたいんだよな……
 まぁ、帝国とストームクロークの講和会議だし、ブレイズ居ても居なくてもどっちでもいいか。
 
 ……と思ったら、アーンゲール師は歓迎してない模様。
 そうだろうそうだろうw
 
デルフィン「実のところあなた方よりもドラゴンボーンを導いたのは私達、だから参加する権利はあるわ!」
エズバーン「アルドゥインの脅威については承知している。もしも会議の成功を望むなら、我々がこの場に必要なはずだ」
アーンゲール「良かろう、入られよ」
 
 ……デルフィン、頼むからそれをエレン姉やんの前では言わないでくれよ(;´Д`)
 
アーンゲール「会議のテーブルに着け。このスカイリムの戦士達に知恵と呼べるものがあるかどうか、見てみよう」
ラムリーザ「りょ~かいっ」
 

 会議かぁ、居眠りしないように気をつけなくちゃ(^ω^)

 ――って、おわああぁぁぁっ!!
 
エレンウェン「静かにしなさい、ここは会議室ですよ?」
ラムリーザ「エ、エレン姉やん……なぜ?(;´Д`)」
エレンウェン「私がここに居るのは、テュリウス将軍が権限を逸脱することの無いよう確認するためです」
ラムリーザ「は、はぁ、しっかり監視してください(。-`ω´-)」
エレンウェン「大胆さは認めましょう。しかし、ブレイズと手を組むなどとは、後悔することになりますよ」
ラムリーザ「くっ、組んでないっ、組んでないってば……(;´Д`)」
アーンゲール「何を手間取っている? 始めたい、席についてくれ」
 
 やばい、やばい……
 非常にマズい……
 というか、何で居るんだよ……
 

ラムリーザ「席に着きました(´・ω・`)」
エレンウェン「そこは私の席です」
ラムリーザ「いえ、俺がサルモールの代表ということで、エレン姉やんは帰ってもらって後で報告を……」
エレンウェン「なるほど、サルモールに加わるのですね」
デルフィン「何を馬鹿なことを!」
アーンゲール「ふざけている場合じゃない、皆が待っているぞ」
 
 どうすればいいんだー(;´Д`)
 

 勝手に始めてくれっ(不貞腐れw)
 
アーンゲール「な?」
デルフィン「ちょ……」
テュリウス将軍「おまww」
ラムリーザ「ヤン提督w」
リッケ特使「ふざけている場合じゃ――」
エレンウェン「お静かに、彼の『奇特な行動』をいちいち気にしていたらきりがありません」
 
 つかつかつか――
 

エレンウェン「いい加減にしなさい」
ラムリーザ「は、はい……(。-`ω´-)」
ウルフリック「待て!」
アーンゲール「今度はなんじゃ?」
ウルフリック「彼女を交渉に連れてくるなど、我らを侮辱するのか?タロス狩りの長め!」
ラムリーザ「(もっと言ってくれ言ってくれw ついでに追い払ってくれw)」
エレンウェン「この交渉で私は全権を担っています。私には、ここでの合意が白金協定の条件に反するものでないことを見届ける必要があるのです」
テュリウス将軍「彼女は帝国の代表団の一員だ。この会議に誰を連れてくるのか、指図はしてほしくない!」
ウルフリック「ではドラゴンボーンの意見を聞こう。お前はどう思う?」
 
 
 ちょw
 振るなよ……(;´Д`)
 
 
ラムリーザ「え~と――」
エレンウェン「(じっ)」
ラムリーザ「――ウルフリックが正しい。サルモールは――」
エレンウェン「(じっ)」
ラムリーザ「――この件に何の関係もない――」
エレンウェン「(じっ)」
ラムリーザ「――が、エレン姉やんは残るべきだ」
リッケ特使「エレンネーヤン?」
ウルフリック「お前の言いたいことは、結局どっちだ?! 追い払うのか? 残すのか?」
エレンウェン「(じっ)」
ラムリーザ「あーもーっ! エレンね――ウェンの席はあっち、アーンゲールの隣です!」
エレンウェン「ふふっ、よく分かっていますね(ニヤリ」
テュリウス将軍「意見が合ってよかった」
ウルフリック「うぬ、だが交渉相手にはしないぞ、そこははっきりさせておこう!」
アーンゲール「では次に進むとしよう」
 

 
 もういやだー!
 誰か代わってくれ!!
 つーか何でブレイズ来ているんだよっ!
 何でエレン姉やん来ているんだよっ!
 
 お前ら呼んでねーよ!!ヽ(`Д´)ノウワァァン!!
 
 
 
 




 
 
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Posted by ラムリーザ