マルカルスにて ~任務、修正、復讐~

 
 俺の名前はラムリーザ、フォースウォーンを代名詞に加えてよいものか?
 
 

 う~む……
 
リセッテ「本気で戻るの? 今行くとまた捕まるよ?」
ラムリーザ「大丈夫、計画がある」
リセッテ「……ほんとに大丈夫なのかしら」
ラムリーザ「不安なら、先にソリチュードに帰ってもいいぞ」
リセッテ「不安だからついていくわ」
 
 ……なんか「不安の意味」がお互いズレている気がするが、気のせいということにしておこう。
 
 
 まあよい。
 
 

 まずは、着替えだ。変装だ!
 フォースウォーンとして戻るのは流石に……、なw
 
リセッテ「ちょっと、この衣装って?!」
ラムリーザ「シッ、気にするな(。-`ω´-)」
 
 どこに隠し持っていたのかという突っ込みも無しなw
 
 
 まずは任務――、じゃなくて、「修正」だ。
 俺のやった過ちを正しておく……

 毅然とした態度で、な。
 俺はサルモールの顔色を伺うあまり、詩人仲間のオグマンドを売るようなことをしてしまった。
 このままでは彼は粛清されてしまうかも……
 それだけはなんとしても阻止しておかないとな。
 

オグマンド「サルモール、ついに来たか……」
リセッテ「まさか出頭命令のこと?」
ラムリーザ「いや、出頭しなくてもよい。オグ――いや、お前の疑いは晴れた」
オグマンド「どういうことじゃ?」
ラムリーザ「出頭命令は取り消しだ。今までどおり、皆に歌を披露してくれ」
リセッテ「ちょっと? 何を言っているの?」
 
 なんとしてでも、無かったことにするぞ!

 さて、問題は次だ……
 
リセッテ「ちょっと待ってよ! いったいどういうこと?!」
ラムリーザ「話は、後だ……」
 
 
 さて、「修正の仕上げ」と「復讐」に行くか――
 
 

 ドキドキ、大使館思い出すぜ(;´Д`)
 
オンドルマール「ラムリーザ、大使館パーティの時の様に、また変装しているのか?」
ラムリーザ「これには深い事情が……、それよりも重大な情報があります!」
オンドルマール「何だ?」
ラムリーザ「先日、オグマンドの家に侵入して証拠を掴んだわけですが、先ほど再確認したら、それは誤りであったと分かりました!」
オンドルマール「どういうことだ?」
ラムリーザ「はい、私はオグマンドの家に忍び込んだつもりでしたが、実は間違えて違う所に侵入していました」
オンドルマール「では、どこを探ったのだ?」
ラムリーザ「トレジャーハウスでした!」
オンドルマール「何? ではこのアミュレットはそこで見つけたと言うのか?」
ラムリーザ「間違いありません、タロス崇拝者はオグマンドではなく、ソーナー・シルバーブラッドだったソーナー!」
オンドルマール「そうか! よく報告してくれた! さっそく奴を捕らえることにしよう!」
ラムリーザ「恐らく否定するでしょうが、証拠はここにありますぞ!」
 
 ふふふ……
 目には目、歯には歯、不正には不正……
 ソーナーめ、サルモールに拷問されてしまえw
 
 
リセッテ「いったいどういうことなの?」
ラムリーザ「聞いた通り、ソーナーはタロス崇拝者だからサルモールに捕らえられるのさ」
リセッテ「オグマンド先生は?」
ラムリーザ「間違いだったようだね」
 
 オグマンドもこれで安心できるはず……
 間違いの修正と、ソーナーに対する復讐だw
 
 
 最後は――「任務」っと。

 さっさと厄介な小手は譲っちゃえ。
 
カルセルモ「素晴らしい、実に素晴らしい。これがあればドゥーマーの職人技と魔法の共鳴についての研究が完結するのだ」
ラムリーザ「ドゥーマーと言えば、ムズルフトやアルフスタンドだったな」
カルセルモ「ぜひともこれを譲ってもらいたいものだ、二倍の価値の金を出そう」
ラムリーザ「この小手はもう使わないし厄介の元だから、やるw」
カルセルモ「それではわしの気がすまない、ほれ代金を受け取れ。素晴らしい、ドゥーマー学に多大な貢献をしてくれたな」
 
 

 ふぃ……
 これでマルカルスでの俺の気も済んだ。
 帰ろう、平和なソリチュードへ!
 
 
 

 おっと、リセッテさんに何か買ってあげよう、元々土産買う予定だったし。
 
ケラ「あなたはフォースウォーンの味方じゃないでしょうね? 囚人達が脱獄した時にあなたを見た人がいます」
ラムリーザ「サルモールの者に話しかけるとはな、光栄に思え。(オンドルマールのまねっこぷー)」
リセッテ「ちょっと、もう……」
 
 
以上で、マルカルスの騒動はこれにて完了~。
 
 
 
 




 
 
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Posted by ラムリーザ