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リセッテ物語3 ~見つけた、私の大切な変な人~

 

マルカルス市警隊A「貴様、こそこそ嗅ぎ回っているのは分かっているぞ」
マルカルス市警隊B「厄介者がどんな末路をたどるか、知りたくはないだろう?」
リセッテ「べ、別に面倒を起こそうとは思ってないわ、私はただラムリーザさんを……」
マルカルス市警隊A「ラムリーザ?」
マルカルス市警隊B「先日、あちこちに行っては面倒を起こしたやつだ」
マルカルス市警隊A「そうか、貴様、あいつの何だ? 仲間か?」
リセッテ「彼は、私の大切な人です! 彼をどこにやったの?!」
マルカルス市警隊A「なるほどな、わかったぞ。望みどおり、会わせてやろう!」
リセッテ「ちょ、ちょっと何するのよ! 痛い! 離して!!」
 
 
 ………
 ……
 …
 
 

 どうして?!
 
 
 私の名前はリセッテ、吟遊詩人のはず……
 
 マルカルスに向かったきり音沙汰無しになったラムリーザさんを探しにやって来たの。
 いろいろと聞き込みをしていく内に、確かにマルカルスに来ていたという足取りは辿れたのだけど、何故か衛兵に難癖をつけられて投獄されてしまった。
 ちょっと彼の事を聞いただけなのに……
 
 
ボルクル「新鮮な肉が来たぞ。とてもやわらかくて、しなやかだ」

 じょ、冗談でしょ(汗)
 
 こんなところに長居していたらどうなるか分かったものじゃないわ……
 早くラムリーザさんを見つけてなんとかしなければ……
 

ウラクセン「新入り、何の罪だ?」
リセッテ「私は何もしてないわ、無実よ……」
ウラクセン「無実? こっちもさ、初犯の時はね。ただし、残りは全部この手でやったがな」
リセッテ「あの、ちょっと前ここにエルフの囚人が来ませんでしたか?」
ウラクセン「エルフ? あ~、しょぼ~んとした奴なら来たな。あの調子だと、どこかで腐ってるんじゃないかな」
リセッテ「どんな人でした?」
ウラクセン「さ~、なんかぶつぶつと『許してくれ』とか、『リセッテさん』とかつぶやいていたがな」
 
 居る……、間違いなく居る!
 
 あの衛兵は「会わせてやる」と言って私をここに放り込んだ。

 きっと、ここのどこかに居るはず!
 
 もし、再会できたら……
 
 
 ……というより、なんで投獄されているのよ!
 何をやらかしたのよ!
 って人のこと言えないよね……
 
 

リセッテ「あ、居た! 何してるの?!」
ラムリーザ「ぶつぶつ……、オグマンド……、許してくれ……、ぶつぶつ……」
リセッテ「もしも~し、聞こえているの? シェオゴラス信徒のラムリーザさんっ!」
ラムリーザ「え、リセッテさん?! ついに幻が見えるようになっちまったかあ、ははは……」
リセッテ「違うわよ! あなたを探しに来たら、投獄されちゃったのよ!」
ラムリーザ「何をやらかしたんね?」
リセッテ「何もしてないわ、ただ衛兵に……」
ラムリーザ「衛兵に?」
リセッテ「そ、そんなことよりも、早くなんとかしましょうよ!」

ラムリーザ「そうだなっ、こんな所で腐っているわけには行かないっ!」
リセッテ「うんっ!」
ラムリーザ「よーしっ、一生懸命働くぞーっ!」

 キンキンキン!
 
リセッテ「違ーうっ!」
 
 全くもう、この人はっ!
 思わず乗せられちゃったけどねw
 
 
 
 
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