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見習い魔導師編2 ~サールザルで大成するよ~

 
さてーとっ、一人前にならないと故郷に帰れないし、
叔父さんの面目を潰すのも流石に悪いと思うので、
仕方なくまじめにバザールに向かう事にしたのですがーあっ!

吹雪く道
吹雪が酷すぎて、前が全然見えん……。
方角はこっちで合っているはずなのに、自信がなくなってきたぞ。
ちょっと吹雪きすぎ!
ブリザードのザラキで全滅って、あれは実は全員凍死ってことだよね?
しかしよりによってなんで魔導師大学なんだよ……どうせコネならサルモールに就職でもいいじゃんよ!
まあよい、バザールについたら温かいものでも買って食べようっと。
 
サールザルの遺跡
吹雪の中進む事数時間、ようやく着いた……。
あれ、露店広場みたいなのをイメージしていたのに、なんだか見た感じ遺跡?
 
「先生っ、バザールなのになぜ露店が無いのですか?」
「誰がバザールと言った、サルザールじゃ!」
「…………」
 くそっ、紛らわしい。
 トルフディル先生に怒られてしまったじゃないか!
 
 遺跡に入って行きながら、なんとなくジェイザルゴに話しかけてみた。
 
「しかし寒いな」
「ジェイザルゴは寒くない」
「猫だしな、毛皮だしな、しかしカジートの魔導師も珍しいな」
「そんなことはないぞ、ジェイザルゴの祖先には、『透明化』が得意な魔導師もいた」
「透明化ねぇ……隠れてイタズラするのに便利だよな。」
「ジェイザルゴは大成する、それは間違いない。ジェイザルゴを強大なウィザードにしてくれる何かかここにあるはずだ」
「ほ~、じゃあそれを先に手に入れちゃえ」
 なんかジェイザルゴはここに何かあるとか言ってるが、そんないいものだったら先に俺が取ってしまおうじゃないか。
 
 遺跡は地下に向かっていってるようだから、ショートカットしてしまおう。
遺跡内部
 飛び降りてしまえっ!
 
 ドンガラガッシャーン

「どうしてそういうことするの!」
「あいたた、下に荷台があった……」
 なんか知らんけどブレリナに怒られてしまった。
 あ、ブレリナもジェイザルゴと同じ、俺と一緒に魔導師大学に入学した同期だからな。

 スタッ

 着地に失敗した俺を尻目に、ジェイザルゴは軽やかに飛び降りてきたよ。
「軽やかに着地してらぁ、流石猫」
 いかんな、こいつもショートカットしてきやがった。
 
 
 
 とまぁ、こんな具合に発掘現場みたいなところをうろうろ探索しておりましたん。
 途中、サールザルのアミュレットってのを入手したよ。
 ひょっとしてこれが『大成できる何か』なのかも……。
 なんだか少しだけ魔法が使いやすくなったみたいだし(効果:呪文の消費マジカ3%低下)
 
「先生っ、これで俺は強大なウィザードですよねっ?」
「何を言っておる」
「ほら、このアミュレット――って、おわあっ!」
なんだろう
 なんだかよく分からないけど、一瞬視界が青白くなって、誰か知らない人が現れた。
 何か言ってたみたいだけど、なんなんだろう。
「いっ、今の見ました?」
「わしには何も見えなかった。一体何を見たんじゃ?」
「うへっ、幽霊……俺ってひょっとして霊感少女?!」
「どこが少女じゃ!」
 
 変だな……。
 一瞬あたりの雰囲気が変わって、何者かが俺に話しかけてきたのだが。
 何を言っていたかは聞いてなかったけどねぇ……。
 
 
 
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