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蟲の王との対決 後編 ~決戦! 妖蟲の王!~

 
 いよいよ蟲の王、マニマルコと決着をつける時がやってきた。
 個人的にマニマルコに何かされたわけではないが、命を賭けたハンニバルや、壊滅されたブルーマギルドの敵討ちということでひとつ。
 マニマルコの潜む洞窟は、山彦の洞窟とか響鳴洞穴とか呼ばれている。
 俺にとってはとっちでもいいが、山彦よりは響鳴のほうがかっこよくないか?
 

 というわけで、響鳴洞穴に潜む死霊術師を蹴散らしながら奥へと進んでいくぜ。
 マニマルコさえ倒しておけば、指導者を失った死霊術師は再び遺跡の奥へと潜むことになるだろう。
 

 相変わらず悪趣味な死体吊るし。
 吊るして燃やして明かり代わりにしているから、死霊術師の考えていることはよくわからない。
 

 そして洞窟の一番奥、そこは水辺で囲まれた島のような場所になっていた。
 奥にはこれまでと雰囲気の違う奴がいる、マニマルコか?
 

 近寄ると、突然周囲から骨状の突起がせり上がり、閉じ込められるような感じになってしまった。
 そして近づいてきたマニマルコは、何かの術をかけてきたがなんともない。これが奴隷化の術で、ハンニバルの力で無効化されたというのか?
 しかしそうとは知らないマニマルコは、余裕たっぷりで話しかけてきた。
 
「少し立ち話でもしようか、お前に選択の余地はあるまい」
 
 マニマルコは、俺ではなくて大魔術師トラーベン本人と会いたかったようで、俺が来たことにがっかりしていた。
 俺も別にお前に会いたくないやい。マニマルコに会ってがっかりしたぜ、理由はわからんが。
 
「さて、君もトラーベンと同じくらい、私の役に立つ出あろうな?」
「それよりも、マニマルコあんたが俺の役に立つよう部下になるのが良いと思う――、とベルウィンが言っていますよ」
 
 いかん、少しびびっていたのかもしれん。ベルウィンのせいにしてしまった。
 ってベルウィンって誰だ? 記憶はあるけど詳細は思いだせん!
 
「では妖蟲の奴隷の新たな一員となり、私の研究対象となるのだよ。君の魂は、私の所有物となるのだ」
「魂が欲しければ、三つの願い事をかなえてあげるのが礼儀じゃないかな?」
「それでは聞いてみよう、君の願いは何かね?」
 

 お ま え 死 ね !
 
 奇襲戦法で魔術師の杖の一撃!
 しかしこれは麻痺の魔法だった、これでは退治できない!
 しかもマニマルコは、麻痺はあまり効かないらしくすぐに起き上がってきてしまう……
 

 しかもすぐにリッチを召喚して襲い掛かってきた。
 骨とかゾンビを召喚する下っ端と違ってリッチ召喚とはさすが親玉だな!
 

 しかし、召喚者を攻撃してやればうまく操ることはできないのだ!
 食らえ! 途中で拾ったデイドラのメイス!
 剣の腕はからきしだが、棍棒で叩くぐらいなら誰でもできるぜ!
 
 マニマルコは魔法耐性は強いが、打撃耐性はそれほどではないらしくふらついている。
 ここにさらに追撃だ!
 

 衛兵に逮捕される諸刃の剣、ラムリーザキック!
 連続攻撃を叩き込めば、マニマルコは魔法を使う暇もない。
 死ぬか牢屋に入るか、どっちかを選びな!
 
 しかしさすがは死霊術師の親玉。俺の渾身の蹴りを食らっても、立ち上がってくるではないか。
 
「君を片付けたら、トラーベンの魂を貰い受けに行くぞ……」
「そうはさせん、というかハンニバルの魂は……」
 
 そう、すでに俺のお守りとしてハンニバルの魂は巨大な黒魂石に取り込まれている。
 やはりこくいつはここで退治しておく必要があるのだ!
 
「マニマルコ、楽しかったぞ。しかしこれでもうおしまいだ!」

「秘技! 厨二っぽくなりたくないので名称未設定! 指先の鋭い突きで敵の脳を破壊!」
「ようやっと、ソブンガルデに……行ける!」
 
 ノルドじゃねーくせに! とかは突っ込まねーぞ。
 まぁレッドガードで信じている人も居るらしいから気にしない。
 

 こうして妖蟲の王マニマルコは倒れた。
 世界に平和が戻るとか、そんな大げさな話ではないが、魔術師ギルドにとっての脅威はこれで取り除けたのだ。
 

 洞窟から帰還して外に出ると、朝日がまぶしかった。
 ギルドにとって、苦難の日々は昨日で終わりを告げた。今日からは、希望に満ち溢れた日々になることだろう。

 ………
 ……
 …
 
 魔術師大学に戻り、ラミナスにマニマルコを退治したことを報告した。
 ラミナスは俺のことを大魔術師、アークメイジと呼び、妖蟲の王が死んだことに驚きを見せた。
 そして、ハンニバルから受け取っていた覚書について話してくれた。どうやら、マニマルコを退治するために犠牲になったこと、俺が後任になること、全てラミナスは知っているようだ。

「既に各地のギルド支部に、君の就任を通知してある。大魔術師よ、おめでとう」
「ほんま? じゃあこれから皆に会いに行かなければ!」
 
 まずはコロルから回るか。
 あそこには俺の母親になったつもりになっているアリーレさんや、俺をマイヒーローとして崇めてくれるダル=マが居る。
 さっそく見せびらかしてやらないとな!
 
 俺が以前何者であったかなんて、もはやどうでもいいことになっていた。
 俺の名前はラムリーザ、シロディールの大魔術師、アークメイジである!
 
 

 シロディールは今日も平和です!
 
 
 The Elder ScrollsIV:oblivion 第一章 ~完~
 
 
 
 
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