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蟲の王との対決 前編 ~全てを手に入れるために~

 
 この日は俺の人生において転機となる一日となったであろう(後日談)
 
 
 ファルカーから巨大黒魂石を奪った後、俺はアークメイジのハンニバルと会った。その時ハンニバルから恐るべき事を聞いた。
 このソウルジェムが作られた目的は、マニマニルコがハンニバルの魂を吸収し、その力を高めるためだというのだ。
 もしもこのソウルジェムがマニマルコの手に渡っていたら、大学に侵攻してきてハンニバルを襲撃していたと。
 そこで、俺に最後の任務を授けたいと言ってきた。最も重要な任務だとさ。
 
 まず、ハンニバルは俺にマニマルコが求めているものをくれてやろうと言ってきた。
 ハンニバルの魂を取り込んだ巨大黒魂石は、マニマルコの奴隷化を無力できるというのだ。
 まさかハンニバルは自分を犠牲にしてギルドを守るというのか?
 

 最後にハンニバルは俺にこう言ってくれた。
 
「え? 俺がギルドの指導者?」
「未来は君の双肩にかかっておる。達者でな、我が友よ」
 



 
 ……やばい(。-`ω´-)
 素性の知れない俺が、ギルドのトップになってしまう。
 でも、マニマルコを退治しないと、死霊術師に全てを奪われてしまう。
 
 やるしかないか……
 
 俺は、ハンニバルの魂で充填された巨大なブラック・ソウルジェムを拾い上げ立ち上がった。
 
「アークメイジ、後はお任せください」
 

 マニマルコの潜む場所はここらしい。ブルーマの北西のようだ。
 
「ジ=スカール先輩、いよいよマニマルコと決着をつける時がきたみたいですよ」
「そうか、ジ=スカールは君ならきっと蟲の王を倒せると信じている」
「もし俺が戻ってこなかったら、次は先輩が挑む番ですよ」
「任せておけ、透明になって奴を困惑させてやる」
 
 いや、困惑させるだけじゃダメだって。
 それ以前に、透明化して隠れていたけど、マニマルコには見つかっていたみたいだとか言ってなかったっけ?
 

「それじゃ、言ってくる」
「気をつけてな」
 
 

 こうして俺は、かつてブルーマを旅立った時と同じ進路を取って最終決戦へと向かっていった。
 思えば、魔術師ギルドに入ろうと決めたのもこのブルーマだったし、シロディールの旅にでる第一歩となったコロルへの旅がこの進路だった。
 しかしもう、ブルーマのギルドは無い……
 

 初めて訪れたアイレイドの遺跡、リエルが見えてきた。
 暇していた時に、ジ=スカール先輩に連れられて向かった遺跡だ。
 
 あれからどれだけの時間が経ったのだろう?
 シロディール中を駆け回り、推薦状を書いてもらって回ったのも今となればよい思い出だ。
 アリーレさん、預言者ダケイルさん、みんな元気にしているだろうか?
 
 いろいろな人と出会い、いろいろな人との別れがあった。
 もう過去の記憶なんてどうでもいい。
 俺はこの任務を達成させ、シロディール魔術師ギルドのアークメイジとして生きていくことに決めた。
 過去なんてどうでもいいのだ。今を生きることが何よりも大事。
 

 そのようなことを考えながら、北西への旅を続ける。
 次第に枯れ木が目立つようになってきた。マニマルコは全ての生あるものの活力を奪っているのか?
 
 やがて目の前には、死体を悪趣味に飾った洞窟が見えてきた。

 洞窟の前には見張りが一人、死霊術師だ。
 近づいていくと、やつはいきなり襲い掛かっては来ずに話しかけてきた。
 
「貴様は、恐れ多くも妖蟲の王に近づこうというのか?」
「違う! と言ってやりたいが、いろいろ事情があって冗談は言わぬ。そうだ――(。-`ω´-)」
「猊下との謁見を望むなら、この扉を開ける必要がある。その鍵は私が持っているが、死んでも渡さんぞ」
「では生きているうちに盗むとしよう(`・ω・´)」
「馬鹿め!」
 

 まぁ最初から平和的な話し合いをするつもりは無かったが、当然のごとく戦闘となってしまった。
 恐れ多くも妖蟲の王とやらに戦いを挑むのだ、こんな雑魚に手間取ってはいられぬ!
 
 骨はユニコーンに任せて、俺はこの見張りに集中攻撃を仕掛けた。

 魔法がクリティカルヒットして、奴はその場に崩れ落ちた。
 
「むむっ、体が動かん!」
「この魔法は、相手の自由を奪ってから体力を奪い続けるものなのだ」
「か、鍵は渡さんぞ!」
「ダメだ、盗んでやる」
 
 動けない相手の懐から、洞窟の入り口にかけられた錠を開ける鍵を奪い取ってやった。
 死んでも渡さぬというのだから、生きているときに奪ってやったのだ。文句は無いだろう。
 
「貴様! 鍵を奪ったな!」
「うむ、もう用は無いから死ね」
「ちくしょう!」
 
 こうして見張りを退治した俺は、マニマルコの潜む洞窟へと乗り込むのだった。
 待っていろよ、死霊術師の野望も今日限りでおしまいだ!
 
 
 
 
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