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ギルドの思惑 後編 ~紛れ込んでいた敵~

 
 翌日、魔術師大学の仕事を進めるために、メルカトール・ホシダスに会いにスキングラード城まで再び出かけた。

 メルカトルの話では、ハシルドア伯爵とは外で会うことになったらしい。
 午前二時過ぎに、街の郊外にある怨念鉱脈の南でお会いになってくれるそうだ。
 怨念鉱脈……(。-`ω´-)
 物騒な名前だな!
 

 そういうわけで、スキングラードをぐるりとまわってやってきた。
 ハシルドア伯爵にも、俺がユニコーンナイトという選ばれし存在だということを見せ付けてやりたいものだ。
 

 で、ここが怨念洞窟。
 時間をつぶすために中に入ろうとは考えない。
 だって怨念洞窟だぞ? 過去に落盤でも発生して、そこで生き埋めになった者の怨念が漂っているに違いない。
 虎穴に入らずんば虎子を得ず! 違うやん! 君子危うきに近寄らずだ!
 
 深夜二時前――。
 時間が近づいてきたので、洞窟から南へと向かっていく。

 …………(。-`ω´-)
 
 死霊術師が居るような気がするのだけど、気のせいですかね?
 でもメルカトールの言っていた待ち合わせ場所はここなのだけど……
 
 ハッ――!
 
 泉の洞窟の時みたいに、メルカトールも死霊術師にやられてしまったというオチか?!
 
 どうやら伯爵はここにこないようだ。俺がここに居ることすら知らないという。
 それどころか、メルカトールは嘘の場所を教えていたそうだ。
 死霊術師は、ギルドに計画を邪魔されないように、いろいろと手を打っているのだ!

 ――などと、死霊術師になったメルカトールが教えてくれました。罠かよ!
 

 ええい、めんどくさい、逃げる!
 骨やゾンビや幽霊とか召喚しやがって!
 死霊を追い返す呪文を唱えてやろうか?
 
 クラートゥ・ベラダ・ニクトゥ
 

 ドドーン!
 とまぁ、こっちが吹っ飛んだわけで。
 

 仕方が無いので、死霊から追い返された自分が高台に登って戦況を確認してみると、なにやら死霊術師じゃない人が紛れ込んでいて戦っている。
 誰だかわからないけど、その人はキックやチョップを連打して、ゾンビをちぎってはなげ、骨を叩き壊し、死霊術師に生卵をぶつけて顔中黄色にさせてやっつけた。
 
 ありがとう、どこの誰かは知らないけれど、おそらく誰もがみんな知っているスキングラードのヒーローよ!
 
「君は底の知れぬ愚か者だな。何故こともあろうにこんな場所で私と会えるなどと思ったのだ?」
 
 ――ハシルドア伯爵でした(。-`ω´-)
 
 でもさ、こうして会っているじゃん。
 結果論として、会えたからOKです!
 
 まぁ伯爵自体、メルカトールが怪しいと思っていたらしく、死霊術師だという正体を暴く機会を伺っていたわけだ。
 そして伯爵は、死霊術師に与したことはないし、これからもないと評議会に伝言を伝えるよう言ってきた。
 俺は伝令か、修行者の修行は伝令のことなのか!
 
 そこで俺は、魔術師大学からの依頼を申し出た。要するに、本を返せと。
 しかし伯爵は、本を返してもらうために派遣されたのではなく、伯爵自身のことを密かに調査するために派遣してきたのだとか言ってきた。
 ん? 本は借りてないとかどうでもいいとか?
 要するに、スキングラード地方の死霊術師の秘密結社についての噂を確認するのが目的だった――でいいのかな?
 どうも話をうまくまとめられない。
 
 えーと、大学は、スキングラード地方の死霊術師の秘密結社の存在と、ハシルドア伯爵がその秘密結社に与しているかどうかを探るために、表向きには本を返してもらうという口実で俺を派遣した。これでいいのかな?
 全然そんな話をラミナスから聞いてないけどな!
 
 まあいいや。
 ハシルドア伯爵は死霊術師の秘密結社と何も関係がなかったし、俺もこうして伯爵のおかげで無事に生きている。
 まぁユニコーンをかっ飛ばして逃げてもよかったけどな!
 
 最後に伯爵は、意味ありげなことを言ってきた。
 

 
「ひょっとすると、君はこの先大いに信頼され、より重要な任務を扱うようになるかもしれんな」
「実態はデイドラの手先、緑仮面だどな!」
 
 別れ際に、俺は少し気になっていることを尋ねてみた。
 
「スキングラードと言えば、グラアシアはどうなったのでしょうか?」
「彼なら死体で発見されたよ。彼の狂気じみた行動に我慢できなくなった人間がいたんだろうね」
 
 それは俺のことですか?
 確かにヤバいと思って衛兵に通報したけどね。
 

 しかし、この人の目は不気味だな。
 なんか悪魔みたいな目をしているよ……
 

 まあそういうわけで、この地方の死霊術師は退治して、死霊術師の脅威を一つ取り除いたのであった。
 で、本はどうなったのだろうか?
 マジで本はただのエサだったのか?(。-`ω´-)
 
 
 
 
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