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魔術師の杖 後編 ~死霊術師の襲撃~

 
 さて、晴れて魔術師大学の一員、ただし見習いになった俺は、最初の仕事として自分の杖を作ることになった。
 ワバジャックとか杖ならいくつかデイドラの秘宝で持っているけど、そんな邪教の杖ではアカンらしい。
 というわけで、泉の洞窟という場所で良質な木を探すことになったのだが――
 

 いきなり誰かが死んでいるのですが~。
 しかもこの人はザラーシャらしい。カジートだけど……
 

 それだけではない、奥に居た何者かが襲い掛かってきたのだ。
 最初の仕事から、結構難易度高いな!
 魔術師の杖作成の仕事だろ? なんで戦闘になるんだよ!
 
 などとぼやいても仕方が無いので、降りかかる火の粉は払いのける!

 退治した相手はどこかで見たことがある。
 こいつは確か、死霊術師じゃなかったかね? 遺跡に住み着いているのをなんどか退治したことがあるぞと。
 

 洞窟を抜けた先は森になっていて、そこにもまた死霊術師がうろついていたのだった。
 ラミナスのやつ、見習いをいきなり死霊術師の住処に放り込んで腕試しと来たのか?
 ……と思ったけど、ザラーシャが殺されていたな、これは事故か? イレッテはどこだ?
 

 死霊術師は問答無用で殺しにかかってくるので、とにかく退治するしかない。
 ってかさ、死霊術師ってギルドで禁止されているから遺跡の奥深くでコソコソと研究しているのじゃなかったかね?
 それがなんでこんなに表に出てきているのだろうか?
 

 事情が変わってきたのか、死霊術師が反乱を起こしたのか。
 でもこの地は見習いが最初に訪れる、魔術師の杖の原材料を探しに来る場所だよね。
 こんな初歩的な場所まで攻め込まれているとなると、すでに奥深くまで侵攻してきているような気もするんだよな。
 

 とりあえず未完成の杖は、この中にありました。
 ザラーシャとイレッテという二人と相談して選べとか言っていたけど、箱に入っているのを取りに来るだけでよかったんじゃないですかねぇ?
 ってかイレッテはどこでどうしているんだろう?
 まぁここに居て無事で居るとは思えないけどね。
 

 というわけで大学に戻ってラミナスに報告である。
 ザラーシャはともかくイレッテも死んだことになっているらしい。
 後ろの二人もこちらに怪訝な目を向けている。いや、俺が問題を引き起こしたわけじゃないからね? そこ間違えないでね?
 
 ラミナスも俺と同じ考えで、これまでコソコソしていた死霊術師が大胆な行動に出たことを驚いているようだ。
 このことは評議会で話し合うとか言っているけど、評議会ですか。最高評議会議長は、ロイヤル・サンフォードですか?
 
 とにかくここから先は、魔術師大学のお偉いさんが話し合って考えれば良い事。
 見習いの俺は、杖作りに専念するべし、ということになった。
 カイロナジウムのデルマールが杖作りを手伝ってくれるというが、カイロナジウムって何ですか? 暖かくなる元素ですか?
 なんとかジウムって元素っぽい名前でしょ? で、そのなんとかに当たる部分がカイロ。要するに鉄ですか?
 
 

 というわけで、一気にカイロナジウム。
 大学は同じような建物が長屋のように並んでいるから覚えにくい。
 彼がデルマールで、エンチャンターらしい。それで杖作成ね、なるほど。
 
「どんな効果の杖にしますかな?」
「そうだねぇ、杖に念じて振りかざしたら、相手が即死する一撃必殺の杖とかどうですか?」
「君の好みと『能力に応じた』性能になる。さあどうする?」
「杖を握り締めて祈ると、願い事が絶対に叶うという杖はどうですか?」
「魔法には分野というものがある。破壊魔法、幻惑魔法、神秘魔法。君の好みはどれかな?」
「なんか疑問系の会話が続きますね、あなたはアリーレさんのおじいさんか何かに当たる人ですか?」
「話が進まんぞ、どれにするかね?」
「……幻惑魔法のパラライズでいい(。-`ω´-)」
 
 破壊魔法は自分で使うし、神秘魔法は地味なので、地味な麻痺魔法にしておいた。あれ? 地味だな……、まあいいか。
 なんというかね、敵を鹿に変えたりネズミに変えたりするワバジャックという杖を持っているから、どんな杖も地味にしかなりようがないんだよな。
 
 これで魔術師の杖を作ってもらえることになったが、完成までにしばらくかかるらしい。
 この機会に、帝都見物でもしてみようかね。
 
 俺はカイロナジウムを後にして大学を後にし、帝都の中央へと向かっていった。
 
 
 
 
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