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白馬山荘にて ~白馬騎士団の隊舎~

 
 レヤウィンから帝都へと、俺は北へ向かって旅を始めた。

 なんだか知らないが、レヤウィンから離れれば離れるほど、開放感が広がっていく。
 これでもう俺は、しょうもない予言に付き纏われることもないんだ。
 そう思うと、自然に笑みが浮かび上がってくるというもんだ。
 
 北へ少し進んだところで、小さな家があるのを発見した。

 えーと、なになに? 白馬山荘? 白馬騎士団の家かな?
 そういえば白馬騎士団として認められた時に家までもらったっけ。
 レヤウィンでは家をまだ買っていないが、町に住むととつぜん予言! なんてことになりかねないので、この地域に用がある時はここに泊まることにしようかね。
 というか、この家をもらった時にすぐ住めばよかったよ。
 
 というわけで、持っていた鍵を使って家に突入!
 
  
 ……なんかおる(。-`ω´-)
 

 だ、誰だ?
 誰かが寝ているぞ??
 浮浪者が住み着いているのかな? なんかやだなぁ……
 
「もーしもし――」
 
 とりあえずすぐに戦闘体勢に入れるようにして、おそるおそる声をかけてみる。
 寝ている者は、その声に目を覚まし、こちらをギロリとにらみつけてくる。
 そしてすぐに――
 
「あっ、お前はっ?! 着替えるから外に出ていろっ!」
 
 ――追い出されてしまった。
 なんかどこかで聞いた声だな、誰だっけ?

 とりあえず部屋の外で待つ。
 なんというか、俺の家に誰かが住み着いていて、下着姿で寝ている。誰だと思って起こすと、着替えるから部屋から出ろと言われる。
 えーと、ここ、俺の家だよな?
 

 なんか家の中に訓練用の人形があったので、蹴っ飛ばしながら待っていると、部屋の中からもういいぞと声が聞こえた。
 そういえば下着姿は女性だったな?
 俺の家に住み着く怪しい女は誰だっ! 俺の家を乗っ取るのが趣味の、アリーレさんか?!
 それとも預言者ダケイルがここで待ち構えていたのか?!
 

 おおう、マゾーガ卿――?!
 
 そうだった、白馬騎士に認められたのは、俺とこのマゾーガ卿だった。
 ということは、この家は二人の部屋? 愛の巣?
 やだ、オーク怖い。アリーレさんの方がいい。
 仕方ない、この家はマゾーガ卿にやる。俺は帝都に住む! というか俺は元々どこに住んでいたんだ!
 
 というわけで久々に話をしてみたところ、マゾーガ卿はここを拠点にして、今でもブラックウッド団を退治して回っているらしい。
 うん、レヤウィンの治安は任せた。なんか衛兵は頼りにならないみたいだしな。
 ってか、ブラック・ブルーゴのアジトであるテリープは、この家のすぐ裏じゃないか。散歩気分で退治して回っているのかな?
 
「ところでこの近辺に、何か名所みたいなのはありませんか、マゾーガ卿」
「ここの対岸、風賊モゲンズを退治した辺りの東側に、デイドラの祠があるのを見かけた」
「デイドラね、お宝はくれるがなんかヤバいこと要求してくる神様。あ、いやいやこっちの話」
「あと、ここからちょっと北に行った森の中にも、デイドラの祠があったぞ」
「デイドラばっかりやね」
 
 というわけで、白馬山荘はマゾーガ卿に譲って、俺はデイドラの祠を目指すことにした。
 デイドラの要求してくるものは、時々ヤバいものはあるが、宝物をくれるというのは事実だから全て集めてみるのも悪くは無い。
 先に対岸の方を済ませておこう。
 

 そういうわけで、少し来た道を戻って、東の対岸へ向かうための橋を渡った。
 レヤウィンの近くに戻ってくると、そわそわしてしまうのが難点だ。
 まさか町の外まで駆け出してきて「予言が下った!」などとは言ってこないだろうとは思うが、油断禁物だ。
 そもそもなんで俺はレヤウィンに来たんだっけ? あ、サングインか。
 魔術師大学の推薦を書いてもらった地点で去ればよかったかも――って、書いてくれたのが預言者ダケイルか。そっか、予言の力を取り戻してあげたんだったな。
 

 そしてそのまま北へと再び進路をとる。
 この辺りにあった漁師の野営地で、風賊モゲンズと戦ったんだっけ。
 俺は周囲の雑魚と遊んでいただけで、風賊モゲンズはマゾーガ卿が退治しちゃったけどな。
 今となっては良い思い出だ。いや、思い出なのか?
 

 そこで俺は、デイドラの祠と思える場所にたどり着いたのだった――
 
 
 
 
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