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生き別れ ~ギルバート・ジェメーン~

 
 さて、ようやく森の中に佇む街、シェイディンハルに到着した。
 この街の衛兵の姿は、コロルとさほど変わらない。やはりブルーマが派手だったのか?

 この国の街は、どこも城壁で守られている城塞都市のようだ。
 これはアレだな、街の外は野蛮な奴などがうろついているので、あいつらを街に入れないようにしているのだろう。
 そう考えると、アップルウォッチとか、今回の旅の途中で見かけた水車小屋とかは大丈夫なのだろうか?
 あの野蛮な奴を退治できる腕の持ち主が、そういう所に住んでいるのだろうな。

 あと、どの街にもでっかい教会がある。
 神様が本当に話しかけてくる世界だから、信仰心も厚いのだろう。
 俺が知ることのできた神様は、ナミーラとアズーラ。前者は醜い者、不浄な者を信徒とし、後者は暁と黄昏の女王で――、なんだろ、ヴァンパイア退治の神かな?
 というかよくよく考えると、ナミーラの神って異質だな。これだけ聞くと、邪神のようじゃないか……。
 この街に見える教会は醜くないので、ナミーラの教会ではなさそうだな。

 さっそく街の人に、レイナルド・ジェメーンについて聞き込みを始める。
 獣顔はカジート、爬虫類顔はアルゴニアン、この緑顔はいったいなんなんだ? 結構街の中で普通に生活しているみたいだが……
 しかし、いろいろ聞いて回ったが、誰もレイナルド・ジェメーンについて知っている人は居なかった。その代わり、ギルバート・ジェメーンという名前の人ならこの街に居るらしい。
 偽名か? 兄弟か何かか?
 聞くところによると、そのギルバートなる者はニューブランズ旅館で寝泊りしているらしい。
 あと、ライス・リサンダスという名前も聞いたが後回しだ。名声のために詳しく話は聞くが、まずはジェメーン問題が先だ。

 さてニューブランズ旅館、そこは何だ? と思ったが、普通に街の宿屋だった。
 ブルーマにあったオラヴの宿屋と比べると、結構立派な建物かもしれない。
 どうもブルーマは、いまいちな規模の街のようだ。魔術師ギルドで、魔法の系統を唯一任されていない街のようだからね!

 目的のギルバートには、宿屋の二階で会うことができた。うむ、なんとなくレイナルドと似ているような気がする。
 さっそくレイナルド・ジェメーンについて聞いてみると、「生きているのか?」と非常に驚いた様子だ。やはり知り合いか兄弟か?

 と思ったらやっぱり兄弟だった。それも双子だ。
 会いに行くために、すぐにコロルへと発つようだ。さらに俺にも来て欲しいと言ってきた。兄弟を引き合わせてくれたことのお礼がしたいのだとさ。
 しかしがっかりするんじやないかねぇ……
 ギルバートの兄弟レイナルドは、ただの飲んだくれだぞっと。

 そして、ギルバートはさっさと街を出て行ってしまった。
 あの大きなハンマーがあれば、例の野蛮な奴に襲われても返り討ちにできるだろう。
 
 さて俺はどうするか?
 とりあえず徹夜で行軍してきた旅の疲れを癒すため、旅館――、じゃなくて魔術師ギルドの居住区を借りて一眠りしよう。
 この街にも魔術師ギルドはあるはずだし、コロルにも準会員だと知れ渡っていたので、ここでも知られているはずだ。
 というわけで、ジェメーン兄弟の話が進展したところで、今回はここまでにしておこう。
 一休みしたら、ついでにこの街でも推薦状を頂いておくかな。
 
 
 
 
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