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ディープワロウの村にて ~マシウの依頼~

 
 シェオゴラスの杖を作り直すために、シールタの目と陰りの木という二つのアイテムを探してくることとなった。
 そしてその内の一つ、宵闇の樹の枝を陰りの木から見つけ出してきたところだ。
 もう一つのアイテムであるシールタの目は、ニュー・シェオスから南へ向かった方角にあるハウリング・ホール、すなわち叫びの殿堂でシールタから奪い取れということだ。
 

 ニュー・シェオスから南へ向かうのは初めてだが、こうして晴れ上がったことで新たな発見が生まれたりする。
 
「なんだか村があるねー」
「今までよく見えなかったってのは、霧で隠された村みたいね」
「霧か、ミストか、戦慄の島だけに、島の謎を解くんだね」
「違うわよ、六人呪われて死ぬの」
「なんだよそれこえーな……だが、ヒラス、マ=ザーダ、ミューリーン、ウルフリ、カナー、シル、シェオゴラス、と六人以上は犠牲になっているから、呪いは終わったな」
 
 

 そんなわけで、戦慄の島で六つ目となる村に到着である。
 何の特徴もないし、雰囲気もハイクロスやスプリットと似たような物。
 晴れ渡った空に変わったから気がつかないが、ここはディメンシアの地。
 さしずめハイクロスのディメンシア版ってところだろう。
 

 建物は三軒だけ。
 戦慄の島にある村は、家は三軒、三世帯までしか住めない決まりでもあるのかね?
 それを破れば、スプリットの村のように、内戦が発生するのだ。
 
「住んでいる人が見当たらないような気がするが?」
「あっちにいるわよ」
 

 ちょうどいい、この村の名前が何かもわからないからね。
 二人だけということは、何人かは村を出払っているのかな?
 

「やあ、おはようの人はおはよう、こんにちはの人はこんにちは!」


「ディープワロウの村へようこそ――ってラムさん!」
「なんだ? 俺のことを知って――って、マシューか? それとマシューのお母さま」
 
 なんとそこに居たのは、最初にフリンジで別れて以来、とんとご無沙汰だったベラモント親子だった。
 この世界で緑娘と同じように、マシウの母親もなぜか蘇っていた。
 それはシェオゴラスの気まぐれっぽいものだが、一緒に冒険はせずに母親と暮らすということで一旦分かれたのであった。
 
「こんなところでなんしょん?」
「僕もラムさんが旅立ってから、少ししてからフリンジを出たんだ」
「それは正解だったな。あそこに残っていたら、オーダー軍に何をされたかわからんかったぞ」
 
 ま、結果的にフリンジでは誰も犠牲者は出なかったけどね。
 村長のシェルデンと宿屋のドレドウェンは、オーダーの襲撃を無事に乗り切った。
 フェラスはオーダー側に寝返ったが、復活したゲートキーパーに降参した。それを受け入れてくれていれば、またパスウォールの住民になっただろう。
 レルミナと、その弟子らしきナネットは、ザセルムにあるレルミナ研究所に移住している。
 そして氷血のジェイレッドは旅人となった。無事ならまだ生きているだろう。
 つまり、場所は変われどみんな健在なのだ。
 
「で、マシューはここでなんしょん?」
「僕もシェオゴラスに会ってみたんだ。そしたら、『そなたの狂気ををその箱に入れて持ってきた』と言ったんだ」
「箱、その曇った水晶玉みたいなやつか」
「でも、これには鍵がかかっているんだ」
「で、鍵を探していると」
「そうなんだけど……」
 
 マシウの話では、その鍵はディープワロウの村からずっと南にあるスワンプガス孔に眠っておるとハスキルから聞いたのだそうな。
 しかし少しだけ向かってみたが、そこは道無き道を突き進まなければならないみたいなのだ。
 そんなところに母のルノーを連れていけない、かといって一人で置いておくのも嫌だという。
 それじゃあここまでどうした? と聞くと、街道は安全だから安心して通ってこれたと言うのである。
 確かに俺やジェイレッド、巡回中の衛兵がモンスターは始末しているからね。
 だが、このディープワロウの村までが旅の限界なのだというのだ。
 
「そこで、ラムさんに頼むのは申し訳ないんだけど、南にあるスワンプガス・ホールに行って、鍵を探してきて欲しいんだ」
「別に構わんよ。お前も俺の臣民になるわけだし、困っている臣民は放っておけないからな」
 

 地図で言えば、マシウの言うスワンプガス孔はここ。
 叫びの殿堂は通り過ぎてしまうが、まあよい。
 マシウは俺の弟分みたいなものだし、その鍵を探してきてやるか。
 いや、どっちが年上なのだ? マシウの方が年上っぽいけど、まあいいや。
 
 
 そんなわけで、ちょっと寄り道。
 マシウの依頼で、スワンプガス孔に向かって鍵を探してくることになったのである。
 
 

 途中、またグラマイトを奉った祠があったりする。
 人間の胸像よりも偉いみたいに飾っているのが気に入らないねー。
 

「それで、あなたはこの像に忠誠を誓うのかしら?」
「君がそう望むなら、いくらでもグラマイト教に殉じてやるさ」
「そうねぇ。あなたがこの世界の支配者になったら、この像を全部取り壊してあたしの像を飾りなさいよ」
「戦女神でも名乗るのか?」
「それもいいわね」
 

 まぁ緑娘は、俺に勝利をもたらしてくれる女神のようなものだ。
 緑娘と組んでいる限り、不可能なことは無いような気がしてくるから不思議である。
 俺一人では無理なことでも、緑娘さえ傍に居てくれたら――
 
 ……ん?(。-`ω´-)
 
 なんかデジャビュが……
 
 
 かつて、緑娘も同じことを言ってなかったか?
 
 
「二人一緒なら何でもできる、か」
「えっ? ああそれ? 思い出したのかしら?」
「君から聞いた言葉なのか、かつて俺が言ったことなのか、曖昧になってきた」
「この世界に来る前、二人で思った言葉よ」
「そうなのか……」
 
 本当は、オブリビオンの動乱が終わったら、シロディールを去って緑娘と二人で記憶の底にある故郷を探してみようとしたものだ。
 残念ながらそれは叶わぬ夢となったが、この世界の支配者になれるのならば、それはそれでよしだ。
 シェオゴラスが消えてディメンシアの空も変わったように、俺が支配者になることで、この狂気の世界も変わるかもしれんな。
 

「さて、スワンプガス・ホールはあの島にあるようだな」
「泳ぐのやーよ」
「じゃあここで待ってる?」
「それもやー」
 

 俺とチロジャルは、水の中をずんずん進んでいく。犬かきしているみたいだけど。
 しかし緑娘は、ウォータールートの上を飛び跳ねていくのだ。
 
「ここから先はもう足場は無いぞ」
「あるわよ」
「どこに?」
 

「ここよ」
「なんでやねん!」
 
 そこまで濡れたくないですか?(。-`ω´-)
 
 まあよい。
 ふとももの感触が至高の時間であり、思わずムクムクと――
 
「ムクムクはダメだーっ!」
「何を言ってんのよ」
 
 
 とまぁ茶番劇は置いといて、俺たちはスワンプガス孔かスワンプガス・ホールか、孔だからホールなのかわからんが、それのある島へと辿りついたのであった。
 

 さて、マシウの言っている鍵とやらを探しますか。
 
 
 
 
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©発行年-2021 らむのゲーム日記