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ナイフポイント・ホロウの探索 ~ゲデネリの頭蓋骨や調合用のボウルなど~

 
 シェオゴラスの杖を作り直すために、シールタの目と陰りの木という二つのアイテムを探してくることとなった。
 そしてこのナイフポイント・ホロウには、行き道ではスルーしたが、通路の段差の下にまた別の扉があったりするのだ。
 好奇心旺盛な緑娘は、この洞穴の奥へと進みたがっているようである。
 

「あなた、一人称と二人称を取り違えているでしょう?」
「何のことやらさっぱりわからんですなぁ」
「降りればいいんでしょ? ほら、降りなさい」
 
 こうして、この洞穴の奥を探索してみることとなったのだ。
 ジャガラクも、ここを探索する時間ぐらい待ってくれるだろう。
 
 
「ややっ、お前は?!」
「なんだ? シェオゴラスの使者――いや、次期シェオゴラスとなるものだが、どうした?」
 

 そこに居たのは、ゼロットの二人組。
 その二人は、何やら俺に対する接し方について迷っているようだ。
 
「こいつは確か、公爵閣下だ。そして、シェオゴラスの後を継ぐもの……」
「我々は、シェオゴラスを支持し、それ以外は異端者とみなして始末するだけだ」
「これではこいつ――いや、この方はどうする?」
 

「新たなシェオゴラス様となるお方には手を出せん! しかしそれ以外は全て敵だ!」
 
 どうやら結論が出たようである。
 シェオゴラス派のゼロットは、次期シェオゴラスとなる俺には手を出さないと決めたようだ。
 その代わり、それ以外の者は全て排除すると。
 
 それを言ったら、お前たちも「シェオゴラス以外」なんだがのぉw
 

 そんな矛盾した存在は、1、2、3、4、で自害するがよい。
 それとも、シェオゴラスとゼロット以外という都合の良い解釈をしているのではないだろうな?
 
 どっちみちそんな過激派は、俺の治める世界には必要ない。
 そうした極端な支持者を作ることが、内戦に繋がるのだよ。
 俺がこの世界の支配者になったら、まずは戦慄の島に住む者同士で争うことを禁じよう。
 そのぐらいの権力は、あるよな?
 

「どうやらここの住民は、俺以外の存在は認めないようだぞ?」
「それじゃあ全部始末するわ、任せていて頂戴」
 
 ん、ゼロットには解散命令を出す。
 同時にヘレティックにも解散を命じよう。
 それに従わぬものは、緑娘からのお仕置きを食らうがよい。
 
 

「お前――いや、貴方はシェォゴラス様の後を――だがらこっちの娘は異端者だぐわああぁぁぁぁっ!」
 
 ま、ゼロット程度など、緑娘の敵ではないわな。
 俺は崇められているので、照らすだけにしておいてやろう。
 いずれはセイントやセデューサーにも命じて、狂信者狩りを――島全体に流行らせようかのぉ。
 
 

「だから、時間がかかるだろだからそれ止めろってばさ」
「気が散るから黙ってて」
 
 気が散っても散らんでも、どっちみち当たらんだろうが。
 

 おや――?
 

「どう? 見たかしら?」
「当たったねー」
「男子、三日会わざれば刮目して見よ」
「ほー、男子だったのな」
「むっ。女子、三時間会わざれば刮目して見よ」
「ほー、ころころ変わるのな」
 
 三時間ごとに化粧直しですか?
 緑娘は化粧しとらんらしいが。
 
 そんな具合に、通路の先から現れるゼロット共は、緑娘や犬に蹴散らされるのであった。
 
 
 そして奥の間は、何かの儀式場のようになっていた。
 部屋の中央にテーブルがあり、その上には血だまりとナイフが一本。
 また生贄でも捧げましたか?
 俺はそんなもの望んでおらんがな。
 

「また居た!」
「なんぞ?」
 
 すると、緑娘は素早く駆け出すのであった。
 

 ああ、ゼロットが寝泊まりしているのね。
 寝込みを襲ってやろうというのか、それもよいだろう。
 

 そして緑娘は高く跳躍したかと思えば――
 

 一撃で相手を沈めたのであった。
 寝ている喉元に、針を突き刺されたようなものだ。
 ここのゼロットのリーダーらしき者は、最初から起き上がることもなく始末されたのであった。
 
「ご苦労様」
「もう敵は居ないようね」
「つづらの中にもめぼしい物は入っていないようだし、引き返すか」
 
 そしてぐるりと広間を回ったところ――
 

「あらぁ? このスイッチはまだ押してなかったわね」
「なにオネエ言葉になってんのよ」
「それじゃ、ポチッとな」
 
 どうやら、まだ隠された場所があるようだった。
 
 グオゴゴゴと岩が動いたような音がした場所へと向かってみると、壁が開いていて小部屋が出現していたのであった。
 

「ややっ、これは?!」
「シャレコウベがどうかしたのかしら?」
「ゲデネリ・ラルヴェルの頭蓋骨だ!」
「よくわかるわね」
「消去法さ」
 
 現在、自殺の丘で解放した霊は三人。
 残る二人は、ダンマーのゲデネリ・ラルヴェルと、カジートのム=デシだ。
 そしてこの頭蓋骨は、カジートの形をしていない。
 
「ポカパマズさんの頭蓋骨だったらどうするのよ」
「誰だよそいつは」
「別に誰でもいいわ。適当なおっさんの頭蓋骨の可能性が高いでしょう?」
「う~む……(。-`ω´-)」
 
 とりあえず持っていこう。
 珍品博物館のウナが必要ないと言えば、自殺者の可能性も出てくるわけだ。
 
 後はこのつづらの中――
 

「ややっ?!」
「また何か見つけたの?」
「混ぜ鉢、すなわち調合用ボウルだ」
「珍しくもなんともないじゃないのよ」
「それもそうだが、念のため……(。-`ω´-)」
 
 この二つのアイテムに関しては、緑娘の言うことが正しい。
 頭蓋骨を見てそれが誰のものであるのか分かる方が不思議である。
 そして、調合用のボウルなど、魔術師大学の錬金術研究所には、いくらでも転がっていた代物である。
 
「ま、この機会に錬金術を始めてみるのも手だ。やってみないか?」
「陽子を79個にしたら良いだけじゃないのよ」
「……?」
「例えば鉄は26個だから、そこに何とかして陽子を53足せば金になるわ」
「……??」
 
 いかんなー。
 やっぱりちゃんと錬金術を学んでおこう。
 緑娘も、俺も知らない金の作り方を知っている。
 そもそも錬金術という言葉は金を作り出す技術という意味で、薬草を混ぜ合わせるのはそれは錬金術ではなく薬学のはずだからね。
 
「錬金術でダイヤモンドも作成できる?」
「炭の構造を変えてやると、ダイヤモンドになるわ」
「……車輪のゴムと接着剤を混ぜ合わせる方法ではダメか?」
「何よそれ?」
「タイヤボンド……」
 

「…………」
「……ごめんなさい(。-`ω´-)」
 
 ちゃんちゃん。
 
 
 ………
 ……
 …
 
 
 こうして、頭蓋骨と調合用のボウルを手に入れた俺たちは、ナイフポイント・ホロウの洞穴を出て自殺の丘へと直行した。
 ここでゲデネリに頭蓋骨を差し出して、反応があるかどうか確認する。
 反応が無ければ珍品博物館へ持っていって、珍品かどうかウナに聞いてみる。
 珍品じゃなかったら、アージャズダにでも売る。
 1Gにもならなければ、フィミオンにでも押し付けよう。
 

 さぁ、この霊体が、ゲデネリ・ラルヴェルだ。
 この頭蓋骨の正式な所有者ならば、その魂を解放したまへ!
 

「当たったぞ」
「おめでとう」
 
 こうして、ゲデネリの魂も救ってあげることができたのであった。
 

 あと残っているのは、カジートのム=デシのみ。
 彼の頭蓋骨は、どこに眠っているのだろうか……
 
 
 
 
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