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ねじれ窟・ノッティー・ブランブル ~チロジャル誕生?! 復活?!~

 
 ねじれ窟・ノッティー・ブランブルや、ゼディリアンを目指して、ディメンシアの地を南西に向かう旅は続いている。
 

 街道から西へと続く、骨でできた門のようなもの。
 地図で見たところ、この先にノッティー・ブランブルがあるようだ。
 
 

「地図から見て、ここがねじれ窟・ノッティー・ブランブルだな」
「ダイア・ウォレン洞穴や、不浄なる森と見た目が同じね」
「それは俺も気になっているが、この世界の洞穴は、全部キノコ木にできたものだと考えよう」
 

 内部の雰囲気も木の洞といった感じで、不浄なる森の時と同じ感じだ。
 中空の琥珀幹があったり、緑色の煙を出す球体があるのも同じである。
 

 そして、グラマイトが住み着いているのまで同じ。
 ゴブリンだと考えたら、洞穴に住み着いているのは同じだと考えるのも間違っていない。
 
 ちなみに敵を感知したら、ゾンビ犬が突っ込んでいくので、視覚に頼らずとも敵の存在を知ることができるのだ。
 後はゾンビ犬が敵を押さえている間に、霊峰の指改を撃ち込む作業となるので、暴れている敵に撃つよりはかなり楽なのだ。
 その代わり、ゾンビ犬に誤爆する危険が生じるけどね。
 
 ちなみに、ゾンビ犬が戦っている間は、緑娘は共闘しようとしない。
 やっぱりゾンビ犬はゾンビだと――見られても仕方ないなぁ……
 
 

 そんな感じにグラマイトを蹴散らしながら奥へと進んでいくと、そこは広間になっていた。
 そして、そこには何やらトーテムのようなものが。
 不浄なる森の入り口にもあった気がするが、これはエルスウェアにあったミノタウロス系である「イアスの祭殿」ですかね?
 
 

 その広間の中央は、水の溜まった地底湖のような感じになっていた。
 それほど水深は深くなさそうだが、その水は中央にある石像から湧きだしているようだ。
 
 グラマイトの石像、そしてそれが持っている桶のようなものと、その上に青白く輝く球体。
 その桶から湧きだした水が、水面に向かって滴っている。
 
「あたし見ていてあげるから、あなた水を汲んできなさいよ」
「濡れたくないのな」
 

 緑娘は池には入ってこず、坂道の途中に腰かけてじっと待っている。
 俺は、グラマイトの石像から滴る水を、バーニスから受け取った瓶で受け止めるのだった。
 
 多少時間はかかったものの、瓶は奇跡の水で一杯となった。
 あとはこれをバーニスに届けたら任務完了だけど、こんなのが本当に奇跡の水なのかね?
 グラマイトの石像から湧きだす水だぞ?
 気分的にはあまり良い物とは思えないが、ディメンシアの住民にとっては、こんなのも奇跡になるのだろう。
 
 

「その奇跡の水を、そいつにかけてみなさいよ」
「意味あるのか?」
 
 遠くから緑娘が声を掛けてくる。
 奇跡の水が、本当に奇跡を起こすとでも思っているのだろうか?
 まぁ思い込みで効果が出ることも、有りえない話ではない。
 例えば悪魔憑きに、「聖水を食らえ」と言いながら水道水をかけると、本気で苦しむ場合があったりするからね。
 
 

「ぬ……?」
 
 奇跡の水とやらをゾンビ犬にかけていたら、腐りかけていた身体が徐々に再生されて、さらに毛まで生えてきたぞ?
 そのままかけ続けていたら、どこにでも居るような、普通の犬になったではないか。
 つまり、この奇跡の水は本物。
 ということは、バーニスは本当に死にかけているのか?
 

「きゃーっ、可愛いーっ!」
「わんっ、わんっ!」
 
 なんだよ、犬が普通の姿になったら、突然緑娘が突っ込んできたぞ?
 さっきまで濡れるのが嫌だと言って、付いてこなかったくせにね。
 それに、つい数十秒前には「そいつ」呼ばわりだったのに、態度変わりすぎだろう。
 
 

 そして犬は、姿を変えても、俺たちと一緒に戦ってくれるようだ。
 わんわん鳴きながら、グラマイトに立ち向かっていく。
 突っ込むのはいいが、こんな狭い場所だと誤爆しそうで、俺は手出しをしにくいのが困る。
 
「よくやったぞ」
「わんっ」
 
 まぁ、普通の犬の反応があるのはよいことだ。
 ゾンビの時は、唸るだけだったからな。
 そういえば、シマウマもわんわん鳴いていたっけ?
 

 洞窟は、いつの間にか石の間に変わっていた。
 石でできたベッドには、骨が乗っているだけ。
 過去に死霊術師が住み着いていたのか? それともただの墓場か?
 
 

 石の間、たぶん中央に位置する区画だと思うが、鉄格子と三方向を石壁で囲まれた間があったりする。
 部屋の中央には、そこにも石のベッドと骨。
 何らかの秘密儀式の間にも見えるが、いったい何だろうかね?
 
 

 そして、もう一つの石ベッドの上に、今度は生々しい遺体が乗っていたりする。
 いや、最初は寝ている人かと思ったが、つついてみてもちっとも動かないのだ。
 先ほどの骨とは違い、まだ腐敗していないということは、この近くに死霊術師が住み着いている可能性がある。
 
「なにちょろちょろしておるか」
「こっち、こっちよっ」
「わんっ、わんっ」
 
 緑娘は、ゾンビ犬には近づくことすら嫌がっていたくせに、今では一緒になって走り回っている。
 生き返って(?)から、わんわん鳴くようになってやかましいことこの上ない。
 そして犬は、緑娘だけでなく、俺の足にまでまとわりついてくるのだ。
 鬱陶しいことこの上ない。
 そんなに生き返った(?)のが嬉しいのか? まぁ普通に嬉しいのだろうな。
 
 そして石の間はまだ続いており、また別の遺体が石ベットに安置されているのだった。
 

 細かい所まで気がつかないとこれは見つからないだろうが、謎の遺体のすぐ傍に、何らかのスイッチが隠されていたのだった。
 ひょっとしたら、これを押すことで中央の間に通じる入り口が開くかもしれないね。
 
「ねぇ、この子に名前つけてあげましょうよ」
「気持ち悪いから嫌だって言わなかったっけ?」
「生き返ったから別よ」
 
 つい数時間前まで、名前を付けるのさえ嫌がられていた可哀想な犬――ケルベロスだったが、この変わり様は何だよ。
 緑娘は羊だけかと思ったが、犬も可愛がるのだな。
 
「んじゃ、わんわんおで」
「なにその適当な名前。そうねぇ、ミーコとかどうかしら?」
「犬なのにミーコ? 猫っぽい名前だな」
「うるさいわね。え~と、それならチロジャルってのはどうかしら?」
「まあいいんじゃないかな」
「やったぁ! 今日からあなたはチロジャルよ!」
「わんっ!」
 
 なんか知らんけど、犬の名前はチロジャルに決まったようだ。
 とりあえず犬は置いといて、スイッチを押すと案の定石壁が開いて、中央の間に行けるようになったのである。
 

 そこには、骨と何やら意味がありげなダガーが。
 エボニーダガーっぽいが、本物ではなくレプリカっぽい。
 儀式に使ったダガーか、それともただの飾りか?
 そして頭蓋骨も同様だ。ロレンツ・ボグ=トラッター?
 
「このダガーと頭蓋骨が、何かの意味があるっぽいね」
 
 俺はダガーを拾い上げ、意味ありげな頭蓋骨も手にする。
 その途端、犬――チロジャルがわんわん騒ぎ出した。
 なんだよ、呪われたダガーとでも言いたいのか?
 それとも遺体と一緒に埋葬された品に触るな?
 まぁ普通は触らないけどね。
 

 ――と思ったら、暗い色をしたローブを身にまとった者が、こっちに襲い掛かってきていたのだ。
 チロジャルが騒いでいたのは、敵出現警報だった。
 
 今度は緑娘も共闘する。
 ゾンビ犬との共闘は嫌だけど、チロジャルとだったら一緒に戦うって言うのか。
 
 

「やったね!」
「わんっ!」
 
 襲い掛かってきた者は二人。
 こいつらどこから現れた――と思ったら、石ベッドの上にあった遺体が無くなっていた。
 
 つまりこいつらは生きていて、中央の間に入り込んだ敵を始末するために起き上がったというのか?
 

「ちょっと何やってんのよ!」
「いやなんかヘレティックの時みたいな奴だから、ひょっとしたらゼロットかなと思ってね」
「それでまた潜入するの?」
「本部があれば、必要になるかな」
「なんだか陰気なローブね」
「ディメンシアだからな」
 
 そう言えば、ヘレティックは明るい派手な色をしたローブをまとっていた。
 こいつらはディメンシアの住民だから、ローブまで暗いというのかな。
 

 二か所の石ベッドの上に寝転がっていたゼロットが、襲い掛かってきたということがわかった。
 しかし、これらが一体何を意味するのかは、分からない――
 
 
 こうして、ねじれ窟・ノッティー・ブランブルの探索は終わった。
 奇跡の水は手に入ったし、その力で奇跡が起きて、ゾンビ犬が復活した。
 結構実りのある探索だったのではなかろうか?
 
 

 あとは、素材集めついでに、盲目の監視者の目というものを入手しておいた。
 よくわからんけど、珍品博物館の館長ウナが欲しがっていそうなアイテムである。
 
 そういえば珍品博物館と言えば、シェオゴラスの形をした琥珀や、ディンの遺灰も珍品になるのかな?
 
 次に立ち寄った時、欲しいと言ったら譲ってあげるか。
 
 
 
 
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©発行年-2021 らむのゲーム日記