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ブリス地区の人々 ~妙な人やまともな人~

 
 さて、いろいろとブリス地区を見ていくぞ。
 一軒一軒回って、どんな人が暮らしているのか覗いてみよう。
 
 

 まず最初に訪れたのは、レンディル・ドラララの家だ。
 ドラララってどんな名前だよ、ネーミングセンスからしておかしい。
 レンディルは、俺の給仕係で並外れた腕前のシェフらしい。給仕を雇った記憶は無いのだがな。
 
「イチゴのハラーダや、グリーンモートのライム風ゼリーや、コップの裏の子蜘蛛ちゃんを食べるまでは、まともな食事なんて食べたことなかっただろ!」
「お前がゲテモノ系だということはわかった(。-`ω´-)」
 
 ハラーダって、オブリビオンの世界に生えている襲い掛かってくる植物だ。
 グリーンモートと言えば、この世界に生えている巨大キノコだ。
 子蜘蛛と言えば、説明不要だろう。
 要は、ゲテモノを使った料理人と言うのだ。そんな給仕は、要らん!
 
 
 
 
 

 次に、ブリス南東部にある見張り塔(?)のような建物へと入ってみた。
 

 ん、教会ですかな?
 この世界では何を祀っているのか? ――と思ったけど、まぁシェオゴラスなのだろうな。
 司祭がちゃんとローブを着ているのに違和感を感じてしまう。
 シロディールのにあるシェオゴラスの祭殿前には、下半身すっぽんぽんや、下着だけの者などが居るからね。
 

「念のために名前を聞いてみる」
「ビッグヘッドのフォーク~♪ 王さまフォークをどこにやったの~?」
「フォークとは不吉な名前だな。とりあえず軍人にはなるなよ」
「フォーク! いとしの、いとしの~フォーク♪ ビッグ・ヘッドの歌を聞いて! 美しく完璧な~戦慄のフォーク♪」
「他に何か? ――ってか、歌いながらしゃべるな。オペレッタか?」
「乞食のボルウィングと話して! フォークを持ってきて! フォークの歌を歌うよ~♪」
「歌わんでええ」
 
 やっぱり妙な奴だ……(。-`ω´-)
 
 とりあえず名前はビッグ・ヘッドという名前のアルゴニアン。
 フォークを無くしたので、探してきて欲しいらしい。
 そしてそのフォークのあり場所は、ボルウィングという乞食が知っているらしい。
 自分で聞いて、自分で探しに行く気概は無いのな。
 
 

「神よ、我を救いたまへ清めたまへ、はらたまきよたまぱいぽぱいぽのしゅーりんがん」
「いつから信仰深い人になったのよ」
「救われる者は祈る者だぞ」
 

「それではラムリーザ派とソニア派に分かれて演説をする。ラムリーザ派なら笛を一回、ソニア派なら二回吹いてくだされ」
「………………」
 
 どっちもおらんということか……(。-`ω´-)
 
 
 
 
 気を取り直して、今度はソンテアという者が経営しているブリスの本屋だ。
 

「私はソンテア、私と一晩過ごしてくれたら、彼らがなぜ『愛は傷みだ』って言うかあなたに思い起こせられるわ」
「…………(。-`ω´-)」
「何よ、答えてみなさいよ」
 
 ソンテアはヤバいこと言うし、それを聞いた緑娘は脅迫してくる。
 俺は読書に夢中になっているふりをして、彼女らの問いから逃れるのであった……
 何々?
 
『――掃除だと? それではこれを掃除してもらおうか。ほら、俺の槍を磨け。とても大き過ぎます! 一晩中、掛かるかもしれません! 愛しい子よ、時間はたっぷりとあるぞ。たっぷりとな』
 
 なんだこの本は……(;-`ω´-)
 
 
 俺は、絶体絶命の危機にさらされていた。
 彼女らの話に耳を傾けてはいけない……
 彼女らに読んでいる本を見られてはいけない……
 
 
 

 気を取り直して、今度は鍛冶屋に来たぞ!
 なんでもこの鍛冶屋は琥珀鋳造法を伝授されし者で、琥珀を使って様々な装備を作ってくれるらしい。
 師匠の隠したマトリクス――つまり鋳型さえあれば、魔力の籠った装備すら作成できるらしい。
 この世界の、マジッククリエイターか。
 

 鍛冶屋のドゥマグ・グロ=ボングは、作成できるもののリストを俺によこしてきた。
 現在、鋳型はメイスとハンマーと鎧があるね。
 折角だから、それらの魔法の品を作ってもらうか。
 

「どうだ、魔法の琥珀メイス。お世辞がダメなら無理やり殴ってみろだとさ」
「りんご飴みたい」
「……(。-`ω´-)」
 
 なんでこの娘は、いちいち武器や防具に関して好意的な意見を述べてくれないのだろうか。
 ワラジムシだのりんご飴だの!
 

「じゃあこのハンマーはどうだ? 真の男だけがこのハンマーを振るうことができるだとさ」
「恋人や教師、裁判官を殴り殺しそう」
「なんやそれ」
 
 恋人って、緑娘がそうじゃないのか?
 このハンマーを脳天に振り下ろしてほしいのか?
 ――ってか、それって銀のハンマーでは? って何でだ?
 

「それならこの鎧はどうだ? 最高に美しくて、ファッションショーでもしたくなるそうだ」
「蜂みたい」
「……(。-`ω´-)」
 
 また昆虫系か……
 
 琥珀が尽きてしまったし、鋳型もあとは矢のみだ。
 それは後回しでもいいだろう。
 
 
 
 
 いろいろ回って疲れたので、今日はもう宿屋に籠って休むことにした。
 

 夕食中、妙な物を食べているおじさんに話しかけられた。
 彼は不眠不休のトーヴと言って、測径両脚器と火箸探しを手伝わされることとなった。
 なんでも、俺は明日すでに同意したらしい。
 
「明日なら俺はまだ了承しとらん。知らん!」
「いや、ここは昨日の未来、つまり昨日の明日なのだ。だから君は了承したのだ。それぞれ百個になるまで集めるのだ」
「意味が分からんけど、そう望むならそうしてやる。でもなんでそんな物が必要なのか?」
「飛行船の材料なんだよ。ただし、一番の難点は、水を空に固定することなんだ」
「……?(。-`ω´-)」
「すごいカラクリなんだぞ! 飛行船を水に浮かべる所までは完璧に思いついたのだ。あとは、空中に水を浮かべさせる方法ができたら完成だ」
「……?(。-`ω´-)」
「そのための、測径両脚器と火箸なんだ。これで水を浮かべさせられるぞ!」
「…………(;-`ω´-)」
 
 こいつキチガイだろう?
 何を言っているのかさっぱりわからん。
 
 えーと、整理するぞ!
 
 飛行船を水に浮かべさせることはできる。でもそれだとただの船だ。
 そこで測径両脚器と火箸で飛行船を作ると、水が浮き上がるので、その水面に浮かぶことで飛行船は空を飛ぶ。
 
 これでいいのか?
 
 俺には「水を浮かび上がらせる」というところが理解できないのだが、俺が狂い始めているから理解できないのか?
 
「どう思う?」
「知らないわ、もう寝ましょうよ」
「……そうしよう」
 

 俺たちは、難癖乞食亭の主人であるレイヴンに宿賃を払って、一晩ここで眠ることにした。
 
「――待てよ?!」
「何よ、水を浮かび上がらせる方法を思いついたのかしら?」
「ゆで物理学を使えば可能かもしれんが、そんなことではない」
 
 俺は、緑娘とあんなことこんなことしながら夜の時間を楽しんでいたが、夜遅くなってふと思うことがあって、宿を飛び出すのであった。
 
 
 

「――で、何かしら?」
「いや、寝床を交換したアミアブルとウンゴルが気になってな」
 
 物乞いのウンゴルは、元アミアブルの住居らしき場所で、ベッドで眠っていた。
 ということは、野宿を望んだアミアブルは?
 

「う~ん、ここも周囲は壁や岩だらけだが、ここでいいのか?」
「屋根がなければそれで良いんじゃないかしら?」
「そんなのでいいのか……」
「もういいじゃないのよ。早く宿に戻って続きをしましょうよ」
「そうするか……」
 
 こんな場所なら、まだ家屋内の方が安全だと思うのだが……、まあいいや。
 妙な人の考えることは、よくわからんということで。
 
 まともな人:鍛冶屋のドゥマグ、宿屋のレイヴン
 妙な人:アミアブル、不眠不休のトーヴ、アルゴニアンのビッグヘッド、給仕のレンディル、物乞いのフィミオン
 微妙な人:本屋のソンテア、物乞いのウンゴル、元暗殺者のオーリンサル
 
 やっぱ妙なのが多いな、この世界
 
 

 んじゃ、お休み。
 
 
 
 
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