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フェインの砦 ~異端者ヘレティック~

 
「また追い剥ぎ?」
「ヘレウィックのローブを着ていたら、怪しまれずに接近できるってミリリが言っていただろう?」
 

 この先必要になるかどうかはわからんが、とりあえずヘレウィックのローブを一着所持しておくことにした。
 備えあれば憂いなしって誰かが言ってなかったっけな?
 
 
 ハイクロスの町を立ち去った俺たちは、街道の分岐点に戻って今度は南へと向かう
 

 その先に広がっていたのは、三段キノコの森だった。
 カサの上にカサのあるキノコは、この世界でしか見られない珍しいものだ。
 森の中を通っている石造りの街道は南へと伸びているが、森の中を抜けるように東へと向かう獣道のようなものを発見したりする。
 
「ちょっとわき道にそれるぞ」
「好奇心は身の破滅よ」
「なぁに、時間はたっぷりあるさ。それに、ミリリのために錬金素材も集めなければならないからね」
 
 三段キノコからは何も得られないが、道中ムシキノコなる物が生えていたりして、それからはカサを回収できたりするのだ。
 あと、洞窟をまた見つけられたら、その中に生えている植物からも素材を回収できるからね。
 
 そして、細い道の先には、石造りの砦があったりする。
 

「おっと待て、ヘレウィックが居る」
「あんなのやっつけちゃいましょうよ」
「まあ落ち着け、本当にローブを着れば怪しまれないか試してみよう。もし本当なら、今後の探索に役立つかもしれないからな」
「はいはい、勝手にしちゃいなさい」
 
 俺は、ヘレティックのローブを上から羽織ると、堂々と怪しまれないように奴らの前へと姿を現せる。
 表面上堂々たるだけではないぞ、俺は中身も堂々たるものだ! ――たぶん(。-`ω´-)


「見張り、ご苦労様であります!」
「うむ、よく戻ってきた!」
 
 ん、怪しまれないね。
 やはりアイレイドの滝付近で遭遇した、クリムゾン・ブレード賊と同じで、顔は気にせず衣装だけで判断しているのだろう。
 そういえば、魔術師大学で死霊術師のローブを着てみたら、ラミナスさんにすごく怒られたっけ?
 やはり見た目は重要――でいいのかな?
 世の中には、「見た目が怪しいにも関わらず近所を散歩し、周辺住民を不安にさせた疑い」だけで逮捕される事案も発生しているからな!
 

 ここはフェインの砦、異端者ヘレティックの本拠地であった。
 ヘレティックは殲滅すべき敵か?
 それとも実害が及ぶまで放置していても構わない、ただの山賊みたいな物か?
 その実状を探るために、俺はヘレティックに化けて潜入したのだ。いずれはこの世界を手中にするなら、なるべく多くを知っておいた方がよいからだ。
 

 砦の中央部は祭壇となっていて、中央にはスイッチ、その隣に書類が置いてあった。
 なんだろう、経典かな?
 ジュブ-奈落の主と書かれているぞ?
 何々――
 
 跪き、顔を前に向けて両手を頭の上に掲げる?
 ジュブを讃えん、奈落の主を。我らの声を聞け、美しく歌う救い主よ。
 
(中略)
 
 床を開き、生贄の手首と足首をつかむ。
 生贄を投げ入れ、叫び声が止むまで待つ。
 顔を前に向けて、両手を頭の上に掲げる。
 
 ジュブを讃えん、ジュブを讃えん、ジュブを讃えん、ジュブを讃えん、ジュブを讃えん――
 
 
 …………(。-`ω´-)
 
 だめだ、狂信者だ……
 奈落の主が何者かわからんが、なんだかよく分からない物を信仰しているカルト集団のようだ。
 放置しておいてよい物か迷うな。
 
 隣のスイッチは何かな?
 

 ――と押してみると、祭壇の床がパックリと開いたのであった。
 奈落の主、この奥にその主神が祀られているのかな?
 
「こらっ、勝手に動かすな! 怪しい奴め!」
「司教以外はそれに触れてはならんと言っておいただろうが!」
 
 気がつけば、他のヘレティック共に祭壇を囲まれていた。
 しまったね、ちょっと勝手な行動を取りすぎたか。
 

 仕方がないので、穴に飛び込んで逃げることにする。
 もしもこの奥に奈落の主とやらが居るのなら、そいつを退治してしまえばこのカルト集団もおしまいだ。
 これからデイドラという神に戦いを挑もうと考えている身、異端者の神を恐れていてそんな大仕事に立ち向かえるかってんだ。
 

 奈落の底は地底湖になっていた。
 おかげで落下死を免れたものだが、やはり1ブロックでも水源があれば、どんな高さから飛び降りても死なないという噂は本当なのかもしれないね。
 
 地底湖からは、横穴が一本だけ伸びている。
 この奥に、奈落の主が居るのかな?
 

 居たのはスケイロンでしたとさ。
 スケイロンのひれは、もうミリリに渡してあるので回収する必要がないが、襲い掛かってくるので始末しておいた。
 あと、ヒタワリとかネタワリとか、洞窟内に生えているキノコみたいなのから、素材も集めておく。
 これまでは見向きもしなかったが、錬金素材集めも仕事となるのなら集めてやってもよいものだ。
 

 中空の琥珀の枝があったりした。
 中身は――シェオゴラス型の琥珀?
 なんだかよく分からない物を入手してしまったが、初めて見る宝だし、シェオゴラスと何かの因縁がありそうだから、大事に保管しておこう。
 
 
 ………
 ……
 …
 
 
 とまぁ、奈落の主などおらず、ただスケイロンがうろついているだけでしたとさ。
 ただしこの洞窟で、「琥珀のハンマーの鋳型」「琥珀のメイスの鋳型」などを入手できていたりする。
 

 奈落の底からは、別の出口から地上へと戻ることができた。
 結局奈落の主が何だかわからなかったが、いちいちカルト集団を始末していたのではきりがない。
 深淵の暁教団のように、こちらに害を出してきた場合は、殲滅も計画に入れよう。
 それ以外の場合では、山賊扱いとして放置しておいても問題なかろう。
 ま、生贄として捕まった人は気の毒だが、例えば誰かが「異端者の生贄として娘を連れていかれました、助けてください」などと言いだしたら対処する――でいいだろう。

 
 

「なんしょん……?(。-`ω´-)」
「見つかったら騒ぎ出して襲い掛かってきたのでやっつけたわ」
「ん、それでよい」
 
 こちらに害を及ぼしてきた場合のみ、毅然とした態度で挑もう。
 それで十分だろう。
 
 こうして異端者ヘレティックと、その教義内容について少し知ったのであった。
 
 
 
 
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