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最後の仕事その2 ~コロールの戦士ギルドにて~

 
 帝都から遠くの仕事から済ませておこう。
 そう考えて、次はコロールへと向かった。
 

 この町は、戦士ギルドの本部――というのかな?
 戦士ギルドの中心は、この町にあるギルド支部ということになっている。
 
 かつては、ヴィレナ・ドントンがギルドを統括していた。
 しかし、ブラックウッド商会との抗争の際の混乱で、自らの地位を譲って引退してしまったのだ。
 
 現在の戦士ギルドマスターは、緑娘ソニアということになっている。
 そして、その副官にオレインが就くことで、ギルドはかつての勢いを取り戻そうとしていた。
 しかし、オブリビオンの動乱の際の混乱で、緑娘はこの世界からおさらばしてしまったのだ。
 
 そんなわけで、現在存命中でギルドで最も位が高いのは、チャンピオンの称号を受けている俺かオレインになってい。
 アザーンとかバーズはどうだったっけ? 確かガーディアンだったはずだ。
 となると、俺かオレインのどちらかが新たなギルドマスターとなるか、ヴィレナを復職させるかの二択ということに、なる。
 
 

「オレインさん、こんにちは!」
「おおラムリーザか、久しいな! 今日はソニアと一緒ではないのだな」
「そのことで、重大な話があります……」
 
 オレインの自宅にて、俺はオレインにマスターの座に就いてもらうよう説得にやってきた。
 俺は帝国での最後の任務を終えたら、戦慄の島で余生を過ごすつもりだ。
 だから、ここは何としてもオレインを説得しなければならない。
 
「実はソニアは、死にました……(。-`ω´-)」
 
 俺は、これまでの経緯をオレインに語った。
 そういえば、オブリビオンの動乱以降、戦士ギルドに立ち寄ったことは無かった。
 オレインにとっては、まさに寝耳に水といった事態であろう。
 ただし、ついさっき再開した相手について死にましたと言うのも妙な気分だけどな。
 
「まさかそんな?! 彼女が死ぬなんて……」
「闇の一党にやられました。もっとも、闇の一党も壊滅したようですが」
「そ、そうなのか……」
 
 オレインも、彼女となら戦士ギルドに元の活気を取り戻せると信じていたに違いない。
 それが足元から崩れて――いや、頭を持っていかれたというべきか、とにかく戦士ギルドは指導者を失ったわけだ。
 
「ではラムリーザ、次は君がマスターに――」
「いえ、私はもう疲れました。ソニアとは将来を誓った仲、私は近いうちに帝国を去るつもりです。人知れぬ里で、静かに余生を過ごそうかと」
 
 将来を誓った記憶はすっぽり消えてしまっているが、緑娘が言うには事実っぽいので嘘ではないのだろう。
 そして、人知れぬ里で静かに余生を過ごそうというのも嘘ではない。静かに――の部分には偽りが含まれているようだが。
 
「では、ヴィレナと相談して決めねば……」
「ぜひそうしてください。全部押し付ける形になって申し訳ありませんが、今現在シロディールは平和そのもの。外敵からの侵攻でもない限り、争いの無い時代は続くでしょう。戦乱の時代には、ミド――ソニアのような異才を持つ戦士が必要ですが、こういった安定の時代には、オレインさんのような堅実な人物こそマスターに相応しいというものです」
 
 ふー、噛まずに一気に長い台詞を言ってのけたぞ。
 べつに演劇ってわけでもないけどな。
 いや、緑娘って言いそうになったから失敗か、てへっ☆
 
「そうか……、君は俺を評価してくれるのだな。わかった、前向きに考えてみることにする」
「ありがとうございます」
 
 
 よかった、これで戦士ギルドへの義理は通した。
 後はオレインの力で、それでも及ばなければヴィレナに助言を仰いででも、やっていってもらうしかないだろう。
 
 

「ぬ? オレインさん、また絵を描いたのですか?」
「おおそうだ。俺の新作、どうだろうか?」
 
 オレインは俺が絵に気がつくと、嬉しそうに語ってくるのだった。
 彼は堅実な人物だが、全てにおいて才能があるわけではない。
 

 この絵はどうだろうか……?(。-`ω´-)
 
 光線を発しているところからして魔術、つまり俺かな?
 

 オレインが俺の戦うところを見ていたとなると、アザニ・ブラックハートとの戦いかな?
 
 
「アザニ・ブラックハート――ですか?」
「流石ラムリーザ殿! よく分かっておられる!」
「恐れ入ります……(。-`ω´-)」
 
 ま、知らん人が見たら何が何だかさっぱりだろうが、な。
 
 
 
 あとは、折角来たから魔術師ギルドにも顔を出しておくか。
 

 コロールの支部長ティーキーウス、アルゴニアンの顔は区別がつきにくいが、ディーサンやクッド=エイと違って男性みたいだから、その二人とは多少は区別がつく。
 頭が穏やかなのが女性、彼のようにギザギザなのが男性ってこった。
 盗賊ギルドで伝令をしていたアミューゼイと区別がつくか? などと問われたら、自信は無い。
 
 

 コロールの魔術師ギルドと言えば、霊峰の指が印象的だ。
 ここで元祖霊峰の指を会得し、のちに基本戦術となる改バージョンや、高圧縮してプラズマ化させた強化バージョンを編み出しているのだからな。
 
 
 
 以上、コロールでの任務はおしまい。
 戦士ギルドよ、後は託した。
 新しい帝国の元、新しいギルドマスターとやっていくがよい。
 

「私のヒーロー!」
「え? あ、ダル=マさんですか」
 
 そっか、彼女とハック・ダートの事件もあったな。
 あとはウェザーレアのジェメイン兄弟か。
 
 
 よし、次は帝都で最後の任務だな。
 
 
 
 
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