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エピローグ3 シロディール ~戦友、仲間たちのその後~

 
 ラムリーザは戦慄の島で、シェオゴラスに変わって新たな王として立ち上がった頃、シロディールではどうなっていたか?
 英雄が居なくなっても、歴史は続いている。
 
 
 帝都シロディールの場合――
 
 オカトー大議長のその後。
 

 ラムリーザがシロディールから離れて戦慄の島へと移住したため、実質的マーティンの後を継いでシロディールを治めた者。
 しばらくの間は、特に失政は無く帝国を統治していたが、何者かに暗殺されて没する。
 タイタス・ミード一世が立ち上がるまで、シロディールは混乱状態が続くのであった。
 そしてその後もエルフの侵攻を受けるなどして、帝国は衰退を続けることとなってしまった。 
 

 緑娘が健在で、ラムリーザがもしもマーティンの後を継いで皇帝として即位していればどうなったであろうか?
 それは、誰にも分らない。
 
 
 
 皇帝親衛隊ブレイズの場合――
 
 ブレイズは、マーティンと共にブルーマ攻防戦や帝都防衛戦を行った時が一番輝いていたのかもしれない。
 しかし結局皇帝の血筋は途絶え、その存在意義が無くなってしまったのだ。
 

 そして、緑娘ソニアを闇の一党に売ったことによる因果応報か、その後はどんどん衰退の道を辿ることとなる。
 その結果として約二百年後には、傲慢で高圧的な嫌われ者のババアのみが残ることになってしまうのであった。
 
 
 
 
 帝国に存在する、各種機関について。
 
 
 戦士ギルドの場合――
 モドリン・オレインのその後。
 

 オブリビオンの動乱時の混乱で、ギルドマスターの緑娘ソニアを失った戦士ギルドは、副官のモドリン・オレインが暫定的なギルドマスターとして立ち直らせていた。
 ブラックウッド商会のようなライバルも存在せず、淡々とギルドメンバーを増やしたり、困っている民を助けたりと、無難な活動を続けることとなる。
 混乱の時代には、ラムリーザや緑娘ソニアのような異才が必要かもしれないが、安定の時代となるとオレインのような堅実な者こそが必要となるのかもしれない。
 
 
 
 
 盗賊ギルドの場合――
 
 グレイ・フォックスが失踪したため、その活動規模は目立たないほど縮小されてしまった。
 

 指導者を失った盗賊集団は、シロディールを闇雲に彷徨うだけとなった。
 

 ある者はグレイフォックスの帰りを待ち、ある者は独自に活動を続けるといった具合に、まとまりのない物となったのだ。
 

 その事態を憂慮したコルヴァス・アンブラノクスという貴族が、ひょっとしたら再び動くかもしれないし、知らぬふりをして再び手に入れた幸せを享受するに留まるかは、誰にも分らない。
 
 
 
 
 闇の一党の場合――
 
 夜母、ナイトマザーは、ラムリーザとの戦いでその魂を深く傷つけられてしまったため、その回復に長い時間を要することとなった。
 シロディールの組織、ブラックハンドは完全に殲滅され、現在のところその復活のめどは立っていない。
 

 今では幸運の老女像も破壊され、シロディールに闇の一党が存在していたという痕跡すら残っていない……
 衰退した勢力の復活は難しく、再び闇の一党が世に出てまともに活動再開できるようになるためには、相当の年月を要するのであった。
 それは約二百年程後、ここからずっと北の国で、シセロという者とアストリッドという者の登場を待たなければならなかった――
 
 
 
 
 
 
 魔術師ギルド、大学の場合――
 
 リリィ・ウィスパーズと、アリーレ・ジュラードのその後。
 
 オブリビオンの動乱後、安定の時代に入ると次第に政争が目立つようになってきたりした。
 ラムリーザがアークメイジの座を引いてからは、さらにその影響は強くなり、魔術師ギルドはいくつかの派閥に分裂し始めたのだ。
 事態が複雑になる前に、オカトー大議長は魔術師ギルドの解体を計画。
 

 リリィは大学に残り、ギルドが解体されるまで、ラムリーザの跡継ぎとしてアークメイジの任務を全うする。
 数十年後のギルド解体後、その子孫が魔術機関の一つとして大学を存続させ、アルケイン大学はウィスパーズ大学として再生した。
 

 アリーレは、正式に評議会入りし、元バトルメイジというのもあり、リリィの片腕として主に戦闘系を担う。
 死霊術師に惑わされてオントゥス砦に籠ることも無く、リッチと化すことも無く、引退するまでリリィの補佐を続けた。
 
 
 
 ジ=スカールとニラーシャのその後。
 
 ラムリーザ、シロディール魔術師ギルドメンバー時代の先輩である、カジートのジ=スカール先輩。
 彼は、ギルドの指令を受けて、スターク島へ管理人として赴任した。
 
 スターク島とは、金塊が取れるとのことで一部では有名になっており、そのことを嗅ぎつけたリリィによって調査が進められた。
 ラムリーザの活躍で、悪辣な元支配者ポーレは遺跡の奥深くでリッチに殺され、島の支配権は魔術師大学へと移管されたのであった。

 エルスウェア、オークレストの町の住民であったニラーシャ。
 追い剥ぎで生計を立てていた元婚約者を失い悲嘆に暮れていたところを、ジ=スカールと出会った。
 その後、ラムリーザがグレイフォックスとして投獄されている間に交際が進み、この度スターク島の教会でジ=スカールと結婚することとなった。
 
 スターク島の教会は、ポーレとの抗争の最中に燃やされ、アンブロギオ神父はその混乱の中謀殺されてしまった。
 しかし、金鉱の元鉱夫だったウィンストンは、アンブロギオ神父の後を継ぐべくスキングラードの教会で神父の勉強を続けていた。
 

 そして今、スターク島に神父が戻ってきて教会をが建て直したのだ。
 その一番最初のイベントが、ジ=スカールとニラーシャの結婚式だったのである。
 

 ウィンストン神父の祝福された二人に幸あれ!
 

 二人は、魔術師ギルドの政争は何するものぞ、特に不正もなくまともに金鉱管理者を勤め、金塊の山に埋もれて末永く幸せに島で生きていきましたとさ。
 めでたし めでたし
 
 
 
 ミーシャ・トレイヴンのその後。
 

 ラムリーザがシロディールに滞在していた頃は幼女であったが、やがて成長し、正式に魔術師ギルドの一員となる。
 

 なお、ミーシャの祖父は、ハンニバル・トレイブンの弟。つまりハンニバルはミーシャから見て大伯父となる。
 実はミーシャは、大伯父に初めて会うためにシロディールにやってきたのだが、結局その願いは叶わなかった。
 

 やがて魔術師ギルドが解体されると、組織に囚われず独自に行動する冒険者となっていくのであった。
 宿敵だったぬいぐるみ泥棒に対して、ついに引導を渡したとかどうとか――
 
 ラムリーザから譲り受けたユニコーンに乗って、ミーシャは今日も世界中駆けまわる。
 


 
 
 時代は移り変わって行くが、人の営みは永遠に変わらない――
 
 

 
 

オブリビオン物語 ~完~

 
 
 

←To Be Continued ――The Elder Scrolls V Skyrim――

 
 
 
 
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