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狂気の根源 後編 ~狂気の泉の浄化、そして王の誕生~

 
 戦慄の島の王への道もたけなわ。
 ぬ、ちょっと違うか。
 シェオゴラスの杖を復活させるために使う狂気の泉が、オーダー軍の手によって秩序の汚染を食らっていたので、その汚染を取り除かなければならない。
 そのために、水源へと突入したのだった。
 恐らくこれが、王になるための最後の試練だと思う。
 

「気合い入れて行くぞ」
「で、これは何かしら?」
「鐘の一種だろ、叩いてみてん」
「嫌よ気持ち悪い」
 
 まぁ叩いてみると、ナールが出てきましたとさ。
 

 そこから出てきたナールは、襲い掛かってくる様子はない。
 ハスキルの言っていた、従順なナールだろう。
 

 逆に、白く輝くナールは襲い掛かってくる。
 こいつはオーダー化したナールなのだろうか?
 騎士以外のすべてがオーダー化してしまうのだったら、グレイマーチは止めねばならぬ。
 
 
 水源を探して洞穴を歩いていると、クリスタルで囲まれた池が目の前に現れた。
 そしてそこにいたのが、プリースト・オブ・オーダー。
 

 緑娘がオーダー化したナールを牽制している隙に、俺とチロジャルが司祭に突っ込む。
 そして司祭が犬にダガーを振るった瞬間、俺の霊峰の指が奴の胸板に穴をあけたのであった。
 

 司祭を始末すると、池の周囲を覆っていたクリスタルは引っ込んでいった。
 ハスキルの懸念通り、ジャガラグの軍勢は泉を汚染してしまったということだろう。
 こうして一つずつ、汚染された泉を解放していくのが、今回の使命だ。
 この世に秩序を――という点では、俺とジャガラグの意見は一致している。しかし、こんなクリスタルまみれになる世界は嫌なのだ。
 
 

 やがて、行く手を塞ぐものが現れた。
 木でできた門も汚染されていてクリスタル化して動かず、先へ進むことができないのだ。
 この場合、どうすればよい物やら?
 

 そこへやってきたのが、従順なナール。
 汚染されていないナールは、汚染されたものを解放する力を持っているようだ。
 何をどうやったのかわからんが、クリスタルは消え去ったのであった。
 

 すかさず待ち構えていた汚染されたナールに、マグマ・ストリームを放つ。
 ナールは木だから、こいつも炎系の攻撃が有効だと思うからこっちを使う。
 馬鹿の一つ覚えの霊峰の指ではないのだよ。
 炎、氷、雷、水、大地などの元素を使いこなしてこそ、一人前の魔導師なのだ。
 
 

 洞穴を奥へと進んでいくと、今度は大きな広間へと繋がっていた。
 そこには水が溜まっていて、ここが泉のようだ。
 そしてその中央に、オーダーのオベリスクがでんと構えていて、司祭が周囲を取り囲んでいた。
 マニアの泉かディメンシアの泉かわからんが、こういった場所を二か所ほど解放すればよいのだろう。
 
「どうするの? 突っ込むの?」
「水の上で戦いたいか?」
「嫌よ」
「じゃあ上から一発で終わせよう」
 

 たまには使ってやろう、ボルケーノ。
 グレイプリンスとの戦いを、八百長ではないように見せかけた技。ただしその技が凄まじすぎて、後に世界中でしつこく称賛されることとなったのだが……(。-`ω´-)
 

 オベリスクを中心に、火山が噴火する。
 手抜きのできない俺の放つ、強大な力の一つ。
 ラムリーザ三大魔法、霊峰の指改、火山の噴火のボルケーノ、核攻撃ニュークリア・ブラストだ。
 ん、氷と水と大地の魔法も極めなければな。
 

 激しく燃え上がるオベリスク。
 そして司祭は、一瞬で焼け死んでいた。
 本気で打ち込めば、魔力の一撃でオベリスクの動きを止めることができるのだ。
 

 こうして、水源の一つを汚染から解放したのであった。
 マニアかな? ディメンシアかな?
 とにかくもう一ヶ所探して、そこで駐屯している司祭を始末しよう。
 
 再び洞穴を進んでゆく。
 汚染されてクリスタル化した扉があれば、従順なナールに解放してもらう。
 それよりも、全速力で駆けてオーダー化したナールを速攻で退治していった方が楽のようだ。
 もたもたしていたら、どんどん扉を固められてしまうのだ。
 
 

 そうしているうちに、もう一ヶ所の泉に到着した。
 遠くだからよくわからんが、高台にリーダーらしき者も控えているようだね。
 

 今回はボルケーノ祭りだ。
 オベリスクの中央目掛けて撃ち込むと、丁度いい具合に司祭全体を巻き込んでくれる。
 
「身も蓋もないわねー」
「じゃあ泉に飛び込んで戦いたかったか?」
「ううん、これでいい」
 

 ボルケーノの破壊力は抜群。
 オベリスクを完全に破壊してしまったのであった。
 
「あれっ? こいつ見覚えがあるわ」
「ん? オーダーの司祭に知り合いが居たのか?」
「ちょっと見てよこいつ」
 

 高台に居たリーダーらしき者は、なんとセイドンだった。
 
「さっきの爆発に巻き込まれたみたいね」
「あっさり終わってしまうのが、セイドンらしいというかなんというか」
 
 これがシル公爵だったら、もっと万全な態勢で待ち構えていたに違いない。
 どうせセイドンは、踊っていただけだろうなー。
 まぁいろいろ言いたいこともあったけど、こうなったら仕方がない。
 要するに、裏切り者に死を――だ。
 
 
 ………
 ……
 …
 
 

 こうして、狂気の泉は汚染を取り除かれて復活した。
 そこに未完成のシェオゴラスの杖を浸すことで、俺はついに王たるしかくを得られたのであった。
 

「よいぞ、よいぞ。こんな感じか?」
「ん~、もうちょっと狂気を装わないとダメじゃないのかしら?」
「いや、秩序を――ってそれは時間をかけて少しずつでいいか。それでは――一期一会のトゥルットゥー! こんな感じ?」
「なによそれ、アガマナスの司祭じゃないよ」
「にーにーにーにーにーにーにーにー!」
「それハイクロスのアルゴニーニーアン」
「ホンダララッターホンダラララホンダホダラカホーイホイ♪」
「それクレージーキャッツのヒトシ・ウエキ!」
「誰だよそいつは!」
 
 ん~……、狂気を演じるのも難しい……(。-`ω´-)
 
 しかし、支配者になるってのは、こんなにあっさりしたものなのか?
 民の話を聞いてみないとわからんな。
 そうだ、新しい王の誕生を祝うパーティーでも開催するか。
 
 
 
 
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