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時の英知 後編 ~聖騎士の盾~

 
 聖騎士の遺物の一つ、聖騎士の盾を求めてブルワーク砦へとやってきた。
 ジュリアノスの試練かヘンリック卿の試練かわからないが、いろいろと頭を使って仕掛けを突破しないと手に入らないようになっているっぽい。
 
「己を信じ、頭を使え。君は無事に試練を乗り越えて、聖騎士の盾を手にできるはずだ」
 
 ヘンリック卿の言葉を信じて、先へ進んでいこう。
 
 

 第一の関門を突破した先は、監獄のような場所であった。
 左右に独房のようなものが並んでいて、傍にあるレバーで鉄格子を開け閉めできるようだ。
 
「門を開けてくれ! 頼む、ここから出ないといけないんだ!」
 
 監獄を進んでいると、不意に声をかけられたりした。
 

 見ると、独房の一つにレッドガードの男が捕らえられている。
 
「起きろ、レッドガードちゃんよ。そっちの檻はどうだい、んん? 居心地がいいだろう? ――と言えばどうする?」
「暗殺者が君の元へやってくるだろう」
「ん、確かにそうなるな。助けてやろう」
 

 そんなわけで、俺はレッドガードが捕らえられている独房の鉄格子を開いてやった。
 犯罪者を勝手に出したら問題になるだろうが、ここは俺に敵対しているコンジュラーの砦。そこの囚人は、いわば敵の敵。すなわち味方の可能性があるわけだ。
 俺が正義、コンジュラーが悪魔の場合、この囚人が第三勢力である完璧の可能性もなきにしもあらずだが、その時はその時だ。
 この世に完璧なものはない。一つだけあるとしたら、俺の魔力だろうおっほん。
 
「助かったよ、ありがとう。捕まってからどれだけ経ったのかも分からなくなっていたところだよ」
「フーアーユー、オ前ハダレダ? ナニヲシニ来タ?」
「なぜそんなに片言なんだ? 私はセドレット卿、聖騎士の盾を求めてここまで来たものの、不意打ちを食らってしまい閉じ込められていたのだ」
「偶然だな、俺も聖騎士の盾を探しに来たんだ。手伝ってくれるかな?」
「俺もそうしたいのだが、膝に矢を受けてしまってな……。代わりに情報をやろう。それは『聖騎士の盾を求める者は、全てのガーディアンの目を向けし時、ジュリアノスの恩恵を受けるだろう』というものだ。どこで役に立つのか分からないが、遺跡を安全に通り抜ける手掛かりになると思う」
「一ついいかな?」
「なんでしょう?」
「ここに住み着いているのは魔術師崩れのコンジュラー。弓矢など使わんが?」
「これを教えたのは君だけだ! 君の役に立つはずだ! 力が戻り次第、必ず君の率いる大義に加わらせて頂くよ!」
 
 そう言い残すと、セドレット卿はこそこそと立ち去ってしまったのだ。
 疲れているならそういえばいいのに強がっちゃってまぁなんというか、情報ありがとうとだけ言っておこう。
 
 

 セドレット卿と別れた後、通路を先へと進んでいくとこのような場所へと辿りついた。
 大きな広間になっていて、四体の石像が四方を囲むように立っていて、正面には大きな神像。
 
「聖騎士の盾を求める者は、全てのガーディアンの目を向けし時、ジュリアノスの恩恵を受けるだろう」
 
 セドレット卿の情報によると、四方を囲んでいるのがガーディアンで、正面の神像がジュリアノスということだろう。
 それで、何が起きるというのだ? 全てのガーディアンの目を向けし時とは、どういった状態を指すのだろうか?
 再び頭を使う時間である。
 
 まぁ結論からいくと、ガーディアンの台座にはレバーがあり、それを動かすと台座を回転させてガーディアンの向きを変えることができるのだ。
 そして全てのガーディアンが目を向けし時、すなわちガーディアンが全て内側を向いて見合わせた時、変化は起こった。
 

 ジュリアノスの祭壇に掲げられていたいた松明が突然火を消し、そして広間の左後方にあった扉が開いたのである。
 謎が解けると、それほど頭を使わない試練だったね。
 

 しかしジュリアノスは、知恵と論理の神なのだ。
 魔術師ギルドの長であるアークメイジとして、俺も信仰しておくべきだったりする。あーめん……(。-`ω´-)
 
 

 ジュリアノスの祭壇を抜けてさらに奥へと進むと、そこは……墓場?
 中央に石でできた大きな棺。周囲にも石の棺が並んでいて、ガーディアンは背中を向けている。
 これも試練だな、何を俺に求めている?
 

 中央の棺の前には石の感圧板があって、それを踏むと部屋の奥に向かって右奥にあるガーディアンの前に、ヴァーラ・ストーンが浮かび上がった。
 あれは何を意味するのか?
 そして中央の棺の中には、ロドガーのハンマーというアイテムが入っていた。
 えっと、マックスウェルさんみたいにこのハンマーで相手の頭を叩けばいいのかな?
 例えばこれはロドガーズ・シルヴァー・ハンマーとかさ。
 
 よく分からないので、ハンマーは右奥の棺に入れておいた。
 何も起こらない。
 

 ハンマーを別の棺に移した後に、再び中央に戻って感圧板を踏むと、今度は右の奥から二番目のガーディアンの前にヘルメットが浮かび上がった。
 そして中央の棺の中には、ゴブレットが入っていた。
 
 なんだろうか?
 ガーディアンが示したアイテムと同じ物を入れたらいいのかな? 例えば右奥にはヴァーラ・ストーンとか。
 というわけで、ゴブレットはとりあえず左奥に入れておく。
 

 次に感圧板を踏むと、入り口を向いて右側にあるガーディアンの前に、本が浮かび上がった。
 そして中央の棺の中には、ヘルメットが入っていた。
 ヘルメットは確か右奥から二番目のガーディアンが指し示していたかな?
 

 果たしてヘルメットをそのガーディアンの前の棺に入れると、棺が輝きだしてガーディアンは正面を向いたのである。
 やはりここは、中央の棺に現れたアイテムを、それぞれ対応する周囲の棺に移したらよいみたいだね。
 
 それ以外のアイテムは、頭蓋骨とか剣とかルビーであった。
 中央の感圧板を踏んで対応する場所を割り出し、それぞれのアイテムを入れて回ったのである。
 

 全てのアイテムを所定の場所に移し終えると、突然周囲が暗くなったりする。
 松明に火を灯して見渡してみると、中央にあったかがり火が消えているのがわかった。
 そして中央の棺の奥の壁が開き、さらに奥へと進めるようになっていたのである。
 

 その奥の部屋は行き止まりになっていて、中央の高台に何かを飾られている。
 

 あった、聖騎士の盾。
 その他巻物四点、ポーション六本、天秤に錘、鳥の羽が飾られていた。
 
 こうしていろいろなパズルを解き明かし、ジュリアノスの試練を乗り越えて聖騎士の盾を入手したのであった。
 

 先程手に入れたメイスとセットで、盾を装備してみた。
 ん、両手が塞がってしまっていかん。これでは得意の魔法が放てないではないか。
 
 やっぱり俺は聖騎士じゃなくて、魔導師でいいな……
 
 
 
 
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©発行年-2021 らむのゲーム日記