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正義の道 後編 ~聖騎士のメイス~

 
 さて、キナレスに関わりのある遺物である聖騎士のブーツを手に入れた。
 そこで、再びゼニタールの試練に挑むために、レヤウィンの聖堂を訪れたのである。
 
 とは言うものの、このブーツとゼニタールの試練とが結びつかない。
 これを手に入れたことで、お守り代わりになって奈落を渡れるのだろうか?
 俺は、聖騎士のブーツをしっかりと胸に抱いて、奈落へと足を踏み出した。
 

 とまぁ、お守りは効果を発揮せず、俺は奈落へと転落していったのである。
 何も変わることなく、どこまでも落ちてゆく――
 

 ――そして気がつくと、元居た聖堂の地下室へと戻ってきていた。
 ダメだなぁ……
 別の手段を考えるか。
 
 そう言えばラルヴァス卿は、信仰心が弱かったために試練に失敗した、と言っていた。
 それなら、信仰心に訴えるしかない。
 

「ゼニタール様、キナレス様、主について行きます。主の行かれる所ならどこへでも、この先ずっと主の御許に――」
 
 俺は、ブーツを捧げて神に祈った。
 これで奈落に落ちることも無く――
 

 ――とまぁ、ダメだったわけで。
 
 そこで俺は、ラルヴァス卿の言っていたもう一つの言葉を思い出した。
 それは「信仰の足で歩め」という一言。信仰の足とき何か?
 聖騎士のブーツとかけて、信仰の足と解く、その心は?
 

 要は装着しろと――
 
「おおっ?」
 
 聖騎士のブーツを身に付けたとたん、奈落に浮かび上がる光の道。
 そう言えば、古い言い伝えを聞いたことがある。
 雨と太陽が合わさる時、虹の橋ができる――と。
 関係ないか……
 

 神秘的な世界、光の橋を越えて、心を裸にして、涙と愛を解き放とう。
 信仰の足を持った聖騎士の歩む聖なる道のような、これが試練の答えだったか。
 

 光の橋を越えた先には、メイスが一本。
 ラルヴァス卿の言っていた聖騎士のメイスだ。
 置かれている場所にある鍛冶台が不自然だが、別に良いだろう。
 
 俺がメイスを手に取った瞬間、光に包まれて――
 

 元居た聖堂の地下室へと戻ってきていた。
 信仰の足で歩めとは、聖騎士のブーツを履いて歩めとのことだったんだね。
 メイスとブーツは常用しないので、一旦片付けておいて修道院に戻るか。
 
 そして地下室から礼拝堂へと戻った時、目の前に繰り広げられていた光景とは――
 

 なんだか黄金の鎧を身にまとったよくわからない奴が、大暴れしていた。
 教会の警備を担当していたカロダスが、必死に迎撃しているところを見ると、敵ということだろう。
 

 霊峰の指改を一閃、謎の敵を蹴散らしてやった。
 
「一体何事ですか?!」
「ウマリルの配下が襲い掛かってきた! しかし俺達は生きている、信じられない!」
「落ち着け、こいつらがウマリルと配下ということは、アンヴィルの教会を襲ったのも?」
「恐らくそうだ。あなたのおかげでゼニタールの聖堂は冒涜者どもから守られたのです! 騎士よ、あなたに私の剣を捧げます。九大神の騎士を再興し、宿敵ウマリルを打ち倒したい!」
「汝の欲するところを成すがよかろう……(。-`ω´-)」
 

「ありがとう、九大神の修道院に向かうことにするよ。それにしても信じられない、あなたがメイスを手に入れられるとは!」
「信仰の足で歩み、光の橋を越えて、心を裸にすればそなたも手に入れられたであろう」
「感謝の気持ちで一杯です!」
 
 こうして、カロダスも騎士団へと加わることとなった。
 なんだか少しずつ団員も増えていってるようだね。
 

 しかしウマリルの配下だと言われたこいつ。
 持ち物を漁ってみると、デイドラの心臓を持っていたので、デイドラ関係の者らしい。
 ウマリルはアイレイドの魔術師と言われているが、蓋を開けてみたら結局デイドラの襲撃か。
 オブリビオンの動乱が解決したことで、決着はついたはずなのだがなぁ……
 
 
 

 九大神修道院へ戻る前に、道中にあるブラヴィルに寄ってここの聖堂にも訪れてみた。
 

 すると、ここの聖堂も既に破壊された後だったりする。
 いかんな、俺が関わっていない聖堂は、次々にやられているような気がする。
 急いで聖騎士の遺物を全て集め、ウマリルを打倒しないと、国中の聖堂が破壊されてしまうかもしれない。
 
 もっともこれまであまり聖堂を利用したことは無いけどね……
 
 
 ………
 ……
 …
 
 

 九大神修道院へ戻ってくると、馬小屋に馬が追加されていたりした。
 騎士と言えばやっぱり馬だよね。
 そういえばユニコーンはどこへ行ったのだろうか?
 すっかり忘れていた……(。-`ω´-)
 

 修道院の中には、新しい人が来ていたりする。
 
「またお会いしましたね。騎士団に加わるために、ここまで参りました」
「どちらさまで――って、アヴィータ母さんですか」
「は? 母さん?」
「子よって言ったやん、母親になったつもりだったんでしょう?」
「えっ?」
「えっ?」
 
 気まずい空気が二人の間に流れる……
 いや、俺が間違っているのは十分にわかっているよ。
 だが他人に「子よ」と言われたのは事実。母親になりたかったのかなと勘ぐってしまった俺の言い分も聞いてくれ。
 
「こほん、キナレス御自身から神託があったのです。キナレスの全ての創造物を守れ、と」
「そ、そうですか。がんばってください」
「そこで、私はあなたの大義の為に助力し、あなたのためなら命をも差し出す覚悟です!」
「いや、命は大事にしてください……(。-`ω´-)」
 
 こうしてまた一人、騎士団の仲間が増えたのであった。
 ここまでにコロールにあるステンダール聖堂から一人、グレート・フォレストにあるキナレスの祭殿にから一人、レヤウィンにあるゼニタール聖堂から一人。
 
 ん、読めたな。
 九大神か八大神ごとに一人ずつ加わると見た。
 加わったメンバーが九人なら九大神、八人ならタロスは英雄の名にふさわしいが神ではないということだろう。
 
 これで手に入れた聖騎士の遺物は、兜、キュイラス、メイス、篭手、ブーツの五つ。
 残りはたぶん三つか四つ、何かな?
 
 
 
 
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