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シマウマの救出 ~増殖するゲート~

 
「ダケイルさん!」
「おお、アークメイジよ。予言を聞きに来たのかい?」
 

「そうです! この近辺で珍しい動物、具体的に言えばエルスウェアに生息している動物を察知できませんか?」
「待っておれ、今占って進ぜよう。くろまによ~ん くろまによ~ん――」
 
 小島の戦いの翌日、俺はミーシャを帝都の魔術師大学に連れて行くことを提案した。
 少なくともここよりも、帝都の方が安全だろう。施設的にも人材的にも。
 問題はミーシャに預けた動物達だ。こいつらも連れて行く必要が出てくる。
 しかしそれは問題無いと思っている。
 ジ=スカール先輩に羊を預けたから、彼に文句を言われたのだ。しかしミーシャが世話をすることとなれば、今までどおりだ。ミーシャはどういった理由か知らないが、動物の世話を軽々とこなしてしまう。
 
「ねあ~んで~るた~る、そしてそなたは、なや~んで~るた~る」
「駄洒落はいいから、早くしてください(。-`ω´-)」
 
 ダケイルさんも妙なところがあるな――、と思ったけど、よく考えたらこの人もグラアシア族の人だった。まったくウッドエルフは……。
 そしてその話をしたところ、緑娘が「ラクダとシマウマと鹿はどうするの?」と言い出したのだ。
 ミーシャの話では、昨日オブリビオン・ゲートの襲来があったとき、恐慌状態に陥った三匹は、どこかへ走り去ってしまったのだと言う。
 ということは、この地方周辺に散らばってしまったことになる。
 
「お告げが下ったぞ。灰色と淡黄褐色の動物は、レヤウィンの城壁傍におるぞ」
 
 まずは灰色の動物と、淡黄褐色の動物の居場所がわかった。
 灰色の動物は、おそらくゾウであろう。そして淡黄褐色の動物はラクダかな?
 ラクダはそう遠くまでは行っていないということだろう。
 
「で~にそ~わ、で~にそ~わ――」
 
 ダケイルさんの占いは続いている。
 この呪文が一体何なのかわからんが、ダケイルさんの予言は正確なのだ。
 正確すぎて、聞いただけでめんどくさい事件だとわかるのが難点。しかし今回は、頼らせてもらうのだ。
 
「でたぞ。白黒縞模様の動物は、今まさに命の火が消えそうになっておる」
「なんやそれ! 場所は?!」
「城の近く、東の森。赤く輝く不気味な光に捕らわれそうになっておる」
「マズい、急ぐぞ!」
 
 俺は、鹿の予言を聞くのを待たずして、魔術師ギルドのレヤウィン支部を飛び出した。
 
 
 

 ラクダは、元の位置に戻っていましたとさ。
 帰巣本能というのかな? ラクダにそんなものがあるのかどうかは知らんけど。
 ここの所が、飼い慣らされていたものとそうでないものの差ということなのだろう。
 ラクダはデューンで家畜化されていたが、シマウマと鹿は野生のものだったからね。
 
「とりあえず、ソニアはミーシャの保護を頼む」
「あなたはどうするのかしら?」
「東の森へ行く。シマウマが、デイドラに襲われているらしい」
 
 言ってみておかしい。
 デイドラがなぜシマウマを襲うのだ?
 俺を狙い撃ちできなくて、ヤケを起こしたか?
 シマウマは俺のものだから、俺の財産を攻撃して間接的にダメージを与えることができるけどな。
 だがシマウマを失ったからと言って何なのだ?
 デイドラがマーティンやリリィさんに続いてシマウマ襲撃!
 突然襲撃対象がショボくなったな。昨日のゲートも、シマウマを狙っての物なのか……
 

 ところが東の森を探る必要はなかった。
 これまた城のすぐ傍に、オブリビオン・ゲートが開いていたのだ。
 
「では行ってくる、とうっ!」
「らむたん気をつけてねーっ!」
 
 だかららむたんちゃうっちゅーに!
 
 

 オブリビオン・ゲートに近づくと、既にデイドラ共によるリンチが始まっていた。
 だから何故シマウマを狙う!
 

 しかしよく見ると、既に普通の馬を叩き潰した後であった。
 どうやらデイドラの攻撃対象は、人間だけではなくこの世界の全ての動物らしい。
 デイドラ以外、皆殺しを企んでいるということか!
 

 しかしそう思い通りにはさせないぞ!
 範囲魔法を放てば、中央に居るシマウマを巻き込んでしまう。
 敵は右からアトロナック、ズィヴィライ、スパイダーデイドラの三体。
 まずは中央を退治して、その後左右のどちらかに対処するのが、三方向から包囲された時の戦術だ。まだ包囲されていないけどね。
 ズィヴィライはシマウマの向こう側に居るので、魔法をぶっ放して対応するとシマウマに当たってしまう。
 そこでここは、滅多に見せない奥の手を繰り出すことにしよう。
 

 必殺の、ラムリーザキック(仮名)
 乱用しすぎると、衛兵にいちゃもんつけられて牢獄行きとなる諸刃の剣。
 魔術師は懐に飛び込まれたら弱いと聞く。ならば体術を身に付けておけば、よいのである。
 

 まず中央に居たズィヴィライを退治したので、残りは左右に居るアトロナックとスパイダーデイドラとなる。
 このまま時計回りに動きながら片付けてしまおう。
 この位置からだと、スパイダーデイドラと俺の間にはシマウマが居るので、向こうから攻撃されることは無い。シマウマを盾にしている状態だけどねw
 

 アトロナックは雷が効かないので以下同文。
 振り返るとレヤウィンの城門が見える辺り、それほど離れた場所ではないのだ。
 レヤウィンの衛兵は、オブリビオン・ゲートをなんとかしようという気概は持ってないのだろうなぁ……
 

 そしてそのまま時計回りに少し移動して、スパイダーデイドラと対峙する。
 一対一なら、霊峰の指改でいっちょ上がり。
 
 こうしてシマウマは、ギリギリの所で無事に救われたのであった。
 もうちょっと早ければ、普通の馬も救えたのかな?
 

「よく耐えたぞ。もうちょっと早く来てやれば、怖い思いさせずに済んだだろうに、すまんのぉ」
「わんっ、わんっ、わんっ!」
「お前は犬か! 馬なら馬らしく、ひひーんと鳴け!」
「わんっ!」
「ダメだこりゃ……」
 
 まぁエルスウェアからわざわざ連れて帰ったのだから、最後まで面倒を見る責任はあるというものだ。
 ミーシャに丸投げしているけどねw
 

 さてと、問題のゲート。
 
 ん~、閉じとくか(。-`ω´-)
 割と街に近いからね。
 
 
 

 今回のオブリビオンの世界は、塔が五つ。めんどくさ!
 既にデイドラやクランフィアが、こちらに突進してきている。めんどくさ!
 
 
 ………
 ……
 …
 
 
 とまぁ、今回もいろいろと省略な。
 

 全部逃げて、シジルストーンを取るだけだから、語ることなど無いのだよ。
 

 こうして、また一つゲートは閉じられたのであった。
 閉じたゲートはこれで五つ。放置しているゲートは、七つだったかな?
 
 

 シマウマは、無事に戻ってきた。
 あとは鹿がどこへ行ってしまったか、だな。
 ダケイルさんに続いて予言してもらうか。
 
 
 
 
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©発行年-2020 らむのゲーム日記